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仲見満月の研究室

元人文学系、現・文理総合学系の「真っ白」博士が大学院とその周辺問題を考える

院生も使える具体性重視のレポート・論文の指南本〜小笠原喜康『大学生のためのレポート・論文術』シリーズ〜

レビュー 研究生活 参考書

大学、大学院は、そろそろ、夏季集中講義が始まるころでしょうか?あるいは、ゼミの課題で、卒業論文に関するレジュメやレポートの作成に追われている学生もいるでしょう。

今回は、課題レポート、卒業論文から修士論文の設計図から完成、そして博士論文の基礎を組むまで、役立ちそうな入門シリーズ本の紹介です。

 

 

●小笠原喜康「大学生のためのレポート・論文術」シリーズ

 

①『新版 大学生のためのレポート・論文術』(講談社現代新書).2009年

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②の新版で、シリーズ中では基礎の基礎。レポート・論文のレイアウトからパワーポイントの効果的な見せ方、卒論の進め方まで「手取り足取り」解説があります。例えば、課題レポートを書くのに、最低限必要な氏名・学籍番号・学部や専攻といった所属情報は、レポートのタイトルと合わせて、ヘッダーとフッターに挿入する際、どのように配置したらよいのか、具体的に図示されていて、参考になります。

 

「5.卒業論文の執筆」には、校正記号の一覧が第5節にあり、研究会のジャーナルや論文集を原稿チェックする先輩方、先生方と記号の使い方の情報を共有しました。結果、印刷会社や出版社と赤入れした原稿をやり取りしたり自分の博士論文をプリントアウトして原稿を推敲していく時、効率が上がったように思います。

 

そのほか、「6.わかってもらえるレポート・論文を書くために」のところは、卒論を書き始める前に読んでおき、一文あたりの文字数、接続詞の使い方を実践したかったです(修論や博論での実践は、書く量が多く、一文一文を読みやすくするところまで、手を入れにくかったので)

 

 

②『大学生のためのレポート・論文術』(講談社現代新書).2002年 

シリーズ第一冊。 最初読んだとき「レポート・論文を書くためのバイブルだ!」と感動し、大学四年間で大変お世話になりました。刊行年が2002年と、かなり古いところがネックではありますが、基本的なレイアウトの説明や卒論スケジュールの立て方は、①と変わっていません。

 

レポート・論文の材料である雑誌論文や新聞記事をコピーし、整理するテクニックや要領も掲載。情報を整理する技術を身につける上で、役立ちそうです。①だと易しすぎる人には、②をオススメします。

 

 

③『インターネット完全活用編 大学生のためのレポート・論文術(講談社現代新書)2003年

②の姉妹編で、レポート・論文の材料の集め方を紹介したガイドブック。

 

インターネット上の検索システムやデータベース、百科事典などを駆使し、パソコン前から動かず、どれだけの資料を集められるのか。挑戦し、実践する方法が満載です。

刊行年は2003年と13年前。古い本ではあるものの、今でもバージョンアップされて、各大学の図書館で契約され、その構成員なら使えるデータベースや論文検索システムも存在します。自分の所属先で、どういったオンラインサービスが使えるのか、ちょっと確認してみるのに役立ちそうです。

 

 

以上、シリーズ3冊を紹介致しました。刊行時、いずれも1000円以内で販売され、お金のない学生には良心的だと思いました。また、新書なので小さく、これらの本を片手にしてもスペースをとらず、他の本を並べつつ執筆をしやすいと考え、選書した次第です。

 

何度もかいていますが、全体的に古い!ほかの書き方指南本で最新の情報を補いつつ、基本的なレイアウトや文献の読み方などは本シリーズを参考にするといった、使い方をしてもいいかもしれません。

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