仲見満月の研究室

元人文学系、現・文理総合学系の「真っ白」博士が大学院とその周辺問題を考える

西田亮介「国立大学の授業料と減免制度(全額、また半額免除)について」に関するメモ

Twitterで流れてきたYahoo!ニュース個人の記事です。ざっと一読し、思ったことをメモとして書きました。あと、身の回りであったこととか、抜け落ちてそうな、同じ国立でも大学ごとに違う減免や免除に必要な基準とか。



国立大学には、授業料減免という措置があって、私の友人にも国立大学に行っていた人で、両親の退職にともない、進級する直前の2~3月授業料減免申請のスケジュールを確認していました。

 

この友人は、事前に両親の定年退職が同じ年度内にくることが分かっていたため、12月の授業料減免申請の説明会に出て、学部と学籍番号を事務職員に告げ、申請する権利を手にしました。つまり、国立大学によっては、「授業料減免を申請したいなら、事前に説明会に出ておかないと、申請する権利はありませんよ」という手段をとっているところもあるのです。

 

この友人によれば、説明会は数回あったそうですが、経済的な困窮でバイトと授業に忙しく、どの説明会にも出られなくても、事前に事務職員にその旨を伝えることで、申請する権利を手にした人もいました。が、やはり、説明不足で、両親の所得の証明書を集めるのに説明会に出ていなくて分かりにくか、自ら事務室に出向いて確認していた人もいたようです。

 

ちなみに、私のいた国公立大学の大学院にも、授業料減免申請制度はありました。私も、両親の退職があったので、早めに書類を集めないといけず、スマホ片手に片方の親と連絡を取りながら、役所に行ってもらい、所得を示す証明書を取得してもらい、また無収入を示す書類やらを書いてもらい、大変でした。うちの両親は非常に協力的な人たち(学費負担のために働き過ぎて、二人とも倒れた経験あり)でしたので、授業料が免除になった年もありました。


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問題なのは、いわゆる毒親を持つ学生の場合。下のリンク先のT氏の通う東北大学のように、授業料減免、免除には実質的に親の所得を示す書類が必要だったとのこと(なお、京大などのように、学生個人の生計の書類を出せばよい国立大学もあるそう)。

しかし、申請しようとしても、T氏の親は進学を妨害する等をしてくる毒親であり、もちろん、子が授業料減免や免除をしたくとも、書類を準備することに協力はしなかったそうです。 

 

タイトルどおり、日本という国は、親が子を慈しみ、子のために行動するというポシティブな親子愛を前提に設定されている制度が多いようで、そうじゃない毒親育ちの苦学生は、自前でやっていくのが困難な就学システムになっている気がします…。

 

あとは、以下のような形で毒親さんは、困るかと。

 

 

 

就職するとき、賃貸住宅では、連帯保証人に両親や親戚の署名や印鑑が必要だとも聞きまして、先に就職した友人たちに聞いても、そのあたりは面倒くさいそうです。

 

そろそろ、全体的に高等教育機関の授業料減免や免除、給付奨学金などは、日本も未成人でも18歳前後から、自分の身の振り方くらい、自立してできるシステムに変えていってもいいんじゃないでしょうか?

 

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