【続報】外部機関のアカハラ対策への活用について~衆議院議員 河野太郎「雨もしたたる研究者の皆様へ」~
本日は、次のアカハラに関する第三者機関活用の続きとなります。:
河野衆議院議員の公式サイトで、次の報告が出ました:
アカハラ対策に関する部分だけですが、転載させていただきますこと、ごめん下さい。
雨もしたたる研究者の皆様へ
2017.06.06
アカハラ
深刻なアカハラが起きているということ、各大学の内部ではなかなか対応できていないということは文科省にも共通認識があります。
そのため、文科省から国立大学に対して学外にアカハラ対応の機関を設ける取り組みを求めてきました。
平成18年度から外部の民間相談機関を活用し始めた群馬大学は、導入当初と比べて相談件数が3倍に増えており、また、平成28年4月に外部のNPO法人と契約した関学は平成26年度と比べ、平成28年度は相談件数が6倍に増えた等、事例を紹介してきています。
国立大学ごとのアカハラ対応の外部機関の一覧表を文科省のホームページの最もわかりやすいところに設置してもらうと同時に、外部機関の設置に期限を設けるよう文科省に申し入れしています。
文科省は、外部機関の設置状況の調査をはじめます。
冒頭に示した前回の河野議員の報告と比べて、新情報がアップされています。
それは、第3段落の外部の相談機関や団体に活用した群馬大学、および関学の事例です。
平成18年度から外部の民間相談機関を活用し始めた群馬大学は、導入当初と比べて相談件数が3倍に増えており、また、平成28年4月に外部のNPO法人と契約した関学は平成26年度と比べ、平成28年度は相談件数が6倍に増えた等、事例を紹介してきています。
相談件数が群馬大学は導入した年から3倍、関学の場合は6倍に増えた、という数字だけで、けっこう、 インパクトがあります。この増加をどう見たかというと、私は外部に相談できる場所ができたということによって、それ以前に当事者たちが出せなかったことが一気に相談数に表れたのではないかと思いました。
「国立大学ごとのアカハラ対応の外部機関の一覧表を文科省のホームページの最もわかりやすいところに設置してもらうと同時に、外部機関の設置に期限を設けるよう文科省に申し入れしています」という報告が出てきますから、日本の教育・科学行政のトップから各国立大学へ、外部機関の利用を通達することになるのではないでしょうか。
前回の記事でお知らせしましたように、来週には、
アカハラに関しては、6月19日、21日に行われる国公私立大学の教務連絡協議会で、第三者機関の活用に関する説明を行うことになっています。
文科省としても今後、踏み込んだ対応をしていく予定です。
という教務連絡協議会で説明が大学になされるそうですから、今回の続報の、更なる続報として来週以降、河野議員の報告を待ちたいと思いました。
以上、外部機関のアカハラ対策への活用に関する続報でした。