仲見満月の研究室

元人文系のなかみ博士が研究業界の問題を考えたり、本や映画のレビューをしたりするブログ

ズボラで料理の嫌いな人間が自炊と食事について考える~ 春から学生となる方へ仲見が伝えたいこと~

今週のお題「卒業」 ...というか大学の新入生に向けた内容>

1.はじめに

本日、Twitter上で「#春から貧乏大学生へ」のハッシュタグによる投稿を目にしました。Twitterユーザーの皆さんが、2019年の4月に新生活を始める貧乏大学生に伝えたいことがあれば、このタグを付けてツイートする。そのような流れが見えました。

 

私が「#春から貧乏大学生へ」で検索すると、食費の節約アイディア、自炊の食材調達の工夫がたくさん出ていました。当ブログでは、そのあたりに関して主に院生向けの企画ではありますが、次の目次記事で食事に関する更新記事をまとめました。よろしければ、ご覧ください↓

naka3-3dsuki.hatenablog.com

 

食事に関する企画をぶち上げた割に、実際のところ、大学の学部時代の私はズボラで、もとからあった苦手意識もあって、料理が嫌いでした。それでも大学1~2年次の頃は、授業やバイト、サークルで忙しい合間を縫って自炊をしておりました。だけど、うまくはいきません。今回は、そのあたりのことを振り返りつつ、本記事のタイトルに書いたテーマで文章をまとめたいと思います。

 

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2.ズボラで料理の嫌いな人間が自炊と食事について考える~ #春から貧乏大学生へ伝えたいことまとめ~

食事は、健康の柱ということは言うまでもありません。大切だからこそなのか、食材の管理や調理には、それなりの知識と技術が要ります。食材管理は、授業や学習、バイトで忙しくなると、おろそかになります。冷蔵庫を開けたら、食材が傷み、カビだらけ!なんてこともあるでしょう。少なくとも、私は何度もありました。

朝昼晩の食事ではありませんが、たとえば、お餅について。私のいた大学院には、料理上手な社会人院生の方がいらっしゃいました。その方のお話では、昔はお餅の傷んだところを切り取り、油であげて、おかきにしていたこともあったようです。そのお話を聞いて、自宅に戻った院生時代の私は、揚げ物に適した広さや器具のないキッチンを見て、無理だと悟った覚えがあります。

 

そもそも、自分は大学生の時は、専攻コースの授業に加えて、教職はじめ課程を履修しており、本を買うためのバイト、サークルで多忙でした。週20コマ近くの授業に出て、大学3年次にはオーバーワークで精神的に限界を迎えます。

(あの頃は、本当にセーブするということをしなかった...)

 

現在の大学生の皆さんには、それ以上に忙しい!と思われます。疲労したところ、十数年前の私は大丈夫だろうと考え、開けた冷蔵庫から黒っぽい斑点の餅類を取り出し、大丈夫だろうと適当に焼いて食べたら、お腹を壊しました。大学1年次の梅雨直前くらいの苦い思い出です。翌日、近所のクリニックに駆け込んだような気がします。

 

食材管理に関する話で、もうひとつ。傷んだ食べ物を食して消化器官をやられると、地道にメンタルのHPゲージを削られます。消化器官をやられてから後、食べる時、胃腸か動くと痛いですよ。最近、胃腸のことで病院に行き、聞いた話では、脳のはたらきと胃腸は直結しているところがあるようです。ちょっと、少し考え事しただけで、ストレス性の胃痛が出やすくなります。新生活は、何かとストレス多いので、お気をつけください。

 

アホな私みたいに病院行きになって、お金がかかったらアカン!ということで、時々、ご飯の店でお世話になってもよいと思います。特に、料理が苦痛な人は、健康のためにも。苦手でなくても、クタクタに疲れて帰宅した日は、冷蔵庫を開ける気力すらないかもしれません。そうなってくると、具体的には次のTogetterまとめにある食生活が...↓

togetter.com 

 

おかずの作り置きも挑戦したことがありました。ですが、お腹がすくと計画的に「今日は●●と◇◇を解凍して、これだけ食べる」といった食べ方ができず、一度に3食分を食べ尽くしてしまい、落ち込む。レシピを見ながら作るのに時間がかかる割に、あるだけ食べてしまって保存ができないことが続き、やめました。

 

作り置きで思い出したのが、生の野菜や肉のこと。長期保存に向かないものは、一度、炒めるなり、茹でるなりしてから冷凍することで、長期保存ができることがあります。しかし、そういったことが苦痛な人には向きません。元気のある日に、鍋の沸騰したお湯に袋入りのチキ●ラーメンと一緒に、洗って千切ったキャベツ、モヤシ、チャーシューがわりの薄切りハムを入れて、即席ラーメンにして食べたことはあります。

 

見切り品については、お惣菜を買った日に食べきってしまうのであれば、現実的です。ただ、急に外食事案が発生した場合、見切り品が冷蔵庫にあると困ります。たとえば、急に出た授業課題に取り組むため、学生同士で集まってグループでレポートを作成することになり、大学の食堂や談話室等で食事をしながら、レポートの準備をするとか。教職の授業を履修していると、そういったことは、よくあります。

 

そのほか、自炊がらみの苦い思い出としては、調理で出た器具や食器を洗っているうち、腰が痛くなってしまったことと、洗剤で手が荒れてしまったことでしょうか。折り畳みの椅子をシンク前に置いて、それに腰かけて洗ったり、肌に優しいという洗剤を使ったり、ゴムやビニールの手袋をして洗い物をしたり、工夫してみました。しかし、狭い台所に折り畳み椅子でも邪魔に感じ、洗剤を切り替えても手は荒れ続け、自分のサイズに合う手袋はなく、色々と面倒になってしまいました。アカギレだらけの手のケアを調べるうち、どこかでポッキリ、心が折れました。それ以降、大学の食堂へ行く機会が増えていったように思います。

 

そんな経緯があって、私は自炊で「失敗」を繰り返すうち、ますます料理への苦手意識を強めてしまい、自炊が嫌いになりました。もともと、食べることに興味がなかったのかもしれません。頭で食は健康の基本と認識している割に、私は食への関心が薄くなっていってしまい、 その後、心身の調子を悪くしてしまい、料理ができないため、生活で困ったことになりました。

 

 

再び、食材管理の話に戻りましょう。学部時代、友人が実践していた食費の節約アイディア、自炊の食材調達の工夫は、

  • 豆苗やネギの残りを栽培→食材にする方法
  • (栽培の知識と技術のあるマメな人だと)ベランダのプランターでトマトやキュウリを作っていたこと

を思い出します。

 

ああいうのは、やっぱり、忙しいと世話できません。ありがちなものだと、豆苗をカビさせたり、ネギを枯らしたりすることでしょうか。私の場合、根菜の茎や葉の部分を水耕栽培でやって、薬味に使おうとしたら、夏の猛暑で枯らしてしまいました。鉢植えの野菜も枯らした...。定期的に世話ができない、収穫できない人であれば、栽培は挑戦しないほうがよいかもしれません。

 

栽培の失敗は、精神的にもよくないでしょう。私の経験上、育ててた野菜を枯らしてしまったことに気づくと、凹んでました。忙しい上、お金がなくて荒んだ心に、食材目的で育てた植物を枯らしてしまったとなれば、

  • 植物の生命を奪ってしまった
  • 節約できるはずだった食材を枯らしてしまい、食べ物にお金がかかってしまう

という事実に向き合うことになります。繊細なメンタルと持つ人には、大きなダメージになるでしょう。

 

そういうわけで、マメな人でないと食材を栽培によって得ることは、オススメしません。色々とメンタルを病むリスクを含めて。 

 

結論としては、もともと、料理に苦手意識のある忙しい学生は、無理に自炊チャレンジをすると、色々とツライことになるから、適度に外食を利用しよう、ということです。

 

 

3.最後に

適度に外食をしよう!とはいえ、私は現在進行形で自炊が嫌いですし、苦手なせいで困っています。一時期、野菜やハムを入れたラーメンばかり作って食べていたところ、そのうち、飽きてしまいました。最近、Fateシリーズのスピンオフ作品である

を見て、また自炊に挑戦する気持ちは出ております。とばいえ、登場人物達の作っているシーンを見ると、みんな腕のレベルが高く、やる気をなくしますが...。

 

たぶん、料理だけでなく、洗濯や掃除といった家事に含まれることは、苦手な人に向けた本はたくさん出てはいても、合わないやり方であれば続きません。もちろん、極めようとすれば、きりがない存在です。そういった意味で、最低限、どういったことが出来たらいいのかを考えると、(義務教育である)中学家庭科の教科書に載っている内容がスタンダードなものとして思いつきました。そうはいっても、中学家庭科の教科書は既に持っていない読者の方も少なくないでしょう。私は、持っていません。

 

ここでは、中学家庭科に近いレベルの内容で、基本的な暮らしのための知識や技術がまとめられた次の本を挙げておきます。料理のところでは、包丁の使い方に始まり、そろえるべきキッチン用品に、野菜ごとの切り方や下ごしらえの仕方、肉の部位の説明がシンプルなイラスト入りでなされています↓

[知っておきたいシリーズ] 大人のためのもいちど家庭科 (これだけは知っておきたい 暮らしの便利帖)

[知っておきたいシリーズ] 大人のためのもいちど家庭科 (これだけは知っておきたい 暮らしの便利帖)

 

10年ほど前に出版された本で、絶版になっているのが残念です 

 

2年近く前に出たもので、「14歳の世渡り術」シリーズの本では、次のものが気になります。メインタイトルは調理中心のように見えますが、副題のとおり、衣食住を網羅した内容になっているようです。確認はできていませんが、2016年末以降の新しい選択表示にも 対応したものかと↓

正しい目玉焼きの作り方:きちんとした大人になるための家庭科の教科書(14歳の世渡り術)

正しい目玉焼きの作り方:きちんとした大人になるための家庭科の教科書(14歳の世渡り術)

 

 時間があれば、また読んでレビューしたいところです。

 

この春から新しい生活が始まり、不安なことが多いと思います。そんな中、食事は健康維持のベースで重要なことですが、料理が苦手な方は、なるべく、負担にならないような方法を探してみてください。 

 

おしまい。

 

 

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