仲見満月の研究室

元人文系のなかみ博士が研究業界の問題を考えたり、本や映画のレビューをしたりするブログ

【メモ】映画『アマデウス』を見ました~それと時代背景を知るための本『「怖い絵」で人間を読む』~【 #FGO 関係】

1.はじめに

先日、次の記事でお知らせしましたように、弊サークル「仲見研」では、来月の3月10日のTYPE-MOON作品オンリーの同人誌即売会に向け、新刊を出します↓

naka3-3dsuki.hatenablog.com

 

その'19年3月の春号では、FGOの影響から見た学術出版の世界を特集。その中には、学術的な専門性の高いサリエーリの新版伝記↓

の話題にも触れています。書き下ろしのあとがきでは、絶版になった旧版と新版の「ざっと読み比べレポ」をお送りしていますので、お楽しみ頂けたら、幸いです。

 

今回は、FGOと学術出版の特集号を作る上で、見たり読んだりした作品について、少し書いておこうと思います。その作品は、映画版の『アマデウス』↓

アマデウス ディレクターズカット [Blu-ray]

アマデウス ディレクターズカット [Blu-ray]

 

です。

 

本記事では、この映画について所感を記録しておきたいと思います。ネタバレにご注意ください。

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【資料庫と同日更新】映画『Fate/stay night [Heaven's Feel]』の主に第Ⅱ章の感想~それとコラボキャンペーンの情報~

<今回は番外編>

  • 1.映画の紹介と感想
  • 2.HFとのコラボしているお店のキャンペーン情報
    •  2ー1.LAWSON
    •  2ー2.すき家
    •  2ー3.そのほかのところ
  • 3.むすび

1.映画の紹介と感想

どっぷり、Fate作品群に浸かってしまっている、執筆管理人です。

 

本記事のタイトル映画第Ⅱ章「lost butterfly」の公開から、明日'19年1月19日で一週間が経ちます。今週、ちょうど公開中の映画館の割引デーがあり、見てきました↓

f:id:nakami_midsuki:20190118183204j:plain

(画像:本作のフライヤー、右が衛宮士郎、左が間桐桜

 

今回は、この映画の主に第Ⅱ章を見た感想と、コラボキャンペーンの紹介を致します。

 

この作品は、TYPE-MOONビジュアルノベルFate/stay night』の第3のルートを、映画化したものです。第1の[Fate]ルート、(主人公・衛宮士郎が召喚したセイバーと頑張る話)、第2の[Unlimited Blade Works](UBM)のルート(士郎がアーチャーとそのマスター遠坂凛と共闘する話)です。物語全体の主なあらすじは、どんな希望でも叶えられるとされる願望機「聖杯」をめぐって、魔術師たちが古今東西の神霊や偉人などを「サーヴァント」として召喚し、日本の冬木市で繰り広げる戦争。その第五次聖杯戦争に巻き込まれた男子高校生・衛宮士郎が、セイバーをサーヴァントとして召喚。己の「正義の味方」の夢と向き合いつつ、聖杯戦争を戦う中で、各ルートで何らかの決着をつけるというのが、ミソとなっています。

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美術館裏側の日常、見せます~映画『パリ #ルーブル美術館 の秘密』の感想とミュージアムのドキュメンタリー映画の紹介~

<職員たちが主役の「お仕事」ジャンルの映画>

  • 1.はじめに
  • 2.美術館裏側の日常、見せます~映画『パリ・ルーブル美術館の秘密』の感想~
    •  2-1.作品の概要~主人公は職員たち~
    •  2-2.ルーヴルの建物の仕掛けと歴史の話
  • 3.むすび
  • 4. 補足:美術館を舞台にしたドキュメンタリー映画の紹介

1.はじめに

体育の日を過ぎて、急に気温が下がり 秋めいてきたな、と感じています。皆様いかがお過ごしでしょうか。秋といえば、よく「〇〇の秋」といわれます。私は現在、買って増やしてしまった本を積ん読の状態にしてしまっているのと、資格の勉強で本をたくさん読む必要が出てきました。なので、この秋は、読書の秋として過ごすことになるでしょう。

 

本を読む以外では、ずっと見たいなと思っていた美術館に関するドキュメンタリー映画のDVD を一本見ました。それが今回取り上げる映画『パリ・ルーブル美術館の秘密』です。私が持っているのは、こちらのバージョンです。

 

DVD パッケージの解説によると「所蔵美術品35万点、階段の段数1万500段、総部屋数2800室、職員1200人」の規模を誇る、パリのルーブル美術館。その展示室だけでなく、学芸員の執務室や、所蔵品の管理保存や修復を行うため、地下の迷路を進んだ先にあるメンテナンスのための施設、スタッフたちに食事を提供する厨房、火事の時のための消火器の使い方や、救急救命士の人工呼吸の訓練など。「世界最大の美術館に命を吹き込む職員たちの素朴でユーモラスな日常の物語」を描き出した作品です。

 

ちなみに、2008年の別バージョンでDVDが出ている模様↓

 

さっそく、作品の批評をしていきたいと思います。

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