本日で開設2周年!感謝の言葉~それと今年度に入ってから気になる学術業界のニュースや問題~
このブログ1周年の時に書いた記事:
それから、更に1年が経ち、本ブログは2周年を迎えることができました!ひとえに、皆さまが支えてくださり、おかげ様で、ここまで来れました。このブログ開設から、仲見満月という名前も本日、「誕生日」を迎えました。ありがとうございます!
昨年秋、同人活動を「仲見研」で唐突に始めてから、半年くらい。大学・大学院の関係する様々なニュースをネットを介し、アカデミック・ハラスメントの対処法をはじめ、ブログで発信し続けて、情報を蓄積してきました。ネットニュースでしか取り上げれなかった事案についても、最近はテレビで放送されることがあるようで(私はリアルタイムでテレビをあまり見ない)、日本社会も徐々に変わっていているのかと感じております。
大きなものとしては、科研費のことがあります。今年度に入って、科研費の仕組み、研究費の使われ方、申請されているテーマをめぐって、疑問が呈されていました。科研費の使われ方、テーマについては、国会議員のなかに疑問視し、追及すべきでは?という意見を持っている方もいるようです。それを受け、私は 「「横やり」が入ることが増え、きちんと反論や主張しをなければ、昨年までは出ていた額を丸ごと取り上げられ、ゼロにされるケースも出てくるんじゃないか」と、本格的に心配しています。若手研究者には、科研費の申請に委縮している人もいるのでは?と。
それに対して、「自由で闊達な言論・表現空間を創造します|法政大学」(2018.5.16付)という動きがありました。ニュースメディアによる詳しい背景の分析や考察は、
私が「研究予算を召し上げられるかもしれない」と危惧していたことに対して、法政大学の総長より、声明が出ていました:
— 仲見満月👻7/16テキレボ7th【委託-10】 (@naka3_3dsuki) May 24, 2018
法政大学「学問の自由」に関する声明発表「本学の研究者たちに、恫喝や圧力と取れる言動が度重ねて起きている」キャリコネニュース https://t.co/1O9tsKIMkg
のツイート内のリンクをご覧ください。
「学問の自由と、研究資金の使われ方に対するチェックの問題は、違うだろうし、声明は重要点のすり替えがされているのでは?」というような、声をネット上で見かけています。チェックが厳しくなれば、いずれ、研究者たちは「非難されないだろうか」と縮こまってしまい、将来的には多様な研究ができなくなてしまう恐れは否定できません。法政大の総長声明には、明治大学が賛同を示すような声明を発表しました:
ちゃんと、声明が大学側から出されましたが、複雑な科研費ほか、研究費の申請や支給の制度は複雑であり、問題点は整理されていないように思います。その一方、職業研究者に必要と思われる手当が十分になされていないのでは?と思われるような、研究費の不正使用のニュースをポツポツと目にすることがあって、まだまだ、情報発信が足りず、うまく伝えられていないことがあると認識しました。
力不足ではありますが、これからも地道に情報発信をしていけたらと思います。
最近の活動としましては、仲見満月の活動をまとめておき、過去のブログ記事を中心に掲載する「記録倉庫」としてのサイト:
を設置いたしました。最新の記事は「研究発表をやむを得ずにキャンセルする時のことを考えてみた~学会や研究会等での話~ | なかみ博士の学術系問題研究所」です。
また、来月の同人誌即売会の委託参加情報をまとめました:
ご覧ください。
本ブログを続ける過程で、精神的・物理的に支えて頂いた皆様には、感謝してもしきれません。重ねて、お礼申し上げます。
最後に、お願いがございます。今月は弊ブログの開設記念=誕生月ということで、お祝いをください!
- 「恵んで下さい」リストより、載せている物でしたら、どれでも嬉しいです
-
通信販売をしております。自分で企画した本を購入してもらえたら、励みになります↓
naka3-ken.booth.pm
どうぞ、以後も弊ブログともども、仲見満月を宜しくお願い申し上げます。
おしまい。