仲見満月の研究室

元人文学系、現・文理総合学系の「真っ白」博士が大学院とその周辺問題を考える

大学図書館の裏側で~書誌データを打っている人~

今週、官製ワーキングプアの中で、図書館司書が話題にのぼっていて、思い出した話です。


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学部卒業間際、その手続き等で大学に行ったときの話です。学部の事務に行く途中、他学部から私のいた学部の研究棟の途中、細長い廊下がありました。

その廊下に沿った細長い部屋があって

 

書誌編集室

 

というプレートが掛かっていました。

 

 

図書館で皆さんが本を探すとき、探す本のタイトルや著者名、出版社など書誌データを入力したら検索できる機械がありますよね?

それは、検索端末という機械なんですが、実は検索端末に本に関するデータを打ち込み、記録する作業は全て、人の手で行われているんです。

 

このことは前から知っていたんですが、大学のどこで書誌データ入力作業をしているのか知りませんでした。

偶然、書誌編集室を見つけ、ラックに入った文学全集、図鑑、雑誌類を取り上げ、PCモニタを見ながら、すばやく入力してゆく職員さんたちの姿に、その時の私は、感動しました。

 

本を探す私たち・利用者が何気なく使う検索端末。デジタルで便利な機械で、一見、無機質な本のデータに沢山の人の努力と時間が割かれていることを実感したからです。

 

作業をしていたのは、おそらく、大学図書館に派遣されてた、司書の資格を持つ派遣社員の方々でしょう。月々、よくて税金などを差し引かれて15万、少ないと10万円ほどの給与です。

 

こういうことって当たり前のことかもしれません。しかし、デジタル通信のインフラ化が進み、人間関係が希薄になったと言われる現代だからこそ、パソコンの向こうで、作業する人の存在に気づくことって、なかなか、ないような気がします。

 

今まで、いつも利用している図書館員の方が不親切だと、イライラしていたことがありました。今回、図書館司書のワーキングプアと貧困に関する記事を読みつあ、「職員さんのことも考えて、利用態度を改めよう。」と反省したことを思い出しました。

 

 

当たり前に私達が使っているサービスの裏には、ちゃんと生身の人間がいて仕事をしていること。そのことを認識し、サービスを提供してくれている人たちを気遣うことって、大切なことなんだと思う出来事でした。

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