言語の話
1.まえおき 2.『翻訳できない世界のことば』を読む 2―1.置き換えられなさそうな言葉 2―2.日本語にありそうな言葉も 3.まとめ 1.まえおき 皆さんは、一言で「バナナを食べるときの所要時間」という意味の言葉、ご存じですか?私は知りませんで…
本日から10月に入っていますが、先週の9月末に気になった話題がひとつ、ありました。 それがタイトルどおり「日本語のジャーナルと外国語の学術誌における「二重投稿」に絡む問題」です。何かニュースがあったのかは私は知りませんが、Twitterで会話をされて…
<本記事の内容> 1.話の尽きることのない文章談義~はじめに~ 2.bxjp「校正のバイトをしててよく直す箇所10選」(note.mu)をとっかかりに、自分の文章グセを知る 3.最後に 1.話の尽きることのない文章談義~はじめに~ この「研究室ブログ」では…
<文字のイメージ、各地の女性の名前について> 1.はじめに 2.東アジア地域と文字の性別にまつわるイメージ 2-1.日本の(平)仮名 2-2.朝鮮王朝の「訓民正音」とハングル 2-3.中国の漢字 3.最後に 1.はじめに 昨夜、フォロワーさんと話…
<今回の内容> 1.はじめに 2.「SNSで爆発する」日本語の若者ことば「○○み」を研究する大学院生を直撃」(AbemaTIMESより) 3.最後に 1.はじめに 梅雨に引き続き、私は運動不足のままで、続くお腹の「たるみ」を気にする毎日です。院生時代には、正…
思い出シリーズ。 院生時代は、部局のせいか、時代の波か、そこらへんは分かりませんが、学内でも留学生が比較的多いところにいました。日常的には、東アジア各地の出身学生と顔を合わせていた感じです。「旧暦で端午の節句、東アジアの七夕等 - 仲見満月の…
<今回の内容> 1.はじめに 2.「若者のPC離れ、キーボードよりフリックが速く上司嘆く」(NEWSポストセブン)を読む 3.「スマホ世代ばかりの新興国で キーボード入力は時代遅れれに」 (「「若者のパソコン離れ」が示唆する恐ろしい未来」、ダイアモン…
日本語関係から、日本の古典~近現代文学、そして日本史に関する、あれやこれやをまとめた目次です。 <記事のリスト> 1.日本語関係あれこれ ◆日本語教師の就労の現実 2.古典文学あれこれ 3.近現代文学あれこれ 4.歴史あれこれ 5.データべ-ス等…
過去の記録を整理していたら、出てきたガジェット関係の話がありました。本日は、そのお話です。題意どおり、ペンタブレットを使った漢字入力について。 (2011年3月ごろの記録) 記事にするほどのことでもありませんが、中国関係のことを研究していると、ワー…
今週半ばに、こちらと「灰だらけ書庫」での執筆エネルギーの使い果たしか、寝っ転がり、出不精になっておりました。もうしばらく、この状態が続きそうです。 そういうわけで、今回は下の「ますだ」エントリで読んだ内容をもとに、論文執筆に関する備忘録的な…
<今回の内容> 1.長い前置き~言葉と向き合うことに苦悩する人々~ 2.花坂埖さんのしたお悩み相談の概要 3.一応「文系院生」だった私の「言葉と向き合うということ」 4.お坊さんから花坂埖さんの相談への回答 4-1.「真剣になるとたいてい苦悶の…
〈目次〉 1.はじめに~どうやら語学オタクだった院生時代~ 2.自宅の本整理作業からみつけたスペイン語とフランス語の辞典 2-1.スペイン語の辞典レビュー 2-2.フランス語の辞典レビュー 2-3.ちょっとマイナー言語の辞典と今回のまとめ 3.その後の語学の話…
今回は、前編の続きになります↓ naka3-3dsuki.hatenablog.com 1.2巻の補足~「スッパ抜く」と忍者~ 2.更に上級編へ進む「祝!卒業編」の3巻 2-1.第2章:意外とできない「簡単な話し方」&第3章:敬語とマナーのおさらい 2-2.第6章:違いを楽しむ …
naka3-3dsuki.hatenablog.com これに続き、英語・スペイン語ガイド業が中心の志緒野マリ氏のエッセイ集を紹介致します。 志緒野マリ『旅が仕事 通訳ガイドの異文化ウォッチング』平凡社.1996年 著者は大学時代、心理学を専攻しながら京都でガイドを経験。自…
下の記事で紹介した元ロシア語通訳者・エッセイストほかの故・米原万里。彼女の本にたびたび登場してくる"シモネッタ"。誰かといえば、イタリア語通訳・翻訳家の田丸公美子のこと。 naka3-3dsuki.hatenablog.com この"シモネッタ"が書いていたエッセイについ…
naka3-3dsuki.hatenablog.com 今回は、上の記事の続きで、言語教育学の日本語分野で大学院を目指していた後輩たちに向けて書いた、読書案内です。シリーズ化された本でもあるので、前編・後編と2回にわたって、紹介をさせて頂きます。 (以下、2009年11月12…
数日ぶりですね。シルバーウィークは皆さま、いかがおすごしだったでしょうか?私は読書の傍ら、ネットサーフィンを試みました。が、滞在先のネット接続がうまくいかず、電波を探して建物内を徘徊。その様子は、家族ほか、滞在客からしたら、危ない人に見え…
◆マレーシア旅行日記◆ ~いきさつや準備から行ってみての考察まで~ naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com ◆おまけ…
(ここから2016.8.2追記) 昨日に引き続き、マレーシア旅行の日記を公開です。今回は、旅の準備で張り切っている上、言語のお話です。 <以下、2010.8.6の日記> 記事タイトルは、Kuala Lumpur,つまりクアラルンプール。 言わずと知れたマレーシアの首都で、…
◆朝鮮王朝時代の漢文 - 仲見満月の研究室 ◆ハングルにも旧字体がある?! - 仲見満月の研究室 先週、更新した上の2つの記事を読み返していて、ふと、朝鮮・韓国の歴史や文化を広範囲かつ、そこそこ深く掘り下げた新書を思い出したので、今回、取り上げます。…
*これは、修士課程のころのお話です。 ある日、昼のゼミ発表で「やっと発進した感じだね~」と先生に言われ、苦笑いしかできなかった私でした…。 それはさておき、ここ何ヶ月か、朝鮮王朝末期の文献を、朝鮮・韓国哲学のゼミにお邪魔して、読んでいます。文…
これも、大学院時代の話です。 ある日の夕方、研究室を出ようとしたところ、ご近所の研究室の韓国人の友人Lさんが「この資料、難しい漢字があって読めないんです!何の漢字ですか?」と、新聞記事のコピーらしき束を持って、私のところにやってきました。 ワ…