仲見満月の研究室

元人文系のなかみ博士が研究業界の問題を考えたり、本や映画のレビューをしたりするブログ

歴史学

【2017.5.14_0140追記:ニュース】歴史学の成果を伝える難しさ~「歴史の複雑さ伝える 「応仁の乱」がベストセラー  呉座勇一さん(歴史学者)」(東京新聞)~

<今回の内容> 1.はじめに 2.「歴史の複雑さ伝える 「応仁の乱」がベストセラー 呉座勇一さん(歴史学者)」の記事について 2-1.呉座さんの著書タイトル 2-2.呉座さんが日本中世の研究を始めた契機と歴史観の多様さについて 2-3.以前の著書…

「忍者もの」のフィクション作品と人文科学~「「トカゲ丸焼き」で毒薬配合…甲賀の「秘伝」忍術書見つかる」(ITmediaニュース/産経新聞)~

<甲賀の「忍術書」と人文科学について> 1.「「秘伝」忍術書見つかる…甲賀の「秘伝」忍術書見つかる」(ITmediaニュース/産経新聞)の概要と甲賀忍者のイメ-ジ 2.「渡辺家文書」から分かる甲賀忍者とフィクション作品の忍者もの 3.今回の「甲賀の「…

成立過程が歴代王朝の正史・明清の国家的編纂事業に似た「中国版Wikipedia」"Chinese Encyclopedia"計画(engadget日本版より)

<長い中国の歴史と"Chinese Encyclopedia"計画の繋がりについて> 1.はじめに 2.「中国政府、中国版Wikipedia構築のため2万人を雇用へ。」について 2-1.ニュース記事の内容 2-2."Chinese Encyclopedia"計画と歴正史の成立過程および明清の国家…

【目次】人文学・人文科学の「価値」やそれに携わることについて

naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com <番外編> naka3-3dsuki.hatenablog.com

続・人文学の「価値」を「正面から問うこと」の一連の議論について

本記事は、次の記事の続編に当たります。 ①【追記】人文学の「価値」を「正面から問うこと」の一連の議論について naka3-3dsuki.hatenablog.com ①の記事について、4月15日あたりにKASUGA, Shoさんにお読みいただき、Twitter上で話し合いをさせて頂きました。…

よく知られていない学芸員の話 その2:学芸員の仕事となり方について~美術館を中心として~('20.5.22、2時台にリンク切れ確認と #リンク貼り直し 済み)

2字<その2の内容> 5.その1の内容について 6.学芸員の仕事とは? 6-1.人文・社会学系の学芸員の仕事の概要 6-2.栃木県立美術館の学芸員の仕事 6-3.東京都現代美術館の学芸員の仕事 6-4.アメリカの学芸員について 7.学芸員のなり方 …

【2017.4.20_1310更新】よく知られていない学芸員の話 その1:山本地方創生担当大臣の「学芸員はがん」発言から

<その1の内容> 1.はじめに~山本地方創生担当大臣の2017年4月16日の発言の経緯~ 2.実際の学芸員は、どんな仕事をしているのか? 3.今回の山本地方創生担当大臣の発言へのネット上でのツッコミ(2017.4.20_1310更新) 4.まとめ 1.はじめに~山本…

【追記】人文学の「価値」を「正面から問うこと」の一連の議論について

<今回の記事内容> 1.はじめに~一連の議論の簡単な経緯~ 1-1.「人文学は何の役に立つのか?」(道徳的動物日記)からの出発 1-2.そもそも、この議論での人文学とは? 2.人文学の「価値」に対する仲見満月の私見 2-1.「人文学は何の役に立…

【目次】研究活動や論文執筆とその周辺に関するライフハック的なこと~主に文系~

1.研究の進め方に関すること 2.学会や研究会の手続きから大会・集まりまでに関す諸々のこと 3.論文執筆とその周辺に関すること 1.研究の進め方に関すること naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com n…

日本史を学びたいと望む乙女たちへ~堀江宏樹・滝乃みわこ『乙女の日本史』~

(以下、2016.8.10の追記) ここ最近、過去の日記整理をしていて、海外や異文化のことを過去の私がどう捉えていたのか、振り返る作業をしておりました。 日常的に「異文化」と接するということ~自分の経験と大学院での日々~ - 仲見満月の研究室 【目次】<…

中国史研究をする人へのスタンダードな入門書~礪波護・岸本美緒・杉山正明編『中国歴史研究入門』~

かれこれ、十数年前、私が東洋学を始めたとき、テキストとして買わされ使っていた本を今回、紹介します。今まで、中華圏に関する記事を書いてきたので、そもそもの原点回帰という意味で、です。 礪波護・岸本美緒・杉山正明編『中国歴史研究入門』名古屋大学…

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