仲見満月の研究室

元人文系のなかみ博士が研究業界の問題を考えたり、本や映画のレビューをしたりするブログ

学術論文と同人誌を比較して実感したこと

0.最近あったこ

この週末、夏に投稿した学術論文の審査結果が出ました。皆さまの応援のおかげで、無事、アセプトされました。

 

投稿論文が掲載決定になった直後、査読審査をした方々からコメントに応じて書き直しをしたり、コメントへのお返事をして「このような根拠によって、こういう書き方をしたのです」と書いて、書き換えない理由を示したり、ということを致します。この作業には、書き入れられなかった参考文献を引っ張り出して、本文や注を追記することもあって、必要な文献が果たしてアナログのファイルに、それともデジタルの外付けHDDに、どっちに保存していたっけ?という事態に陥ることもあります。デジタル・ライブラリーの整備は、今からおすすめ致します。

 

さて、今回は学術論文の改稿をしていた際、同人誌と比較して気が付いたことを書こうと思います。はい、Twitterで書いていたネタですね。

 

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1.註釈や脚注の書式が近い

note.muやブログ、同人誌で書いている脚注の書式で、学術論文の注の解説を書いてしまったこと。ここは、論文のほうを推敲していく上で、直さないといけません。タイトル、記事の載った媒体のタイトル、掲載日の順にするとか、統一しておかないと、混乱するのです。

 

逆説的に言えば、ブログや同人誌を読んでもらえると、私の投稿論文の書式も推測可能かと、思います。まあ、クセみたいなものですね。

 

 

2.PDFファイルに一本化できたら入稿側は気楽?

文字書き系同人誌も、学術論文も、PDFに一本化してもらえたら、入稿や提出が楽だなぁ、と思いました。論文に挿入する画像は、前にお世話になった印刷所のサイトでは、ラノベ原稿の挿絵は別の画像形式で入稿必須と。論文の編委会にも、今回の初入稿で言われました。「画像は特定のファイル形式にして、レイヤー統合して、JPEGでzipファイルに、論文のPDFファイルとまとめて、送ってください」という論文編集委員会もあります。

 

 

3.問い合わせや事前確認はしっかりと!

投稿論文の初稿提出も、同人誌の初データ入稿の際もでしたが、分からなかったら、メールや電話で問い合わせをすると、安心して原稿に取りかかれました。仕上がりが気になれば、査読論文は校正作業で詰める!同人誌の場合はお金かかるけれど、余裕があれば、見本を印刷所に出してもらえるところもあります。

 

 

4.最後に

以上、3点がジャーナルや同人誌の原稿を書き、編集側とやり取りをする際に共通するところだと思って、書いてみました。皆さん、いかがでしょうか?

 

そろそろ、10月も半ばになってきました。イベントによっては、スペース位置が発表になる頃です。追々、発表していきますので、もうしばらくお待ちください。

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