『仲見満月の研究室』版【 #DIY 】仲見のくるみ表紙の作り方~ #評論 系同人誌版~
連続で同人誌の話題で恐縮です。
そろそろ、2018年の4~5月にあるイベントに向けて、新刊の準備をされている頃ではないでしょうか。ここでは、『なかみ博士の学術系ニュース』'18年5月の春号を中心に、くるみ表紙の作り方について、今日、Twitterでつぶやきました。改めて、ここにまとめてみたいと思います。
1.どんな工程でやっていくか?参考になる本
@naka3_3dsuki
少し、遠目からツイート。本のくるみ表紙を作るときは、クリエイターのメイキングインタビュー見ると、いくつかのラフスケッチから候補を決め、レイヤーをどう組むかなど、工程が参考になるので、おすすめ。
ネットだと、pixivで「メイキング」とイラストなどのタグで検索すればヒット。雑誌だと、私はアナログ&デジタルなら、飛鳥新社(現在は徳間書店)の季刊S、ss。
@naka3_3dsuki
デジタル中心なら、こちら↓
月刊MdN 2017年10月号(特集:絶対フォント感を身につける。[明朝体編])[雑誌][Kindle版]
@naka3_3dsuki
月刊MdNは、好きな特集があれば選んで買うとよさそう。ほか、『イラストノート』は装丁コンペを誌上でやっていた記憶があります。
イラストノート No.43: 描く人のためのメイキングマガジン (SEIBUNDO Mook)
@naka3_3dsuki
10年近く前たと、季刊pixivを読んでました↓
Quarterly pixiv vol.09 (エンターブレインムック)
あと、同人誌に特化した表紙デザイン本で、巻頭に少しメイキングあり↓
同人誌のデザイン - 手に入れたくなる装丁のアイデア
2.実際に仲見がやったくるみ表紙の作り方~評論系同人誌版~
@naka3_3dsuki
それで、具体的に2018年の5月新刊( #関西コミティア 52で初売り)の表紙の作り方を書いてみます↓
@naka3_3dsuki
①特集テーマに合わせて、背景やベースに使う画像を探す。この号だと、「大学」、「講義」、「教室」などのキーワードをピックアップし、 @pixabay さんのサイトほか、商用オッケイのところで、画像を検索しました。背景とベースにしたのは、こちら↓
②DL画像をA4サイズのコピー用紙にカラー印刷します。背景&ベース画像に載せる物を描きこみ、貼り付け。この号では、表紙の黒板風タイトル看板、吹き出しや記事タイトル、裏表紙の発光年月日やQRコード、キャラクターの博柴など。マステで吹き出し等を作成。画像はラフ画がわりのコラージュ表紙↓
③合わせて、背景&ベース画像を折る、切る、紙をつぎ足す、対角線を描き入れるなどして、中線や塗り足しスペースも確認し、必要なら描き入れておきます。こうして、ラフ画像を何点か、作成。同人誌だと、時間がなければ、一点だけでもよし。
④採用したラフ画像をもとに、PCで背景&ベース画像を開き、Photoshop等でレイヤー1を組み、中線や塗り足し線を入れる。レイヤー1の上に、レイヤー2~を組んでいき、タイトルロゴ、吹き出し、記事タイトル等を入れていく。私は主にメディバンペイントプロで、吹き出しだけMSペイントで作成。
⑤注意として、④の時、レイヤー1(塗り足しや中線あり)と、吹き出しやロゴなどの入った画像は統合しないこと。また、適宜、レイヤー2~いちばん上のレイヤー未統合と、統合したデータをpsd形式のファイルで各々、保存しておきましょう。吹き出しやロゴの組み合せで、複数案を作りたい時、やり直しができます。
⑥最終的に作成した複数の案からひとつに決めます。決めた案のファイルについて、レイヤー1を消し、未統合ファイルをpsdで、別名保存か、エクスポート等で保存。その後、その別名保存したファイルの、レイヤー2~いちばん上のレイヤーを全部統合し、今度はPNG形式て保存します。
⑦あとは、印刷所に提出できるファイル形式に変換して、本文ファイルと一緒に送信。春の新刊は印刷所で作ってもらってます。一応、コンビニでPDF形式にしたファイルをもとに、印刷し、くるみ表紙をラミネート加工したコピー本がこちら。一枚目が表紙、二枚目が裏表紙です↓
⑧コンビニのマルチコピー機を使い、中綴じしたり、クリアPPを目指した表紙加工を含めた、コピー本の見本誌作成は、こちらにまとめています:
【くるみ表紙を作る際の注意点】
最後には削除になるレイヤー1の塗り足し範囲や、中線には、文字が接しないよう、吹き出しや看板等のアイテムごと、表紙や裏表紙の中央寄りに配置すること。コピー本の見本誌では、だいぶ外側に出てしまったたことが、反省点。
@naka3_3dsuki
学術誌や雑誌みたいに、連番の本にする場合、一度、レイアウトのベースを作ると、続きの本のくるみ表紙の作成時、捗るかもしれません。次の記事では、2018年5月の春号との関連の突発本のデザインを出しています:
連続ツイートはここまで。
3.その他の補足
工程を知るために読んだ、季刊Sやssは投稿を受け付けている雑誌で、より同人畑の人向けです。MdNやイラストノートあたりは、よりWEBデザイナー、グラフィックデザイナー、イラストレーターの人向けな気がします。
上記のような本を読み、イラストを描いていました。合わせて、くるみ表紙のアイディアの出しでは、上記の本のほか、ティアズマガジンにのっているものを読んだこともあり、マンガの同人誌を作って慣れました。「絵心がない」、「イラストを描けない」という人は、私がやったように画像を組み合わせることで、ある程度はラフ→印刷所に贈るくるみ表紙のファイルまで、作れるようになると思います。
以上、メモ的な記事でした。おしまい。
ブロトピ:アクセスアップのお手伝い!ブロサーあんてなにあなたも入会してみないか!