「市井の女、後宮の女、花街の女」いろんな女たち~矢沢利彦『西洋人の見た十六~十八世紀の中国女性』~

矢沢利彦『西洋人の見た十六~十八世紀の中国女性』平凡社、1990 本書は、タイトルのまんま、16~18世紀、中国にやって来たヨーロッパ人宣教師たち(ほぼカトリック)が見た中国女性(主に漢民族)を解説し、考察した本。分かったことの中では、当時の中国では「男女の別」が重んじられ、女性たちが普段いる屋敷の奥深くに、…