仲見満月の研究室

元人文学系、現・文理総合学系の「真っ白」博士が大学院とその周辺問題を考える

【同人活動‐イベント報告】第二回文学フリマ京都, 2018.1.21~それと科学ニュース新刊の通販&委託での対応について~

<報告レポートです>

1.はじめに

昨日の第二回文学フリマ京都では、イベントスタッフ、ボランティアスタッフの皆さま、当サークルの売り子さんお二人、そして弊同人誌を手に取って頂いたり、お買い上げ下さったりした参加者の皆さま、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。おかげさまで、無事、ブースでの頒布を終えることができました。

 

前回の直接参加イベント報告:

【同人活動‐イベント報告】COMIC☆PARTY29 in 恋都祭, 2017.11.5 - 仲見満月の研究室

では、設営から終了後まで、時間を追ってレポートを書いていきました。今回は、自分が出店主だったこともあり、売り子さんお二人に手伝って頂き、また弊サークルに着て頂いた方の質問、リアルタイムでTwitterを見て他の参加者の方が呟いておられたこと等、ポイントを挙げて振り返ってみたいと思います。

 

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 (画像:第二回文学フリマ京都のパンフレット、執筆者撮影)

 

 

2. ブース設営まで

今回は頒布する同人誌の種類が3種類に増えたこともあって、値札を入れたカード立てやイーゼル等を買い足しておりました。加えて、事前に持っていくものリストを作成し、全日の夜、チェックリスト片手にキャリーケースから荷物を取り出して、ポーチや紙袋をのぞいては、忘れ物がないか、と確認。途中で持っていくと便利なものを思いつき、書き足して詰めたものもありました。

 

当日は、頑張って早起き。会場到着後、売り子さんと一緒に設営。指示を出すのが下手な私は、取り出した後のテーブルクロスの袋や、同人誌の入っていた箱を閉じるのをお願いするくらいしか、思いつかず、手持ちぶさたにさせてしまった感じでした。

 

そうやって、ガチャガチャとキャリーケースから設営道具を取り出して、テーブルクロスを敷き、ブースをととのえました↓

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3. 頒布時間中(11~16時)

売り子さんのお二人と出店主の私とで、休憩や他のブースを見て回る時間と当ブースにいる時間とを開始前に決め、シフトを組んで頒布を行いました。最初、こちらに来れらた方に私が声をおかけしていたら、声が大きかったようで、お隣のブースの方の耳に響いてしまい、ご注意を受けました。自分が大声を出されて、耳に響いて痛いのは、分かるはずなのに、大声を出してしまいましたこと、この場をお借りして、再度、お詫び申し上げます。大変申し訳ございませんでした。

 

私がブースに入っていた前半(11~13時)、プッシュしていたのもありましたが、忍者学の特集をしていた人文・社会系ニュースの秋号が、少しずつ、減っていくようにお買い求めになる方がいらっしゃいました。:

c.bunfree.net

立ち寄られた方には、「甲賀忍者の研究についても、書いてほしい」というご希望や、「国際忍者学会が設立れると聞きました」と、最新の情報を持ってきてくださった方がいられました。甲賀忍者の研究については、現在進行形で古文書の解読が進み、色んなことが分かってきているようなので、続報を取り上げられたらと考えております。国際忍者学会については、先日、取り上げたばかりですので、リンクを貼っておきます:

naka3-3dsuki.hatenablog.com

 

途中で、自分が他の出店者の方のブースとお昼ご飯の休憩時間となり、交代しました。Twitter文学フリマ京都について、検索したところ、「ブースの机に配置番号を振ってほしい」というツイートを何件か、見かけました。一応、弊サークルのブースでは、

【告知:「分室」】「いよいよ、第二回 #文学フリマ 京都が迫る!出店のお知らせ #bunfree 」 - 仲見満月の研究室の画像にありますように、今回、壁際の「島」のブースの更に端っこだったため、机の長い辺に対して、サークルナンバーを入れた「お品書き」を垂直方向に向けて、立てていました。ただ、机の正面に来られた方には見えにくかったようですので、途中で戻って来た時、ぐいっとポスター立を机の正面に向け直しました。次回は、机正面に掛けたテーブルクロスに配置番号を書こうかな、と考えております。

 

ちなみに、会場内の「屋台」は、カレーをはじめ、行列ができておりました。たまたま、パイ生地のたい焼き屋さんの列が短かった時があり、並んで買いました。戻った時、売り子さんに差し入れしたところ、おいしかったとのことです。私のほうは、みやこめっせの向かい、ロームシアター内のお店でお昼ご飯を買って、食べました。

 

他のブースや見本誌置き場を回り、買い物をした後、ブスに戻って売り子さんの一人とと交代。すると、お菓子の入った袋が届いておりました、どうやら、弊ブログをご覧になった他の出店者の方が訪問されてお買い物の際、下さったと店番していた売り子さんに聞きました。弊サークルは弱小ですが、ブログの読者の方がお越し下さることもあり、とてもありがたく、嬉しかったです。

 

2回目の店番では、生物学特集をした科学ニュースの昨年秋に出した号を手に取って下さる方が、ちらほら。そのまま、カワウソの表紙を気に入られたのか、お買いになっていかれる方がおられました。こちらの本です:

c.bunfree.net

 

その間に、新刊の見本誌をご覧になる方がいて、既刊の生物学特集の号と一緒に買って下さったり、また休憩時間にお邪魔した出店者の方が来て、お買い求め下さったり、しました:

c.bunfree.net

ページ数が増えた関係上、700円と高かった自覚があったので、「高いですけれど、本当のよいのですか?」とこちらから聞いてしまったことがありました。

 

忍者学の特集本は、残り1冊が売れました。16時前に、この本の在庫を積んでいた場所に完売の札を置きながら、買ってくださった方々に感謝をしました。

 

16時の10分前くらいから、片づけを始めましたが、準備の時と同じように、指示を出すのが難しく、スムーズに片付けがいかず、机をたたみ、折りたたんだ椅子をその上にのせるまで、自分の体感時間としては、30分くらいかかったように思います。

 

 

4.頂いたご質問で多かったものについて 

さて、私がブースに入っていた時、繰り返し頂いた質問がありました。それは、「何で、学術ニュースの同人誌を作ってるんですか?」というご質問です。

 

理由は、科学ニュースの昨年の秋号(カワウソ表紙の本)のあとがきに書いたことが1つで、同人活動をかつてしたことがあったから、です。2つ目の理由は、研究をしてる人の成果等を伝えたいからです。同人誌に収録しているニュースには、新聞の三面記事のように、今までは小さく扱われるようなニュースもあると思います。

 

ここメインブログでは、院生や院卒者、研究者を取り巻く社会問題のニュースに言及しています。ですが、本当はそういう問題がなくなって、研究成果を中心に、発信できるようになるのが、ブログのゴールとして、私の希望なんですね。詳しいことは、こちらで少し触れています:

naka3-3dsuki.hatenablog.com

 

そういうわけで、今のところは、研究ニュースを中心に取り上げる同人誌を作っております。

 

 

5.最後に~科学ニュース新刊の通販&委託での対応について~

第二回文学フリマ京都を終えて、売り子さんお二人をはじめ、たくさんの方に支えて頂いたように感じました。私がブースにいなかった間に、訪問にいらした他のブース出店者の方のサイト等には、後日、改めて行かせて頂きたく考えております。

 

さて、ご予定やご都合が合わず、みやこめっせの会場まで来られなかった方に、通販のご案内です。 弊サークルでは、既刊の各ニュース同人誌の2017年秋の増刊号につきまして、次のページでお買い求め頂けます。
naka3-ken.booth.pm

naka33dsuki.thebase.in

送付準備や梱包材により、イベント価格より50~60円高めになります。ご了承ください。

 

昨日、初売りした、『なかみ博士の気になる科学ニュース』2018年1月 冬の増刊号につきましては、少し、取扱いまで対応にお時間を下さい。と言いますのは新刊に収録している次の記事:

自主財源の確保が科学研究には重要~「山中教授が「iPS細胞研究基金」への寄付…「研究所の教職員は9割が非正規雇用」…」【投げ銭note】(キャリコネニュース)|仲見満月(なかみ・みづき)の「分室」|note」と関連したニュースがあったからです。それは、本日、そのiPS細胞研究所に所属している山水特定拠点助教 が「発表した論文の図に、捏造(ねつぞう)や改ざんの研究不正があることが分かった」という報道です:

www.asahi.com

こちらのオンライン記事によれば、山水氏は以下のような経緯で研究を行い、論文に書いたところ、疑わしい点が指摘され、調査の結果、そして山水氏本人が認めたことで、捏造と改ざんが明らかになったようです。

 京大によると、不正があった論文は、同研究所所属の助教が筆頭著者で2017年2月、米科学誌ステム・セル・リポーツに発表した。論文では、iPS細胞から「血液脳関門」と同様の特徴を持つ脳の血管内皮細胞をつくったとしていた。血液脳関門は脳を守るために、脳に入る血液中の物質を制限する働きがある。

 

 その後、論文の信頼性について疑義があるとの情報が同研究所に寄せられ、実験の測定値のデータから論文の一部のグラフの再構成を試みたが再現できなかった。このため、京大が予備調査を経て、本格的な調査を進めていた。

 

 ログイン前の続きその結果、論文を構成する主要な六つの図すべてと、六つの補足図のうち五つで捏造(ねつぞう)や改ざんが認められた。これらの多くは、論文の根幹をなす部分にあり、論文で主張する内容に有利な方向に操作され、結論に影響していたという。論文の撤回を出版社に申請しているという。

 

 また、図の作成や図のもとになった測定結果の解析はすべてこの助教が担当しており、共著者は関与していないとしている。

京大iPS研助教の論文で捏造・改ざん 調査結果を発表:朝日新聞デジタル

 

朝日新聞デジタルの「山中所長「強く後悔、反省」 京大iPS研の論文不正」によると、山中所長と京大の副学長らによる謝罪会見が行われ、次のような不正防止の対策が行われていましたが、不正を見抜けなかったと説明がされたと伝えられています。

 山中所長によると、助教本人も不正を認めているという。CiRAでは、論文不正を防ぐために定期的に実験ノートを提出させ、論文発表時に生データも提出させてきた。山中所長は「こうした対策をとってきたつもりだったが、残念ながら論文不正を見抜くことはできなかった。私たちがやってきたことが不十分だった」と語った。

 

 一方、CiRAや他の研究機関が計画している臨床研究や治験とは「全く無関係の論文であることはご理解いただきたい」と述べた。

 (山中所長「強く後悔、反省」 京大iPS研の論文不正:朝日新聞デジタル

「CiRA」は、iPS細胞研究所のことです。先ほど、夜のNHKニュースでも取り上げられていました。不正防止を行い、更に外部から指摘された後も調査を重ねたと思われます。「CiRA」には、調査結果の概要以下、次のような結果を発表していました:

研究活動上の不正行為に係る調査結果について|ニュース|ニュース・イベント|CiRA(サイラ) | 京都大学 iPS細胞研究所

 

捏造や改ざんはやってはならないものです。ですが、山水氏の肩書は「特定拠点助教」であり、任期つきのポスト、あるいは契約更新を毎年繰り返していくような、不安定な雇用形態であったことは察せられます。実のところ、山水氏が不正をしてしまった背景には何があったのかはわかりませんし、山水氏をかばってはいけません。今回、問題とされた研究は、iPS細胞研究所のメインの研究ではなかったとはいえ、それに研究者として食べていくための生活がかかっている人たちは、たくさん、いたと思われます。昨今の様々な研究機関の非正規雇用される研究者の事情を知っている私は、「CiRA」でさえ継続した研究資金を得られるわけではないことがあり、研究職員によっては安心して研究できる環境ではなかったのかもしれないと、私は思うところが多かった報道内容でした。

 

科学ニュース同人誌の新刊で、iPS細胞研究所の研究資金を自前で調達しようとした基金設立や活動を取り上げ、正直、応援していた私としては、大変、残念なニュースでした。科学ニュース同人誌の新刊につきましては、思うところは色々とあり、このままの形で、頒布することは自分の考えとして頒布はできないと考えました。そのため、通販での取り扱いを延期し、また、2月の名古屋と札幌のイベントでの委託参加につきましては、自分の気持ちを整理した上で一筆書いた用紙をはさむ等、対応をさせて頂きたいと考えております。ご理解頂けましたら、幸いです。

 

 

最後に、昨日の文学フリマで頒布した同人誌につきまして、さっそく、ネット上で感想を書いて下さった方々もおられたようでした。学術研究の世界は、さまざまなシステムや制度の問題が出てきており、かつてその片隅に身を置いていた私は、精神的に落ち込むこともあります。扱いが非常に難しい話題も多々ありますが、これからも、情報発信を続けたいと思っております。

 

おしまい。

 

 

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