【紙の本&電子版】『なかみ博士の気になる学術系ニュース』'20年10月 秋号の情報まとめ~「日本古典文学のすすめ」特集号
- 1.はじめに
- 2.『なかみ博士の気になる学術系ニュース』'20年10月 秋号の詳細
- 3.収録記事リスト(目次)&試し読みリンク集
- 4.本誌の編集・構成していた時の裏話
- 5.【BOOTH通販】紙の本のオンデマンド受注、電子版(PDF)の取り扱いについて
1.はじめに
作業を進めていた9月の新刊のお試し版がいい感じに刷り上がりましたので、ここで情報をまとめておきたいと思います。
恒例の表紙画像の公開から↓
2.『なかみ博士の気になる学術系ニュース』'20年10月 秋号の詳細
サイズや本文の長さなど、仕様の情報です↓
・タイトル:『なかみ博士の気になる学術系ニュース』2020年10月 秋号
・特集「日本古典文学のすすめ」
・著者:仲見満月(なかみ・みづき)
・発行年月日:2020年9月6日 初版
・ページ数:52ページ(本文、モノクロ)
・サイズ:B5(高さ25.7×幅18.2センチ)
・価格:1200円
この号の日本の古典文学特集では、平安時代の和歌や歴史物語に始まり、中世の随筆や説話、そして御伽草子までを取り上げる内容になっています。
頒布する予定の即売会は未定で、また改めてお知らせするつもりです。しばらくお待ちください。
くるみ表紙の全体的な様子は、pixivページで公開しています。だいたいの雰囲気は、以下のような感じ↓
3.収録記事リスト(目次)&試し読みリンク集
【特集:日本古典文学のすすめ】
◆こんな百人一首漫画が欲しかった!~杉田圭『超訳百人一首 うた恋い。』シリーズ~
◆児童書で読む平安時代の衣食住と恋愛~川村裕子『平安女子の楽しい!生活』 (岩波ジュニア新書)~
◆上流身分の人々を「四コマ文法」で皮肉った古典随筆作品~兼好法師『徒然草』~
◆現代日本のギャグ漫画や伝奇みたいな『今昔物語集』や『宇治拾遺物語』の話~古文や漢文をもう一度~
◆【メモ】日本と中国における人間の姫君と狐の異類交流譚~2019年センター試験 古文出題の「玉水物語」、および「封三娘」の情報まとめ~
あとがき
続きを読む映画『パブリック 図書館の奇跡』を見る~公共図書館から見える米国の社会ほか~
<社会派ドラマの映画を見てきました>
- 1.はじめに
- 2.映画『パブリック 図書館の奇跡』の内容と感想コメント
- 3.この作品から分かることや合わせて見てほしい映画作品
- 4.おわりに
1.はじめに
2020年4月くらいに、先行オンライン試写会が一部のフォロイーさんの間で話題になっていた映画。いちばん近い割引デーに、見に行ってきました。
主役は図書館員と利用者のホームレスたち。これは、寒波が襲うシンシナティの公共図書館で、屋根のある暖かな場所を求めた彼らの抵抗による一夜の事件。
(出典:アンティークな本棚イラスト - No: 1503833/無料イラストなら「イラストAC」)
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クッキー「レスポワール」の缶を文庫本ケースに使う話~ #トーハク こと東京国立博物館のグッズ通販~
<Twitterの記録から>
- 1.「杜若」の文庫缶ケースある暮らし(2020.7.24、21時台の追記)
- 2.レスポワールって、具体的にどんなお菓子なの?
- 3.おわりに
1.「杜若」の文庫缶ケースある暮らし(2020.7.24、21時台の追記)
先月2020年6月半ばの話だったと思います。Twitterを見ていたら、美術史のアカウントのツイートがあって、東京国立博物館(トーハク)のグッズについて、
「缶ケース入りの焼菓子レスポワール(挟み焼きクッキー)のセットがあって、賞味期限が近いため、半額近くの500円ほどで割引セールをやるそうです」
という情報がありました。
そのツイートをよく見ると、トーハクのミュージアムショップ通販で買える缶ケースには絵柄があり、片方が桜、もう片方が「杜若」(かきつばた)のものでした。商品としては、2016年には販売が始まっていた様子↓
【ショップ新商品情報】人気の四季花鳥図巻(酒井抱一筆)モチーフの新商品。神戸風月堂のレスポワールセットです。缶の図柄は「さくら」と「杜若」の2種。各972円(税込)。お土産にどうぞ! pic.twitter.com/p8kK5U3wnw
— トーハク広報室 (@TNM_PR) 2016年2月11日
https://twitter.com/TNM_PR/status/697616331911401476?s=19
青紫の杜若の絵に惹かれた私は、さっそく注文。その月の終わり、届いた箱から中身を取り出して、缶を開き、サクサクするレスポワールを食べました。翌日に話を聞き付けた家人がやって来て、クッキーはあっという間に食べ尽くされ、空っぽに。
さて、私の真のお楽しみは、ここからです。缶の柄を目的に買い、何が入るのか探しました。試行錯誤の結果がこれ↓
食べた後の缶は、サイズがほどよい文庫本のケースとして再利用しています。積読本の多い我が家では、この缶は読みかけ文庫本を入れておいて、ホコリ避けにするとに使いやすい! 私にとって本を入れるケースは生活の道具であり、心惹かれる絵柄の缶を使えば、読書のたび、ウキウキします。
そういえば、心惹かれた割に、私はこの「杜若」の絵画自体、まったく知りませんでした。少し、Googleで検索して調べてみたものの、なかなか、合う柄の絵は見つかりません。そこで、「画像検索 - 東京国立博物館」にアクセスし、検索窓に「杜若」と入力して検索。ヒットしたうちのイメージが近い作品がこちらでした↓
●C0007583 皇居造営下絵_杜若に鷭図 - 東京国立博物館 画像検索
レスポワールの缶の花びらや茎の色を明るくしたら、この皇居造営下絵に近い感じではありますが、缶に使われた構図はこの絵に見えません。
今度はGoogleの検索窓に「かきつばた」、「東京国立博物館」、「缶」と入力。検索をかけたところ、同じミュージアムショップで売られている缶入り焼き菓子入りの商品がヒットしました↓
●東京国立博物館ミュージアムショップ / 八橋蒔絵螺鈿硯箱缶入クッキー(入荷後順次発送)|
見た感じ、売れ筋のグッズではあるものの、こちらも構図が違うみたい。蒔絵の様子が再現されていて欲しくなりましたが、その時は買うのが目的ではありませんでした。
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