仲見満月の研究室

元人文系のなかみ博士が研究業界の問題を考えたり、本や映画のレビューをしたりするブログ

旧暦で端午の節句、東アジアの七夕等

*5年ほど前の日記です。ちょうど、京都にいた時の話。

 

この時期、ちまきを探したものの、簡単に見つかるはずもなく、和菓子屋さんで餅を買い、京都は鴨川デルタへ!濃い味の伊右衛門を選び、河原で食べました。

  

急に出かけたのは、夕方。この日、中国文学関係の中国人の留学生に「今日は旧暦の端午の節句ですよ」と教えてもらったから。

 

中国の戦国時代、楚の国の政治家で詩人であった屈原の悲劇が起源となって、端午の節句って始まったそうです。

(詳しくは、こちらをチェックしてみてください。)

 

日本や韓国は端午の節句新暦(西暦)の5月5日で祝い、どちらも祝日になっています。香港、台湾や大陸中国新暦と旧暦、どちらが祝日なのか?あるいはお祝いはするけど、特に祝日としては定めていないんでしょうか?

(*2016年6月では、大陸中国端午節は前後1日ずつはさんで、3日間が祝日でした)

 

そのほか、ほかのアジア地域、欧米やアフリカなどは端午の節句の過ごし方が気になっています。

 

「最近、チャイナタウンで端午の節句を祝う習慣が始まったよ!」

 

「地元で菖蒲祭りがあるんだ。」(※某外郎の銘菓で有名な県の話)

 

などなど、海外や日本各地の端午の節句にまつわる行事や習慣がありましたら、教えてください。

 

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余談ですが、恋愛にまつわる行事を暦で見ると、面白いです。

 

たとえば、中国語圏では古くから七夕の時に男女で行う縁結びの行事があったり、最近はバレンタインデーも恋人同士で過ごすんだとか、聞きました。

 

韓国では、バレンタインデー・ホワイトデーともに日本と同じようにチョコやキャンディー、プレゼントを贈り合うそうです。加えて、4月14日は「ブラックデー」といって、恋人のいない人同士でグループとなり、黒いジャージャー麺を食べて過ごす日なんだとか…。

(韓国のブラックデーはは珍しいのか、ばっちり中国語圏で報道されていたそうです。)

 

日本だと、4月14日を「オレンジデー」として、柑橘類を送る告白日を四国が提案しているそうです。(詳しくは、こちらのpixiv記事を参照)

 

橘を添えて和歌をやりとりをする様子が『和泉式部日記』にあること、中国の古典「梁山伯と祝英台」で求愛アイテムとして橘と玉の飾りが登場していたなど、これには歴史的な理由もありそうです。

 

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