【'18.3.5_2040追記:告知】pixivの台湾東部地震の「台湾加油・義援金拠出企画」に参加作品を投稿
<参加しました>
1.お知らせ
Twitterのほうで、呟いていたpixiv事務局の「台湾東部地震に対する「台湾加油・義援金拠出企画」:
の1.「台湾加油」作品投稿企画に参加いたしました。
この企画は、2018年2月7日(水)未明に台湾東部で発生した地震被害を支援するpixivによる企画だそうです。企画のキャプションによると、
本企画は、「台湾加油」(台湾頑張れ)をテーマにしたイラスト・マンガ・うごイラ・小説作品を募集するものです。
みなさまの思いを支援につなげるために、企画期間中に上記タグで投稿された作品数の合計×500円を、義援金として拠出いたします。(中略)
本企画によって集まった義援金に関しては、ピクシブ株式会社が責任を持って本災害の緊急救援活動、被災地復旧支援ならびに被災者支援等を目的に活動する国際NGOなどの団体へ寄付させていただきます。
最終的な義援金の総額と寄付先については、企画終了後に開示させていただきます。
とのことです。
連日、花蓮を中心に建物の倒壊場所での救出作業や、その周辺地域の観光事業に打撃が出ている、といった報道をニュースで聞いていました。台湾については、院生時代から交流のある現地大学の学生さんが台湾東部のご出身だと聞いたことがありました。また、博士論文を書くのにお世話になった漢籍のデータベースや論文執筆者に台湾の研究者の方が関わっていたという、これまた、非常に個人的なことですが、力になりたいと考え、イラストと文章の作品で参加することを決めました:
媒体はまたがっていますが、最初に台湾へ旅した時の出来事を回想した旅行記「台湾の思い出」シリーズです。2作品の投稿で、今のところ、1000円分の義捐金が出る計算かと。
「飲み物&お土産の話 in 台北」がタピオカドリンクとパイナップルケーキという個人的台湾の代表フードを取り上げたイラスト作品です:
「馬蹄金チョコの話ほか」が渡台の経緯と現地の学生さんの案内で行った場所での出来事など、まとめた文章の回想録となっています:
台湾東部の震災をサポートするため、台湾に行った時のことがテーマになっております。ですが、どんな研究を自分がしていたのか、修士修了から博士課程への進学の節目にあったことなど、少し、書いております。せっかくなので、メインブログの読者の方にもお読み頂きたく思い、本記事でリンクをまとめました。
何かのよしなに、よろしくお願い致します。
そのようなわけで、 今回は作品投稿での復旧支援に参加しました、というお知らせでした。おしまい。
2.('18.2.28_2008追記) pixiv事務局より「寄付完了のご報告」がありました
早くも、今週頭に台湾東部地震の義捐金について、報告がありました:
本企画により義援金は総額605,591円となりましたことをご報告させていただきます。
また、2月26日(月)をもって台湾衛生福利部の義援金募集口座へ全額寄付いたしました。
皆様からの温かいご支援に厚くお礼申し上げます。
とのことでした。2作品×500円で、1000円分の寄付額でしたが、pixivの太っ腹な企画のおかげで、被災者の方々に間接的ですが寄付ができました。
また、閲覧に加えて、コメント、いいね!をしてくださった皆様、ありがとうございました。
3.('18.3.5_2040追記)pixivisionの特集記事に取り上げられました
pixivのキュレ―ションメディア「pixivision - おもしろいもん観たいじゃん」のタグ「台湾加油」特集記事で、取り上げて頂きました:
文章作品の「「#台湾 の思い出 馬蹄金チョコの話ほか ( #台湾加油 参加)」/「仲見満月( なかみ・みづき)」の小説 [pixiv]」を最後にリンクして頂いています。一緒に取り上げられている作品、どれも素敵なものですので、ご覧いただけたら幸いです。
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【'18.2.15_0118追記:緊急告知】福井県各地の雪害復旧支援のこと~自治体で #ふるさと納税 を受付(福井市ホームページ、産経ニュースほか)~
<大雪による災害からの復旧支援へのご協力の呼びかけ>
- 1.はじめに
- 2.(`18.2.15_0118追記) 「ふるさと納税」での支援受付中の自治体~産経ニュースより~
- 3.('18.2.14_1218追記)支援のお金を「ふるさと納税」として送れるウェブページのご案内
- 4.最後に
1.はじめに
Twitterを中心に、北陸地方、特に福井県各地がこの大雪でライフラインが麻痺状態にあり、食糧や燃料等の物資も尽きかけている、といった被害の報告をこの頃は毎日、目にしております。自分で何か力になれないかと、荷物を送るため出かけた際、福井県の雪害に対する義援金や募金の箱が設置されていないか、コンビニやショッピングモール等のレジや、インターネットで呼びかけページがないか、色々と確認をしておりました。
非常に個人的なことですが、福井県は、フランス文学者の桑原武夫(出生地は一説に、現在の敦賀市)や、漢文学者の白川静(福井市出身、福井県立図書館に「白川文字学の室(へや)」がある)をはじめ*1、偉大な人文科学者に縁のある地域だと考えています。また、昨年の7月には、福井県立大学大学院に関する恐竜研究者養成の取り組みについて、記事を書かせて頂きました:
また、学生時代に大変お世話になった先輩や同期たちに、福井県出身の人たちが身近にたくさん、いました。大学院の研究や弊ブログの記事を通じて、また、学生時代から周囲にいた福井県の方々に「お世話になっていた」ことがあると感じております。
そういった経緯があり、義援金や募金などを色々と調べたところ、
の2つの情報を得ました。緊急事態と捉え、今回はブログで上記2点について情報をまとめてお伝えするとともに、福井県を中心に雪害復旧支援を呼びかけさせて頂きます。
*1:過去には、弊ブログで桑原武夫を中心に、蔵書の問題について特集をさせて頂きました:【目次】「死後の人文学者の蔵書問題」まとめ - 仲見満月の研究室
【ニュース】「京都大 公開シンポジウム 大学の管理強化を問う 13日、立て看板規制や吉田寮議論」(毎日新聞)
昨日、本ブログで取り上げた緊急シンポジウム、および各問題についての記事:
これらのことについて、本日2月8日の毎日新聞の東京夕刊で取り上げられていました:
京都大 公開シンポジウム 大学の管理強化を問う 13日、立て看板規制や吉田寮議論-毎日新聞
オンライン版を転載させて頂き、要点を改めて、見ていきたいと思います。
Topics
京都大 公開シンポジウム 大学の管理強化を問う 13日、立て看板規制や吉田寮議論
毎日新聞2018年2月8日 東京夕刊
公開シンポジウム「立て看・吉田寮問題から京大の学内管理強化を考える」が、13日午後6時半、京都市左京区吉田本町の京都大文学部で開かれる。同大学の研究者や卒業生、学生らによるシンポジウム準備会などの主催。
京都大には、他大で激減しているサークルなどの立て看板が多く残る。構内にある吉田寮は、1913年築の木造で、寮生が自主管理してきた。大学当局との団体交渉で補修などを求めてきた。
大学側は、昨年12月、今まで自由に出せた立て看板の設置場所を限定する規定を公表した。後日、時計台前に立て看板を出した学生2人をけん責処分とした。また同日、従来の吉田寮側との約束と無関係に、「寮生の安全確保」のためとして、寮生は9月末までに退寮するよう告知した。
改めて、シンポジウムのテーマの2つ、立て看板と吉田寮の問題について、情報を加えますと、
- 他大学ではサークル等の立て看板が、京大ほど残っておらず、立て看板こと「タテカン」は京大のユニークな文化の一つになっていること
- 吉田寮は1913年築で、今年で105年経ち、寮生の自主管理のもと、大学当局と団体交渉を行い、補修などを求めてきたこと
の2つです。京大敷地内のタテカンをめぐる問題は、京都市の条例に基づき、学外と接する擁壁に立てかけたタテカンについて、市側から昨年11月中旬に指導されたことが契機となったようです。市の行政指導と、実際に私が京大の11月祭に行き、タテカンの実態を見てきた報告や所感については、次の記事にまとめています:
この京都市による行政指導を機にしたのか、京大の当局は学内の時計台前にタテカンを設置した人たちを処分。
吉田寮の問題については、冒頭にリンクを貼った拙記事に詳しく書きましたが、上記の毎日新聞のオンライン記事にあるとおりです。続きを見ていきましょう。
シンポは、京都大出身の鵜飼哲・一橋大教授(フランス現代思想)と駒込武・京都大教授(植民地教育史)、吉田寮の現役寮生らが、現状とその背景について議論する。
準備会は、ホームページ(https://sites.google.com/view/tatekan-yoshidaryo/home)で山極寿一学長に渡す抗議アピールの賛同署名を集めている。浅田彰・京都造形芸術大大学院学術研究センター所長らが呼びかけ人だ。
準備会は「今の動きは、90年代以降、全国の大学で進む管理強化と執行部への権限集中の延長にある。大学が地域と社会に開かれ、対話を根幹とする自由な学問・研究の場であるための生命線を守りたい」としている。
シンポは無料。問い合わせはシンポジウム準備会(kyoto.u.kanrikyoka@gmail.com)。【鈴木英生】
上記の毎日新聞の記事のリンク元である緊急シンポジウムのサイト「おもしろくも変人でもない京大」をのぞくと、「京都大出身の鵜飼哲・一橋大教授(フランス現代思想)と駒込武・京都大教授(植民地教育史)、吉田寮の現役寮生」の方々に加えて、緊急アピールを呼びかけている方には、「浅田彰・京都造形芸術大大学院学術研究センター所長」ほか、他大学の先生方、京大の周辺の住民、喫茶店の店主、保育園の職員と思われる方など、一人一人見ていくと、様々な立場の方が名前を賛同者として連ねていらっしゃいます。
毎日新聞のオンライン記事には、「山極寿一学長に渡す抗議アピールの賛同署名を集めている」と書かれています。山極総長は耳を傾けて下さる印象を私は京大内にいる様々な方から聞いて抱いています。ですが、シンポジウム「立て看・吉田寮問題から京大の学内管理強化を考える」とその周辺について思うこと - 仲見満月の研究室の中盤に書いたように、今回、問題となってるタテカンと吉田寮の問題担当者は、対話を拒否している副学長の川添氏。また、副学長はこの他にも8人くらいいると、元京大の在籍者に聞いたことがあります。他の副学長は、山極総長や川添氏とは異なる考えを持っている可能性もあります。
ですので、一枚岩でない他の副学長たちに耳を傾けてくれる人を得なければ、総長にアピール署名を直接渡したとしても、交渉はスムーズに進まないのではないでしょうか。大学当局の上層部で会議の話題にできたとしても、総長の一存だけで決められないシステムに、今の京大の執行部や行政指導部はなっていると思われます。
このあたりの団体交渉に関する見方は、シンポジウム「立て看・吉田寮問題から京大の学内管理強化を考える」とその周辺について思うことの終盤に書きました。私が考えているやり方については、私自身、非常に難しいと考えており、あくまで理想ではあります。
現実的には、賛同者の先生方が動いて、京大の副学長になっている同僚や伝手のある大学教員の方に話してみて、少しでも耳を傾けてくれる人を増やすこと。そこから始めてみては、いかがでしょうか。それすらも、難しいかもしれませんが…。とにかく、緊急アピールをされる方々は、既存の署名運動やシンポジウムを行うだけでなく、もう少し、変わった有効なやり方を見つけて、されたほうがいいかもしれません。
何はともあれ、気になる方はシンポジウムに行かれてみては、いかがでしょうか。
おしまい。
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