仲見満月の研究室

元人文学系、現・文理総合学系の「真っ白」博士が大学院とその周辺問題を考える

<岩国旅行記>散策②.岩国城下の博物館・美術館

naka3-3dsuki.hatenablog.com

上の続きです。今回は、錦帯橋の周辺の施設紹介です。

 

 

(以下、2010年3月14日の記録)

 

錦帯橋を渡り、北東(写真①②の手前側)へ行くと、岩国城下の吉香公園に着きます。

 

今回は、公園内外の博物館・美術館を紹介。夏の見学体験と合わせて、書きます。

 

 

〈岩国徴古館〉

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●概要●

岩国市文化財保護課の入っている岩国市立の博物館。

 

展示は、郷土関係の歴史・芸術・民俗および産業に関係した人物についての資料が中心で、旧岩国藩主・吉川家より数回、美術資料、旧藩記録・図書類の寄贈を受ける。

 

徴古館の建物は、昭和17年建てられたもの。平成10年、国の登録有形文化財に登録(以上、当館のパンフレット参照)。

 

入ってすぐのホールには、錦帯橋建設の歴史を模型展示と共に紹介されています。

 

歴代館長さんの趣味か、水彩画・油絵の洋画(日本人・中国人作家)コレクションがあり、1年に一度は企画展で公開しているそうです。

 

●余談●

 

この時の岩国徴古館の学芸員さんは、たまたま日本の幕末が専門。夏には長州征伐の話、山口県内で幕末資料専門の古書店情報など、あれこれ、聞きました。その時聞いた岩国周辺の歴史小話です。

 

長州征伐の時、岩国の士族は周防北部防衛に徹し、攻撃部隊はもっぱら長州(旧長門国・現在の山口県西部)でした(攻撃部隊の中心は、高杉晋作に始まる騎兵隊など身分混成の軍事部隊)。現在、長州戦争の弾薬・武器の資料は、岩国より北の和木町の資料館に

収められているらしいです(小話終了)。

 

 *サイト:岩国徴古館 - 岩国市

 

 

〈吉川史料館〉

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●概要●

 

吉川家由来の文書、刀剣などの武具、屏風や絵画などの美術工芸品を収蔵。吉川家当主が住んでいた屋敷内に展示施設があり、屋外の厩や蔵も見学可能。中でも、「狐ヶ崎の太刀」は国宝。

 

南の展示室には、戦国時代、毛利氏が厳島神社(現在の広島県廿日市市宮島町所在)に奉納した刀剣がありました。(京都は泉屋館博古の厳島神社の刀剣展でも、展示された国の重要文化財あり。)

 

学芸員さん曰わく、勝海舟も第一次長州征伐前、厳島神社に刀を奉納。現在、日本三景のひとつ厳島神社は、歴史的に富がいろんな形で集まる場所。

 

私が「フリーペーパー版のるるぶ旅行ガイド」を見ていると、宮島含む広島エリアに岩国は組み入れてあることが多いです。岩国は広島県に近く、組み入れは不思議ではありませんが、ひょっとしたら、宮島の恩恵もあるのかと感じます。(実際、岩国と宮島は縁が深いですし)

 

 *サイト:吉川史料館トップページ

 

 

〈岩国美術館〉

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 日本刀や鎧、甲冑から陶磁器まで、様々な美術品を扱う美術館。戦国時代の甲冑には、直江兼続の「愛」の字入り兜もびっくり!角が額部分から1メートル超え、張り出した兜が展示してありました。

 

私が夏に見学したとき、1階のロビーでスーツに白手袋の男性達が甲冑を計測したり、白い梱包材らしきものに包んだり、作業が続いていました。

ちょうど、学生の団体が見学に来ており、館長さんが説明されたので、私も便乗して立ち聞きました。

作業していた男たちは、文化庁の職員。メトロポリタン美術館文化庁を経由して貸し出すそうな。文化庁を通すことで、資料のちゃんとした図録も作られるらしい。いわば、お墨付きがもらえることになるのか、館長さんが心なしか嬉しそうでした。

 

 *サイト:岩国美術館

 

 

(以下、2016年9月17日の追記)

 

 他にも、岩国城下では見るところがあります。例えば、岩国美術館の近くにある「岩国シロヘビの館」では、国の天然記念物・シロヘビを飼育し、人とシロヘビの関わって来た歴史を開設した展示があります。ちなみに、シロヘビのお世話も、市の職員のお仕事だそうです。

そのほか、錦帯橋の最寄りバス停には、同市出身の漫画家・弘兼憲史の代表作品の主人公・島耕作のラッピングバスが停車。市内各所を走っていました。現在は不明です。

 

また、機会があったら、私も行ってみたいところです。

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