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仲見満月の研究室

元人文学系、現・文理総合学系の「真っ白」博士が大学院とその周辺問題を考える

通訳さん、お仕事ですよ②~英語・スペイン語通訳者・志緒野マリの場合~

レビュー 言語の話 異文化

naka3-3dsuki.hatenablog.com

これに続き、英語・スペイン語ガイド業が中心の志緒野マリ氏のエッセイ集を紹介致します。

 

志緒野マリ『旅が仕事 通訳ガイドの異文化ウォッチング』平凡社.1996年

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著者は大学時代、心理学を専攻しながら京都でガイドを経験。自力で英語通訳案内士の勉強をし、資格取得後、時代を見据え、英語プラスもうひと言語習得しようと決意。

 

大阪外国語大学(現在の大阪大学国語学部)に学士入学し、スペイン語を学んだ著者。卒業後は予備校に通い、スペイン語の通訳案内士の試験に合格!スペイン語を始めて4年しか経っていなかったこともあり、快挙です。

 

本書は、そんな外国語学習歴、通訳案内士の受験勉強のコツ、そして通訳ガイドやツアコンの体験談が詰まっています。

  

 

例えば、仕事上、世界各地の日系人のコーディネーターと組み、ツアー日程を進める。「日本で生まれ育った日本人」と日系人のもつ生活習慣や人付き合いの違いに気づき、鋭い目で眺めつつ、彼らを温かく見守っています。

 

きっと、読者を優しく、穏やかな気持ちにさせるでしょう。

 

スペイン語圏の人々のやんちゃぶり、特にイタズラで相手の驚く顔を見るためにかける労力にはアッパレ!お酒が入り、そこにステージと音楽があれば踊りだす人々は、陽気というよりも可愛いとすら思えてしまう。

 

ほか、英語圏とスペイン語圏の各顧客へのトラブル対処の相違、先輩ガイドと組んで困ったツアーの成功談などなど。ときに怒り、ときに戸惑い、ときに笑い、ときに喜ぶ。そこには等身大の通訳ガイドの姿があります。

 

本書は絶版本。公立の図書館には殆ど入っていない本みたいで、探していたとき切ない気持ちで一杯でした。「日本の古本屋」などの古本検索サイトでも、検索してみてください。

 

 

もともと、志緒野氏の存在を知ったのは、上のリンク記事でも書いたマガジンアルクの下のリレーエッセイ連載だったかと思います。

www.alc.co.jp

 

ここ最近は、本書の著者はエッセイを寄稿していないようです。著者がweb上で日記を書き始めたのは、ニフティサーバーのパソコン通信がきっかけだったようで、それがまとまって、本書を出版するきっかけとなったと記憶しています。

 

本書と「通訳ソーウツ日記」のほか、彼女のエッセイや日記は、下のサイトで読めます。アクセスすると、面白い話が読めるので、入ってみてください。

 

志緒野マリのサイト:「志緒野マリのページ」 

 

 

 

【本ブログの執筆者・管理人よりお知らせ】

突然な話で恐縮ですが、Amazonで「ほしいものリスト」を作ってみました。本ブログのテーマが、大学院や院生の生活や就活に関することから始まっているので、そういったことに関する書籍、管理人が使う日用品を挙げみました。

https://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/C9OBMEWLFB5I/ref=cm_sw_r_tw_ws_x_.ci7xbC0VYZXH

本ブログを読んでいただいて、もし、お気が向かれたらでいいので、「ほしいものリスト」に挙げたものを恵んでいただけると、私の乾燥している生活(当社比)が大いに潤います。よろしくお願い致します。

 

*「ほしいものリスト」は、本ブログの右サイドバーの一番下にもあります。

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