角川ソフィア文庫「ビギナーズ・クラシックス日本の古典」
ついでに、もういっちょレビューします。(*2011年春ごろの日記です)
『大鏡』ほか『源氏物語』や『枕草子』など、日本の古典を読みやすい形で編集した角川ソフィア文庫のシリーズ。
作品の舞台となった当時の土地や地域の地図、登場人物の相関図、年表などが付いています。作品をビジュアルイメージで把握するにはもってこい!
作品中、重要だったり、ストーリーのターニングポイントになったり、そういったエピソードや場面をセレクトし、現代語訳と原文を並べる構成。巻末には、編者の解説や参考文献が挙がっていて、気になったら全編読んじゃえ!とチャレンジ精神に富んだ読者の知的好奇心をくすぐる書き方になっています。
※作品により、こういった付録のコンテンツや掲載順番は異なります。
巻末の角川ソフィア文庫の広告に古典作品の全編現代語訳が載っていたりするんですよね。ここらへん、商売上手だと思いますが、気軽に日本の古典を楽しめるシリーズです。次に『枕草子』に挑戦する予定。
(2016.7.8追記)
現在、Appストア等に電子書籍として配信されているようです。
いろいろ、探してみてください。