仲見満月の研究室

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噂の #藤村シシン講座 のアポロン神と神託の回に行ってみたレポ:主にアポロン神の二面性の謎編~『 #古代ギリシャのリアル 』の話も~【 #FGO 関係】

<秩序の神アポロン、萌えたい人々に「二次創作」される?>

4.前回「講義の内容編」までの話、今回のテーマについて

2019年6月、第2部第四章の配信が始まり、スマホ向けRPGFate/Graod Order』(以下、FGO)の本編に、ギリシャ神話の医神アスクレピオスがキャラクターとして登場し、彼に心を奪われた私(仲見満月)。古代ギリシャのことを調べるうち、私はその父神アポロンギリシャ神話の様々なエピソードで「色恋が絡むと悲劇を起こす」一方、立法や道徳を司る秩序の神でもあることに気づき、その二面性に疑問を感じるようになりました。

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(イメージ画像:アポロン アポロン-柱 像 - Pixabayの無料写真の写真を仲見がトリミングしたもの)

 

また、以前から、古代ギリシャ研究家であり、その情熱と研究を生かしたイベントで参加者を楽しませ、Twitter上で話題になっていた藤村シシン先生のこと、私は存じておました。タイミングよく、「古代ギリシャの神託にせまる」と題した講義をNHK文化センターでされると聞き、神託担当の神でもあるアポロンについて知るため、申込をして参加してきました。その講義内容については、前回↓

naka3-3dsuki.hatenablog.com

噂の #藤村シシン講座 のアポロン神と神託の回に行ってみたレポ:講義の内容編~『 #古代ギリシャのリアル 』の話も~【 #FGO 関係】 - 仲見満月の研究室

 

の「講義内容編」の「2.講義「古代ギリシャの神託にせまる」の内容を振り返る」をご覧ください。

(忙しい人は、第2項の冒頭のポイントだけ、見てね~)

 

本記事では、前回で予告したように、主にアポロン神の二面性について、お話を致します。息子であるアスクレピオスの誕生エピソードを含めて、アポロンは、色恋エピソードによって周囲に悲劇をもたらす話が、日本でも広く知られています(その例はこちら)。その権能には「疫病、突然死」があるとから、私は「アポロン神、色恋の話題を抜いても、権能からして疫病神やん!」と、マイナスイメージを持っていました。

 

さて、聞きに行った講義の予習を藤村先生の本『古代ギリシャのリアル』していたところ、アポロンの紹介部分が、他の神々より長く、アポロンがお好きなように感じられます。NHK文化センターの講義について調べていたところ、次のインタビュー記事を発見し、私の中で、「藤村先生、アポロンが推し神であること、決定!」となりました。www.e-aidem.com

「私、アポロンに操を立てる」古代ギリシャ・ギリシャ神話に人生を捧げる藤村シシンさんの情熱 - はたらく気分を転換させる|女性の深呼吸マガジン「りっすん」

 

講義の受講中、藤村先生はアポロン像のミニチュアを取り出しては、語る!語る!アポロンへの愛が窺えました。質問コーナーで、その愛がさく裂し、仲見が求めていた答えも得られます。

(ただし、上記のインタビュー記事によると、最初は神々の中で最も苦手な神だったのが、アポロンらしい。)

 

ということで、本記事では、主にアポロン神の二面性について、藤村シシン先生のお話に、ご著書『古代ギリシャのリアル』(以下、本書)で補足をする形で、レポートを致します。また、後半では、受講した私の目線から「どうして、藤村シシン講座は楽しいのか?」ということについても、迫ってみたいと思います。

古代ギリシャのリアル

古代ギリシャのリアル

 

 

  

5.アポロン神の二面性の謎~原因は古代の人の「二次創作」だった?~

講義終了後、質問コーナーが始まって、私が最も知りたかったクエスチョンが藤村先生に向かって、投げられました。問いは、「どうして秩序の神たるアポロンは、自分の恋でアタフタする話がギリシャ神話に多いんでしょうか?(秩序に関する権能とは)矛盾しないんでしょうか?」というもの。シシン先生の話をかいつまむと、こんな感じでした(※ツイートの最初のパラグラフ)↓

 

答えの部分、実は正確には古代ギリシャ人に限らないため、訂正した上で、もう一度、繰り返します。

古代の人たちにとって、「クールな人が、自分の恋ではアタフタするの、燃(萌)えるじゃん!」という二次創作の結果らしいです。

 

この答に対する私の感想は、「古代の人たちも、我々、現代日本人と同じように、しっかりした性格の人物(この場合、神)に対して、ギャップ萌えをしたかったのか!!」です。

 

古代の人が「二次創作」をしたというのは、どういうことなのか?藤村先生曰く、現在まで伝わるギリシャ神話のロマンチックで情緒あふれるタッチの多くの物語は、元々の物語と内容に大きな差があるとのこと。ここでは、本書の第2章アポロン紹介部分の「漂白された神話」を参考に、(私の今のFGOの最推しでもある)アスクレピオスの誕生エピソード(本書p.63~67。以下、「アポロンとコロニスの恋物語)を例にして、もう少し、補足を致します。

 

アポロンとコロニスの恋物」の冒頭は、こんな感じです。

 

ある時、アポロンは人間の少女コロニスと恋をします。コロニスは彼の子を身ごもりました。しかし、彼女はほかの男性と浮気をしてしまい、アポロンの聖鳥のカラスがそれに気づき、告げ口します。

 

ここから、今流布しているバージョンと、古代ギリシャのバージョンとで話が異なってきます。

 

<今流布しているバージョン>

恋人の不貞を聞いたアポロンは、驚きのあまり、奏でていた竪琴のばちを取り落とし、さらに月桂樹の冠は頭からずれ落ち、その美しい顔は怒りで蒼白になりました。怒りにふるえたまま、アポロンは自分の武器である弓を引き絞り、かつて腕に抱いた恋人の胸を目がけて矢を放ちました。矢を受けたコロニスは痛みに声をあげ、鋭い矢を抜くとその白い肌は血に染まって赤くなります。不貞の罰は受けるが、どうしてお腹の子が生まれるのを待ってくれなかったのか。彼女はそう恋人に告げ、息絶えました。我に返ったアポロンは、嫉妬にかられてコロニスを殺してしまったことを嘆き、不貞話を吹き込んだカラスや自分を憎む気持ちで心が満たされます。コロニスの葬儀で、最初、悲しみにくれていたアポロンは、彼女の遺体が灰になる前、燃えさかる火に飛び込み、かつての恋人の胎内から赤子を救い出しました。

(本書p.63~64をもとに、仲見がさらに要約)

 

古代ギリシャバージョン>

恋人の不貞を聞いたアポロンは、正義の守り手としての職能にしたがい、罰を下すことに決めました。彼には荒ぶる姉神アルテミスがいて、アポロンは姉神をコロニスの元に向かわせます。コロニスは寝室でアルテミスの矢にかかり、子を産み落とす前に死亡し、さらに周りに住む多くの民たちも、コロニスの罪の報いを受け、アルテミスに殺されました。

積み上がった薪木にコロニスの遺体が横たえられ、火が放たれると、天上からアポロンがこう言いました。母親と道連れに自分の子に死を与えるのは、忍びない、と。急いで葬儀の場に着くと、アポロンは神のために道を開けた火の中を抜け、元恋人の胎内から子を引き出したのです。

(本書p.65~66をもとに、仲見がさらに要約)

 

ちなみに、この恋物語の中で、父神のアポロンにコロニスの胎内から引き出された子こそ、息子で医神のアスクレピオスです。アポロンは息子をケンタウロスの賢者ケイローンに預け、養育を頼みました。

 

話を元に戻しましょう。シシン先生曰く、前者の今流布しているバージョンは、「自分の手で愛する女性を殺してしまったアポロンの嘆き、人間的な感情の爆発が非常に美しい表現で語られて」おり(本書p.65)、私には詩のようで情緒的な雰囲気があると感じられました。

それに対して、元々の話である前者の古代ギリシャバージョンは、藤村先生が指摘するように、アポロンは終始冷静で、感情に流されるようなところがなありません。そこには、秩序の神としての姿が見えます。胎内の子を救い出す時でさえ、アポロンは「母親と道連れに自分の子に死を与えるのは、忍びない」と言い、私は、道理を優先するような理由を持っているように感じました*1

 

実は、前者のバージョンはオウディウスの『変身物語』にある筋書きです。シシン先生の説明によれば

今、「ギリシャ神話」としてイメージされているロマンチックな話の多くは、このローマの詩人オウィディウスが語った話が多い。彼はマイナーなギリシャ神話を題材にストーリーを膨らませたり、まったく新しい解釈を付け加えたりして神話をより物語的なものにしている。

(本書p.63、注14)

ということ。なんと、今流布しているバージョンは、ローマの詩人オウィディウスによる「二次創作」された『変身物語』によるものだった!もとの話を題材にしてストーリーを膨らませるとか、新しい解釈を付けくわえるとか、現代の二次創作と変わらないじゃありませんか!

 

ちなみに、オウィディウス古代ローマの帝政最初期の詩人の一人で、 紀元前43~紀元後10年台後半を生きた人物です(オウィディウスとは - コトバンクの『ブリタニカ国際大百科事典』小項目事典より)。恋愛ものに長けた詩人で、彼自身はローマ東方の出身のよう。

 

オウィディウスが生きた時代、すでにギリシャ帝政ローマの(実質的な)統治下に入っています。その頃、後者のもともとの古代ギリシャバージョン*2をもとに、オウィディウスギリシャ神話からマイナーなものを探し、「二次創作」する形で『変身物語』に仕上げたのでしょう。古代ローマの人々は、その歴史の中で、(たいへん雑にいうと)ギリシアの神々と自分たちの神々を「同一視」し、その中には、アポロンラテン語では、アポロ)も含まれています。こうした下地も手伝ってか、アポロンの色恋絡みの話は帝政ローマの時代に「二次創作」が人気となり、現代まで流布したと考えられます。

 

そして、「二次創作」のほうがロマンチックで情緒的なところが人気なせいか、もとの古代ギリシャバージョンがあまり知られなくなってしまった、と。今回のレクチャーで、質問コーナーで聞いたことをもとにすれば、「(ネット上で)二次創作のほうが人気で広まり、もとのストーリーを誰も知らないようになってしまった状態」といったら、よいでしょうか。 

 

こうした古代人による「二次創作」により、もとは「正義の守り手としての職能にしたがい、罰を下す」ような秩序の神アポロンは、色恋が絡むと悲劇を起こす情緒的に不安定なイメージが付与され、二面性をもつようになったといえます。私が「アポロンとコロニすの恋物語」を読み返して感じるのは、藤村先生が講義でおっしゃったように、アポロンはクールな面で。そういった本来は秩序を司るクールな神のイメージが古代の人々に共有された上で、人々が「クールな人が、自分の恋ではアタフタするの、燃(萌)えるじゃん!」とギャップ萌えを求めた。その結果、オウィディウスの『変身物語』のような「二次創作」の作品が人気となって、クールなアポロンのイメージが忘れ去られてしまい、現代に至ったのでしょう。

 

ところで、FGOアポロンといえば、羊姿でパリスにくっ付いて、主人公たちの拠点となるカルデアにやって来ます*3。羊姿のアポロンは、黄金の毛をもつホンワカしたぬいぐるみ。こうした「可愛らしいアポロンのイメージも、古代人の「本来は秩序を司る神へのギャップ萌え」が反映されてるのでは?」と、藤村シシン先生の講義を聞いていて、考えました。

 

今、FGOで息子のアスクレピオスを推してる私は、本来の秩序神としての父神の姿を知れば、「だいぶ、印象が変わりそうだな」と感じています。古代ギリシャバージョンのクールなアポロンの話があれば、もっと、知りたいですね。そうすれば、「逆ギャップ萌え」の効果が出て、私の中のアポロンの印象もよりプラス寄りになるかもしれません。

 

以上、アポロンの二面性の謎についての話でした。

 

 

6.藤村シシン講座の人気の謎に迫る~研究者および講師・教員寄りの視点から~

メインのお話の次は、藤村シシン先生の講座がTwitter上で話題となり、なぜ、人気なのかという謎について、受講した私が考えたことをお話します。本書のプロフィールによると、シシン先生は東京女子大学の大学院は騎士前期課程(修士課程に相当)を修了され、史学を専攻されていたとのこと。この研究室ブログでは、研究者や院生の生き方を応援するのがモットーの1つです。ここでは、研究者かつ「どうしたら、楽しい授業ができるのか」といた講師・教員寄りの目線で、ポイントを挙げつつ、今回のレクチャーを振り返ってみました。

 

 その1.絵師としてのレベルが高い!歌も披露する!実演形式の強み

以前、シシン先生がTwitterかどこかにアップされていた個展用のオリンポス神(ハデスかアポロンだったはず)の絵を見かけたことがあったのですが、その絵は、ゲームのカード絵にあるくらいのクオリティでした(FGOだと、私が「概念礼装に欲しい!」というレベルのもの)。今回の講義が始まる前、ホワイトボードに描いてあったアポロンのイラストは、二頭身のデフォルメされたものでしたが、シンプルながら、月桂樹の冠をつけ、矢筒を背負った姿でアポロンだと一発で分かりました。本書のカバー絵については、おしらく、著者ご本人が描いたものが使われており、その作風は古代ギリシャの遺跡で出土した皿や壺にありそうなもので。総じて、作風に作風に幅がある上、絵のクオリティが高く、私は藤村先生の絵師としての力量のレベルに感服いたしました。

 

レクチャーの神託メッセージの解説では、レジュメの神託メッセージ文を藤村シシン先生が読むと、歌っているようで、聞いていて楽しかったです。古代ギリシャの人々は、神託の回答にメロディーを聞き、実際に感性による神託文が各共同体の政治的な重要決定に影響していたらしいことも、実演がされたことで、受講生は感覚的に理解できるでしょう。講義では、音符でリズムの調子が説明されましたが、音楽の知識や才能は乏しいため、私にはサッパリ…。それでも、リズムの利いた音読のおかげで、不快にはならずに最後まで飽きませんでした。

 

今回の講義は視覚や聴覚で楽しむ場面が多かったな、と。私は以前、世界史の非常勤講師をしていたことがあり、「うまく、絵や歌を入れて五感に訴えるタイプの授業なら、生徒も楽しかったかもしれない」と、改めて気づきました。

(そして、教育実習生の頃に気持ちが戻っていた)

 

実演式の授業といえば、院生時代、お世話になった中国前近代の演劇(主に昆曲や京劇)の研究者には、授業で横笛や二胡といった楽器を演奏をされたり、衣装を着て音楽に合わせた仕草や舞いで実演されたりする大学教員の方もいらしゃいました。現在まで残ってる中国前近代の演劇台本の講読では、実演によって読み取りにくい上演中の様子が分かることもあり、面白く、内容も頭に入りやすかったと思います。実演式の授業って、大学や大学院でも大事だなと。

 

 その2.地道な準備に支えられていること、学術的なスタンスのこと

今回の講義レジュメ、それから『古代ギリシャのリアル』の参考文献のリストを見ると、外国語の文献が目立つ上、かなりの量が挙がっていたのが気になりました。大学院で先生方の授業アシスタントをしていた私は、その文献リストを見て、「辞書を片手に、情報を整理しながら、講義を組み立てるのは、並大抵のことではないとな」と、藤村先生が講義準備をされている風景を想像。その地道な情報収集と資料読みが、質の高いレクチャーを支えていると感じました。最後の質問コーナーで、「もっと、こういうことを知りたいんです。どういう文献を読んだら、いいでしょうか?」という受講者の質問に、シシン先生が的確に答えておられたこと、忘れません。

 

私は院生時代、『大漢和辞典』や各種中日辞典を片手に、一人で漢文の文献や現代中国語の論文をめくり、意味を取っては地道にメモ書きをノートにしていた時期があって、苦しかったです。そういう地道で、時に文献に向き合う苦しさ、藤村先生は、準備段階でしておられるのかもしれません。

 

学術的なスタンスについても、講義の端々で気になることがありました。学術的な情報を提示してお話をされる時、例えばデルフォイの神殿について、「文献から分かること」、「考古学的な研究から分かること」を分けて示し、それにご自身のコメントを加えられます。学部で歴史学を噛っていた私は、そのプレゼンの仕方に、フィールドは異なるものの、学術的なアプローチや基礎の部分について、同じものを感じました。

具体的には、前回、少し触れた皿に描かれた巫女のイメージの話について。「描き手は巫女を見たことがなかったとしても、皿の巫女の姿は、古代ギリシャの人々の持ってた巫女のイメージを反映したものであろうことは言える」という言い方は、現在、留保がありながら、 事実を説明する姿勢が窺え、私は歴史学畑の研究者のものだと認識。古代ギリシャがフィールドの文学研究者や言語学者であれば、またアプローチやスタンスが異なると思います。

 

 その3.講師が楽しいオーラを放ち、それを受け取れる受講者が集まること

「講義の準備は大変そうだな」と私は想像したつつ、レクチャーでは終始、講師がニコニコと楽しそうに笑い、受講する側もハッピーな気持ちになっている。始まりから終わりまで、教室内が幸福な空間になっているように思われました。

 

そもそも、以前から、Twitterに流れて来る藤村先生のツイート自体、「古代ギリシャが大好きで、当時のことを研究して楽しい!」ことが伝わってくるもので、私は「ああ、楽しそうにしてはる。いいな~」と感じていました。その周りに集まってくる人たちも、「古代ギリシャへの愛」で楽しい雰囲気を放つシシン先生から、オーラを受け取り、一緒に楽しめるタイプの方ばかりのようで。私がこの「アポロン神と神託の回」にやって来たのも、今、オーラを受けてプラスのほうに気持ちが変わる側の状態だったからでしょう。

 

そのほか、受講者の人たちは、藤村先生がいる「世界」*4を理解されている様子でした。そういった講師と受講生がお互いをよく理解しているからこそ、「#藤村シシン講座」は成り立っているのかもしれません。

 

 小結

今回の講義について、私が考察したところ、藤村シシン先生のクオリティの高い絵や芸能のスキルに加え、地道な準備、高いアカデミックな専門スキルがあってこそ、娯楽的にも学術的にも、レクチャーの受講者の満足度の高くなっているだと思いました。しかも、「古代ギリシャへの愛」がこちらに伝わる雰囲気全開でお話をされていて、受講生も楽しくなるという。エモーショナルな吸引力が凄まじい!
(ポテンシャルの面でも、情熱においても、誰もができるような内容ではない、楽しさでした。到底、仲見にはできません…)

 

全部、講師の技量と自身が「古代ギリシャ大好きオーラ」を出すことで、受講生が「超楽しい!」とハッピーに学べる、そんな講義の回でした。

 

 

7.このシリーズの終わりに

以上で、「噂の #藤村シシン講座 のアポロン神と神託の回に行ってみた」シリーズ、だいたいのことはレポートできたと思います。長くなりましたが、やはり、デルフォイの神託も含めて、アポロンの二面性の謎が解けたことが、私にとって得たものとして大きかったです。藤村シシン先生、ありがとうございました!

 

今後、お金を貯めて、ほかの講座も申し込んでみたいな、と思いました。特に、アスクレピオスに絡む、医学がテーマの回があれば、聞きに行きたいですね。最近の連続講座は、東京の青山教室や名古屋教室で行われているようで、もう少し、大阪梅田や京都のほうでも連続講座が増えないかな、と期待しています。

 

しばらく、ご著書の『古代ギリシャのリアル』を読み、参考文献に挙がっている本も探しつつ、地道に学んでいこうと思いました。

 

といったあたりで、本記事はおしまい!

 

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*1:さらに、アルテミス神にいたっては、この件でまったく関係のない周りの町の住民まで巻き添えで殺す、「冷酷無慈悲さ」と持っていると、本書p.66にて著者が指摘。

*2:ヘシオドス『エホイアイ』、パウサニス『ギリシャ案内記』第2巻26の話などによるもの。本書p.65の注15を参照のこと。

*3:現実世界のギリシャ神話において、アポロンは権能に牧畜をもち、羊飼いをしていたパリスに加護を与えていると考えれば、一応、FGOでパリスに羊姿でアポロンがくっ付いている理由にも、説明はつくでしょう。参照:アポロンとは - コトバンク

*4:ここでは、いわゆるオタクのノリといったらよいでしょうか。

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