【2018.3.25_1810更新:目次】アカデミック・ハラスメント(アカハラ)に関する記事まとめ(外部記事含む)
<記事分類一覧>
- 1.アカハラ全般について
- 2.アカハラの具体事例~これって、アカハラではありませんか?~(2018.3.25_1810更新)
- 3.アカハラを避けるための方法~指導教員・研究室の選び方~
- 5.アカハラに遭ってしまった・疑いをかけれた時の対処法(2017.7.19_1240更新)
- 6.アカデミック・ハラスメント対策に向けて~「反アカハラ運動」と国の動き~(2017.7.19_1240更新)
- 7.重要な関連記事(2017.7.19_1240更新)
1.アカハラ全般について
上記記事の補足↓
2.アカハラの具体事例~これって、アカハラではありませんか?~(2018.3.25_1810更新)
2-1.全般的な事例
↓特に「1.大学の研究環境で学生のメンタル面が悪化する背景」参照のこと。
報道された「事件」を含む、全般的な事例を挙げました。
2-2.学生に手伝いや雑務と言う名の度を越した労働をさせる事例
↓度が過ぎると、下記の事例もアカハラとなります。
↓ここまで来るとブラックです。
*弊ブログではありませんが、関連モーメントを追加致しました:
2-3.学生への罵倒・叱責、就職妨害等の「脅迫」行為など
*仲見満月の隣の研究室で起こったことです。
*この山形大学と大分大学のケースは、自殺者が出たケースです。
*東京学芸大学の例で、一部の学生に精神疾患で通院者を出したケースです。
↓声を荒げて学生を叱って一旦、大学側から教員が厳重注意を受けた後、改善されず、再度、申し立てがあってハラスメント認定された千葉大のケースです。メールの内容や頻度も含めて、判断が難しいと思われます。
2-4.教え子である学生の放置、指導放棄・拒否
↓度重なるハラスメント行為で、院生が入院のための休学届を持ってきたところ、
最後には教員が書類に捺印しないで拒否するケースが出てきます。
↓上記のV先生のMさんに対する当たりの強さが周囲からどう見えていたか、というのを数年たって確認する「愚行」を留められた話
2-5.教え子や部下の新たな進学・就職に関する妨害の事例
↓学生に対する研究妨害というハラスメントで指導教員が心身にダメージを与え、
修了・退学に追い込んだ後、被害者の学生が新たな研究機関を受験したり、
就職したりするにあたって、必要な推薦状の用意を旧指導教員が拒否すること自体、
アカハラだと当ブログ管理人は思います。
*この理系院生の身近な学生に、他大学への妨害行為があったようです。
*指導教員が卒論指導の条件に、ゼミ生に結婚相手を探すことを求めた弘前大のケースです↓
*大学院進学を目指し、研究室で勉強する女子学生に対し、教授が発した言葉とその様子について、判断が難しいケースと思われます。
2-6.研究費の非申請者による不正使用の事例
↓院生個人の名前で助成許可が下りた研究費を、申請していない教職員が助成対象の
プロジェクト以外の試薬等に流用したという、お金が絡んだ厄介な問題です。
2-7.セクシュアル・ハラスメントが含まれると思われるケース(2018.3.25_1810新設)
オンラインニュースをはじめ、案件の内容より、セクシュアル・ハラスメントが一部該当するのではないか、と仲見が判断したケースを挙げています。
*冒頭の阪大の事例にセクハラが含まれていると思われます。
\次からはアカハラ回避と対処法の記事です/ by アカハラヤモリ
3.アカハラを避けるための方法~指導教員・研究室の選び方~
3-1.主に文系
3-2.主に理系
↓「2.日野瑛太郎「ブラック研究室という闇」の紹介」の項の最後のほうの
「7.日野氏流のブラック研究室回避術」を特に参照してください。
5.アカハラに遭ってしまった・疑いをかけれた時の対処法(2017.7.19_1240更新)
5-1.個人レベルで対処したり、支援したりする
↓自分で何とか動ける元気のある人は「2.学生がメンタルヘルスを守る方法」を
参照、自分と周囲に心身ともに疲弊して限界なら「3.深刻で困難なことを抱える
人への応急処置」を読まれて一刻も早く手を打ちましょう。
上記記事の補足↓
↓然るべき窓口や部署に言って相談する・ハラスメントの証拠を取る方法とコツ
↓「たたかい」方の集大成
↓可能なら学会や研究会等とも距離を置く・辞める
↓具体的なストレス解消法の例。
*上記記事の補足
5-2.処世術で無駄な派閥抗争を避ける
↓「3-3.日本の学界での生き残り方(第10章)」での派閥抗争の避け方に
注目です。
5-3.休学・退学する
↓アカハラによる心理的負担を避けるため、休学する際に院生が気を付けるべき
ポイントを挙げました。
5-4.所属を異動したり、指導教員を交替させたりする
↓旧指導教員の推薦状や紹介状が必要なケースを取り上げ、その注意点、および
アカハラを受けた学生と旧指導教員の接触を避けるための提言を書きました。
5-5.大学・大学院の外で「在野研究者」として活動する
↓その実践例を挙げた荒木優太著『これからのエリック・ホッファーのために』の
レビューです。
5-6.大学教職員がハラスメント加害者だとされた場合(2017.7.19_1240更新)
5-7.大学運営側はアカハラ発生研究室へどう対処すべきか(2017.9.22_0040更新)
*この山形大学と大分大学のケースは、自殺者が出たケースです。
両大学には、ハラスメント に対するガイドラインがあり、それに沿って大学側が動いたと思われ、自殺した被害者の代わりに遺族の訴えを受け、調査→責任を問われた教員への処分が下されました。
*東京学芸大学の例で、一部の学生に精神疾患で通院者を出したケースです。
この大学にもハラスメントに対する規則があり、それに従って、事実確認→加害者教員が諭旨解雇の処分で辞めさせられました。
↓東京芸大のアカハラ事件を受け、大学の労働環境を変えていくことをお話しました。
6.アカデミック・ハラスメント対策に向けて~「反アカハラ運動」と国の動き~(2017.7.19_1240更新)
↓元えふわら先生を中心とする「反アカハラ運動」&河野議員の動き続報
↓衆議院議員・河野太郎氏の申し入れで、始まった文科省の動きと対策の現状。
↓文科省を通じた旧帝大のアカハラ調査の結果報告が出ました。その結果より、河野議員は「学外の機関活用を義務付け検討」すべきという結論に達した、という報告。
7.重要な関連記事(2017.7.19_1240更新)
アカハラに遭い、適切な手続きを踏んで戦うためには、被害者になりがちな学生たちが「これはアカハラだ!」と認識でき、彼らが周囲に助けを求められるだけの自己肯定感、それから対外関係を築けるほどの精神的な成熟度、および心の耐久力を持てる必要があります。
↑そのような視点から、家庭環境や学校教育等の成長過程で、虐待やいじめに遭っても気づいてもらえず、心が幼いまま、大学生の年齢に達してしまった学生たちに対し、まずは、精神的に成長できるように支え、安定的な人間関係が築け、自立を助ける存在として、保健室と養護教員を大学・大学院にも置く必要性を書きました。
↓研究の不正と捏造は、アカハラと同じく、告発者の告発後の雇用や生活等の面で保護できるシステムがない点において、見過ごされる場所は似ているよね?というお話。
(2017.7.19_1240更新):
メンヘラ.jpの読者投稿記事。大学院に未診断らしき「隠れ発達障碍者」たちが多くいる可能性について、ハラスメントの発生の背景となることを終盤で指摘しました。
実は、今回、書いている以外にも思い出せないことがありますが、その中に研究作業や雑務を進めるためにとるコミュニケーションの齟齬がありました。
チーム作業の時に上の人が下っ端のパフォーマンス低下を防ごうとする気持ちに気づかなかったということ以外に、研究の現場では様々な場面でコミュニケーションのすれ違いが発生していることでしょう。
その中には、大学教員のほうが「隠れ発達障害」の人であり、自分の言動が部下や学生たちにとって、脅威やストレスとなっていることに気がついていないケースがあると思われます。
あるいは、上の立場の人との意思疎通で、なぜかいつもイライラさせてしまうけれど、その原因が自分の言動のどこかにあるとは気づかない学生もいるかもしれません。
私の「構音障害」も入るでしょうけど、そういった意思疎通に関する「かみ合わなさ」や「すれ違い」が、実はアカデミック・ハラスメントと無関係ではないとここで指摘させて頂きます。
↓ハラスメントが起こるのは、労働環境や国の政策方針とその周辺問題が遠因となっている場合があります。