中国・台湾と日本の飲み物持ち歩き文化の違い
3年ほど前、とある東洋学分野の研究会の会合での話です。私の所属大学が会場だったため、私は雑用を手伝っていました。その時、気づいた「見えにくいカルチャーギャップ」が今回のテーマです。
中国、台湾、それぞれから公演にいらした先生たちに、中国語で
「(自分のタンブラーに)水が欲しいんだけど、いただけないでしょうか?」
と、水筒やプラスティックの飲み物容器をかわるがわる前に出され、尋ねられました。私は中国語で、
「えっと、会場に日本茶や烏龍茶ならありますが…」
と2リットル入りペットボトルを指しました。
先生方はどういう形でお水をお求めになっていたかというと、日本の薬局やホテルの
ロビーにあるようなウォーターサーバーから、飲みほしたタンブラーや水筒に水を補充したかったようなのです。(イメージ/Amazon CAPTCHA)
中国や台湾の大学、ホテルなどに行かれたことのある方は分かると思いますが、ロビーやエントランスの隅にウォーターサーバーが置いてあり、自由に水を出して機械横の紙コップを出して飲んだり、タンブラーやペットボトルに水を補充したり、できるのが一般的なのです。
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