仲見満月の研究室

元人文学系、現・文理総合学系の「真っ白」博士が大学院とその周辺問題を考える

【イベント報告】「大学の外で研究者として生きていくことは可能か?」Part.2

1.はじめに

1月28日㈯開催の「大学の外で研究者として生きていくことは可能か?」Part.2イベント報告をさせて頂きます。

 ●開催時間:13~15時

      (前半60分間:私の「講演」、後半60分間:参加者と意見交換)

 ●会場:京都出町柳GACCOH

 ●主催:京都アカデメイア

 

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(画像:実際のイベントの様子。安心してください、右手の人物は私です。不審者ではありません) 

 

 

2.前半の「講演」(60分間)

まず、最初に60分ほど「講演」として、準備したレジュメに沿って、次のようなことをお話しさせて頂きました。

 

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◎「在野研究者」として重要なことは?

◎文章作成法(学術ジャーナルへの論文や記事、ブログ等)

◎文章ジャンルの違いについて

◎本ブログについて(*開設の経緯と「「真っ白」博士の意味など)

◎今後の自分の研究について

◎再び自分にとっての「在野研究者」とは?

 →継続して研究を続ければ、たとえ最初はアマチュアであったとしても業績が認められ、成果を本として出版することで、研究をプロの「仕事」(に近いもの)にできるのでは?

●在野研究者のモチべ―ションの一つとしての「論文博士」について

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実際の「講演」のレジュメにつきましては、以下のURLにアップし、公開致しました。ダウンロードして、詳しい内容をご確認いただけます。

【イベントから半年近く経ったため、公開を終了致しました。】

(*スキャナンに使った機器の調子が悪く歪んでしまい、申し訳ございません。

どうか、ご寛恕ください)

 

 

3.後半の参加者との意見交換(60分間)

ざっくばらんに、前半の講演内容に関して、鋭い質問をたくさん頂きました。

 

特に、レジュメの最後の方でお話した「論文博士」については、現在、文科省のほうの方針で、なるべく研究機関の側には博士学位の種類として「論文博士」を出すのではなく、「課程博士」だけを出すようにしなさい、という方向に、全体として、数年前から向かっているとのこと。

 

つまり、これからは「論文博士」を目指すことは非常に困難になってくる現実があるのです。

 

言い訳をさせていただくと(会場でも申し上げましたが)、この文科省の方針については、事前に情報をキャッチしていたものの、今回の「講演」で在野と結びつけ方の判断に不安を持っておりました。

イベント後、やはり、「講演」の最後に「在野研究者のモチベーションとしての一つとしての「論文博士」」というお話をしてしまったのは、本ブログの運営者として、非常にまずかったと反省しております。

 

ただ、以下の記事でも書きました事情のように、まだまだ、文系研究者の偉い先生方には「論文博士」を目指していらっしゃる方がおられる影響もあり、大学をはじめ研究機関によっては、もうしばらくは「論文博士」を出すところもあるのでは?と私は考えております。

(このあたりは、大学・大学院などの研究機関ごとに様々だと思われる)

naka3-3dsuki.hatenablog.com

 

そのようなわけで、在野の方が「論文博士」を目指すというのは、今現在のうち、という暫定的な目標としてはいかがでしょうか?ということになってしまいます。

 

在野で研究を続けることについては、引き続き、参加者の方々との議論で教えて頂いたことも含めて、考えていきたいと思っております。

 

 

4.イベント全体を振り返って

どこの馬の骨とも知れない、無名ブロガーが話をするイベントにも拘わらず、参加して下さった方々がいて、それだけでイベントで話すことを決めて、よかったと思いました。

 

ブログでは書ききれないこともお話させて頂くことができ、活気がなくなっていきそうな、日本(と一部海外)の学術界について、もう少し、別の角度から何かできないかな?と、本記事を書きつつ、改めて思いをめぐらしております。

 

閉会後、参加者のどなたかか「いろいろな、国の制度や枠組みに縛られず、動けるのが在野研究者の最大の強みなのでは?」というようなことをおっしゃっておられました。その言葉は、在野研究者のパイオニア的存在で、本イベント第1弾の荒木優太氏のご活躍を見ていると、そのとおりだと感じました。

 

そのような形で、在野研究者のアドバンテージを再確認しつつ、「大学の外で研究者として生きていくことは可能か?」Part.2の報告を締めさせていただきます。

 

ここまでお付き合い下さり、ありがとうございました。

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