仲見満月の研究室

元人文学系、現・文理総合学系の「真っ白」博士が大学院とその周辺問題を考える

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京都府 某喫茶店 オムライス (2015.9.執筆者撮影)

 

  • 【メインテーマ】
  • 【2017年2月以降の活動】
  • 更新!【同人イベント:COMIC☆PARTY29(11.5.日)の出展告知】
  • ◆ブログ挨拶と管理・執筆者について
  • ◆資料庫(書庫)と分室
    • 【お仕事のご依頼に関して】
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    • ◆9~10月の特集 
    •  ◆メールフォーム

【メインテーマ】

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【2017年2月以降の活動】

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更新!【同人イベント:COMIC☆PARTY29(11.5.日)の出展告知】

2017年10月16日時点での新刊2冊の体裁や価格、居候元のスペースナンバー、および出展予定のイベントの情報をモーメントにまとめました。よくお読み頂いて、ぜひ、お越しください。

 

 

◆ブログ挨拶と管理・執筆者について

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 上記と合わせて、お読み下さい。

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*弊ブログの記事では、登場する方々について、個人の特定を防止する観点から、非常にぼかした表現をしたり、事実と一部異なる表現をしたりしているところがあります。どうか、ご理解頂けたらと思います。 

 

◆資料庫(書庫)と分室

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仲見満月(なかみ・みづき)の分室

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【お仕事のご依頼に関して】

原稿の執筆、メディアへの出演等のご依頼につきましては、

 ・PCの方は、本ブログ右サイドバーのメニューの「POST」のメールフォーム、

 ・モバイルの方は、この記事を開いて一番下にある「郵便箱」のメールフォーム

 をそれぞれ、ご利用ください。

また、執筆の場合は、ご希望ありましたら、お見積もりを出します。お気軽に、申し付け下さいませ。

 

【お願い】

このブログが、読者の方に少しでもお役に立てたら、幸いです。もし、気が向いたら、管理人にリストのものを恵んでやってください。管理人が日々を生き、ブログを書く糧となります↓ 【https://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/C9OBMEWLFB5I/ref=cm_sw_r_tw_ws_x_.ci7xbC0VYZXH

 

◆9~10月の特集 

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駆出しの気候学者、英国で大学教員初任となる:その2(採用試験・初任編)~「伝える」をいうことを僕に教えてくれたイギリスと21人の生徒たち」(現代ビジネス )~

<今回はニューカッスル大学での日々>

  • 3.前回までのお話
  • 4.駆出しの気候学者、ニューカッスル大学で教員の採用試験を受ける
    •  4-1.様々な不安
    •  4-2.ニューカッスル大学の大学教員採用試験の最終選考
    •  4-3.ニューカッスル大学の新任講師に義務付けられた教育スキルの訓練
  • 5. 新任の気候学者がニューカッスル大学で教鞭をとった時の話
  • 6.最後に

3.前回までのお話

naka3-3dsuki.hatenablog.com

上記リンク記事の前回は、現在、立命館大学の中川毅教授が、ご著書『人類と気候の10万年史』の講談社科学賞の受賞を記念して、2013年まで約10年半赴任していたイギリスのニューカッスル大学で過ごしたうち、新米時代を中心に体験談の寄稿記事:

「伝える」をいうことを僕に教えてくれたイギリスと21人の生徒たち(中川 穀) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

をもとに、研究者の生き方を考える目的で、書きました。

 

シリーズの始まりの前回は、日本で学位取得後、有期雇用の職を転々としていた中川さんに英国での大学ポストに挑戦する話が舞い込むものの、日本でアカポス求人に20回も落ちたことに加え、未知の欧州に行って研究指導と教育を行う不安がった英国渡航前後の話をしました。表現を読んでいると、魯迅の「故郷」と彷彿とさせるものが私には感じられました。

 

今回は、いよいよ、採用試験、そして初めて持った授業に関するお話です。まずは、受からないと働けない、ニューカッスル大学での採用試験のお話です。果たして、一発で合格できるのか。そして、初任の授業はどのようなものだったのか。日英の大学教員の養成システムの違いにもコメントしつつ、掲載元の『現代ビジネス』のオンライン記事を読んでいきたいと思います。

 

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4.駆出しの気候学者、ニューカッスル大学で教員の採用試験を受ける

日本の大学教員の採用試験について、書類選考後に課される選考プロセスは、あまり一般には知られていません。今回は、中川さんが英国のニューカッスル大学で受験した、教員の採用試験をもとに、詳しくその内容を見ていきましょう。

 

 4-1.様々な不安

■僕と面接官との間の「深い溝」

イギリスで直面した最初の大きな壁は、英語で講義をすることだった。当然のことだが、大学の教員である以上は学生を相手に講義をしなくてはならない。だが私はそれまで、イギリスはおろか英語圏ですら教育を受けたことがなく、授業のスタイルも採点の仕方も、学生との接し方も、イギリス流がどのようなものかまったく理解していなかった。

 

そもそも私は、英語に対して明確な苦手意識を持っていた。国際学会などで英語の発表をしたことはあったが、それらはせいぜい15分程度の短いトークであり、2時間に及ぶこともある大学の講義は、私にとってまったく別次元の挑戦だった。

(「伝える」をいうことを僕に教えてくれたイギリスと21人の生徒たち(中川 穀) | 現代ビジネス | 講談社(2/3)

まず、海外から採用試験を受けに来た挑戦者にとって、第一関門は言語を操って授業ができるか、否か。ということが言われます。加えて、大学のカルチャーは国や地域、土地柄と密接な関係にあるようで、中川さんと同じような立場だった東洋建築学研究者の元専業非常勤講師の先生は、台湾の大学で採用試験を受けた時、「模擬授業に加えて、学術講演会のリハーサルみたいな面接試験があって、非常に緊張した」と仰ってました。その後、その先生は台湾のその大学で助教の職をゲットなさいましたが。

 

 4-2.ニューカッスル大学の大学教員採用試験の最終選考

それでは、ニューカッスル大学の採用試験は、どのようなものだったのでしょうか。

最初の忘れがたい洗礼は、着任の4ヵ月ほど前におこなわれた採用面接にまでさかのぼる。

 

6月下旬のよく晴れたある日、私は最終選考に残った3人の候補者の一人として、初夏のニューカッスルに降り立った。選考は午前の部と午後の部とに分けておこなわれた。午前の部は、3人の候補者による研究発表会だった。持ち時間は1人20分、発表は地理学教室の教員と学生であれば誰でも聞くことができ、50人程度を収容できる教室は、じっさいほぼ満席になっていた。

 

続いて午後の部は、選考委員だけによる1人30分の面接だった。選考委員は5人、その内訳は、近い分野の研究者が2人、遠い分野の研究者が1人、事務の代表が1人、教育部門の責任者が1人だった。

「伝える」をいうことを僕に教えてくれたイギリスと21人の生徒たち(中川 穀) | 現代ビジネス | 講談社(2/3)

気候学は、地理学とも非常に近い分野なようで、中川さんは地理学教室で、

  • 6月下旬のある日、午前の部と午後の部に分けて実施された最終選考を受験
  • 午前の部は、3人の候補者による研究発表会だった。持ち時間は1人20分、発表は地理学教室の教員と学生であれば誰でも聞くことができた
  • 地理学教室の会場は、50人程度を収容できる教室は満席になった
  • 午後の部は、選考委員だけによる1人30分の面接だった

というプロセスや状況のもと、進みました。先の台湾の大学で採用試験を受けた先生の話の学術講演会の部分が、中川さんの受けた最終選考では午前の部の研究発表会だったのでしょう。日本の昨今の大学では、模擬授業がこれに当たる模様です。

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駆出しの気候学者、英国で大学教員初任となる:その1(英国渡航編)~「伝える」をいうことを僕に教えてくれたイギリスと21人の生徒たち」(現代ビジネス )~

<今回の内容>

  • 1.はじめに
  • 2.「伝える」をいうことを僕に教えてくれたイギリスと21人の生徒たち」(現代ビジネス )に見る、駆出しの気候学者の英国で大学教員赴任体験
    •  2-1.当該記事が執筆された理由
    •  2-2.英国のニューカッスルへの赴任と「憂うつな「就職活動」

1.はじめに

私のやっている、院生や研究者のサポート方法の一つに、大学院出身者の進路を紹介する記事を書くことがあります。今回のエントリ記事も、その一つで、

学位を取得してからイギリスに職を得るまで、私は日本で時限付きのポストを渡り歩きながら食いつないでいた。大学教員の公募には20回ちかく応募したが、すべて不採用に終わった。

(「伝える」をいうことを僕に教えてくれたイギリスと21人の生徒たち(中川 穀) | 現代ビジネス | 講談社(1/3))

という経歴を持ち、当時、駆け出しだった気候学者で、現在は立命館大・中川毅教授の新米時代を書いた記事を取り上げたいと思います。新米大学教員として、異国の地で苦戦する中川さんの姿やお話から、日英の大学における大学教員を取り巻くシステムの相違点や習慣など、コメントできたらと思っております: 

gendai.ismedia.jp

 

なお、取り上げるオンライン記事は、3ページにわたっており、本ブログでは、2回かに分けて、お送りする予定です。

 

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(イメージ画像:イギリスのニューカッスル・タイン川付近)

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ポール・J・シルヴィア『できる研究者の論文生産術』をしっかり読む

<書評します>

  • 1.はじめに
    •  1-1.あの本のレビューを改めて
    •   1-2.本書の目次と全体
  • 2.ポール・J・シルヴィア『できる研究者の論文生産術』をしっかり読む
    •   2-1.序盤(第1~3章)の内容
    •  2-2.中盤(第4~6章)の内容
  •  2-3.終盤(第7・8章)の内容
    •   2-4.「訳者あとがき」に見る本書のアドバンテージ
  • 3.最後に

1.はじめに

 1-1.あの本のレビューを改めて

記事タイトルの本は、今までへ弊ブログの論文の書き方や読み方、執筆のスケジュール管理の記事などで、ちょこちょこと内容を紹介したり、批評したりしてきました。改めて、Twitterで「いいね」が2桁になったら、全体レビューをしようとツイートしましたが、近況報告も兼ねた記事の「学術論文と同人誌を比較して実感したこと - 仲見満月の研究室」で書きましたように、通過した論文改稿の作業が急きょ、入ってきました。そのため、もう一度、自分が論文の書き方を見直すため、きとんと全体のレビューを本記事で行うことに致しました:

 

できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書) 

  1-2.本書の目次と全体

上記の本書リンク先から、目次を引用いたします。

 

  • 第1章 はじめに

  • 第2章 言い訳は禁物 ――書かないことを正当化しない

  • 第3章 動機づけは大切 ――書こうという気持ちを持ち続ける

  • 第4章 励ましあうのも大事 ――書くためのサポートグループをつくろう

  • 第5章 文体について ――最低限のアドバイス

  • 第6章 学術論文を書く ――原則を守れば必ず書ける

  • 第7章 本を書く ――知っておきたいこと

  • 第8章 おわりに ――まだ書かれていない素敵なことがら

 

まず、タイトルにある「論文生産術」とありますが、何も学術論文の生産効率アップだけを行う研究者をターゲットにしてはいません。序盤から中盤を読んでいると、しばしば、研究予算の申請書や、助成金の申込書といった研究活動を支える書類の書き方を知りたい人をも、ターゲットにしていることが窺えます。その一方で、あまり、研究発表のパワーポイントの作り方のテクニックや、シンポジウムの報告集に入れる短いレポート文書の書き方は、あまり気を配られておりません。

 

本書を貫いているキーワードは、一つ。地道にコツコツ書くことであり、一気書きは避けるべきこと。それでは、細かく気になった箇所を確認していきましょう。

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学術論文と同人誌を比較して実感したこと

0.最近あったこ

この週末、夏に投稿した学術論文の審査結果が出ました。皆さまの応援のおかげで、無事、アセプトされました。

 

投稿論文が掲載決定になった直後、査読審査をした方々からコメントに応じて書き直しをしたり、コメントへのお返事をして「このような根拠によって、こういう書き方をしたのです」と書いて、書き換えない理由を示したり、ということを致します。この作業には、書き入れられなかった参考文献を引っ張り出して、本文や注を追記することもあって、必要な文献が果たしてアナログのファイルに、それともデジタルの外付けHDDに、どっちに保存していたっけ?という事態に陥ることもあります。デジタル・ライブラリーの整備は、今からおすすめ致します。

 

さて、今回は学術論文の改稿をしていた際、同人誌と比較して気が付いたことを書こうと思います。はい、Twitterで書いていたネタですね。

 

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1.註釈や脚注の書式が近い

note.muやブログ、同人誌で書いている脚注の書式で、学術論文の注の解説を書いてしまったこと。ここは、論文のほうを推敲していく上で、直さないといけません。タイトル、記事の載った媒体のタイトル、掲載日の順にするとか、統一しておかないと、混乱するのです。

 

逆説的に言えば、ブログや同人誌を読んでもらえると、私の投稿論文の書式も推測可能かと、思います。まあ、クセみたいなものですね。

 

 

2.PDFファイルに一本化できたら入稿側は気楽?

文字書き系同人誌も、学術論文も、PDFに一本化してもらえたら、入稿や提出が楽だなぁ、と思いました。論文に挿入する画像は、前にお世話になった印刷所のサイトでは、ラノベ原稿の挿絵は別の画像形式で入稿必須と。論文の編委会にも、今回の初入稿で言われました。「画像は特定のファイル形式にして、レイヤー統合して、JPEGでzipファイルに、論文のPDFファイルとまとめて、送ってください」という論文編集委員会もあります。

 

 

3.問い合わせや事前確認はしっかりと!

投稿論文の初稿提出も、同人誌の初データ入稿の際もでしたが、分からなかったら、メールや電話で問い合わせをすると、安心して原稿に取りかかれました。仕上がりが気になれば、査読論文は校正作業で詰める!同人誌の場合はお金かかるけれど、余裕があれば、見本を印刷所に出してもらえるところもあります。

 

 

4.最後に

以上、3点がジャーナルや同人誌の原稿を書き、編集側とやり取りをする際に共通するところだと思って、書いてみました。皆さん、いかがでしょうか?

 

そろそろ、10月も半ばになってきました。イベントによっては、スペース位置が発表になる頃です。追々、発表していきますので、もうしばらくお待ちください。

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