仲見満月の研究室

元人文学系、現・文理総合学系の「真っ白」博士が大学院とその周辺問題を考える

続・アカハラ相談をする時のポイント+「レコーダーでの録音のやり方~アカハラ対策として~」について

<2つのtogetterまとめについて>

1.はじめに

先週末4月15日の土曜日にまとめさせて頂いたtogetterまとめ↓

 

その1.「アカハラ相談をする時のポイント」:
naka3-3dsuki.hatenablog.com

に補足ツイートをされておられたので、その連続ツイートを追加いたしました。

 

それに関連して、アカハラ対策として、その1のツイート主の水無月さんが続きにツイートされていた録音の方法とコツについて、本日19日に別のtogetterまとめにアップさせて頂きました↓

 

その2.「レコーダーでの録音のやり方~アカハラ対策として~」:togetter.com

 

今回は、その1の補足部分、その2のまとめについて、少し、説明を追加しようと思います。

 

f:id:nakami_midsuki:20170419133047j:plain 

 

 

2.その1.「アカハラ相談をする時のポイント」補足に関すること 

水無月さんの補足ツイートを以下に箇条書きにしました。

  •  補足①:訴え出る際には情報が漏れることも想定していないといけない
  •  補足②:大学内の同じ研究機関ではなく部署の異なる大学全体のハラスメントを受け付けてくれる管轄を選ぶこと
  •  補足③:(続)この場合は大学内の人事課,コンプライアンス室などに当たるところを視野に入れるべき
  •  補足④:ただし法的アクションについては中の人は素人ですし、アカハラに絡めた事例もまだ少ない模様
  •  補足⑤:(水無月さんの場合)自分の場合ハラスメント相談室等の情報漏えいによる罰則はコンプライアンス室に委ねられていますが、訊ねるまで教えてもらえなかった
  •  補足⑥:余談ですが、録音することを相談員に告げた際、音声が編集される場合を想定して相談員が証拠として自分の同意の上で同時に録音を行った(普段は筆記記録のみ)

(アカハラ相談をする時のポイント~学内のハラスメント相談室に持ち込んだ際に注意したこと~ - Togetterまとめより構成)

 

 説明を加えていきます。

 

補足①については、水無月さんによると「身の回りなどで」情報が漏れてしまったことが実際、あったようです。「アカハラ相談をする時のポイント~学内のハラスメント相談室に持ち込んだ際に注意したこと~」(togetterまとめ)の補足 - 仲見満月の研究室や、

【2017.4.14_1010更新】院生を自分の意志だけで「休む・辞める」ことは難しい?!~日本の大学院の指導教員制度を中心に考えてみた~ - 仲見満月の研究室でも書いたように、相談窓口や相談室は正直に言うと、守秘義務が徹底されていなかったり、あまり頼りにならないところがあります。水無月さんが仰るように、「残念ですが頼れる柱として相談センターを見ると痛い目を見てもおかしくないので、できるだけの予防策を講じるべきでしょう」。その予防策として、補足②があります。

 

補足②にある大学内において「部署の異なる大学全体のハラスメントを受け付けてくれる管轄」を選ぶことが、①の予防策に挙げられます。【2017.4.14_1010更新】院生を自分の意志だけで「休む・辞める」ことは難しい?!~日本の大学院の指導教員制度を中心に考えてみた~ - 仲見満月の研究室第3項に書いたように、窓口では対応が遅くなり、大学全体の管轄部署にアカハラ相談が上がってくるまで、時間がかかることがあり得ます。速やかに対応してもらうためにも、「アカハラ」からどう身を守る?学生・院生のためのメンタルヘルス対策 – メンヘラ.jpの3-1で書きました「大学全体を仕切る「全学」という大きな組織に人権問題対策部」といったところへ、アカハラ報告をすること。ただし、水無月さんがtogetterまとめのその1でツイートされているように、

ハラスメントの内容によっては研究倫理,研究費不正,論文不正,暴行,恫喝など相談室の管轄を超える場合があります。(続)

 (アカハラ相談をする時のポイント~学内のハラスメント相談室に持ち込んだ際に注意したこと~ - Togetterまとめ)

ということがあります。

 

そのため、補足③で書かれていらっしゃるように、人事課やコンプライアンス室を視野に入れつつ、それと同時に、

暴行や恫喝があった場合は法的に責任を問うことができます。日時,出来事,それを直接間接的に証言してくれる人,あれば診断書をまとめおくと良いようです。

 (アカハラ相談をする時のポイント~学内のハラスメント相談室に持ち込んだ際に注意したこと~ - Togetterまとめ)

とのことです。暴行や恫喝の証拠については、証言者を探すのが難しい場合もあるので、togetterまとめのその2で書かれているように、自ら録音することも重要です。

 

補足④の「法的アクション」については、水無月さんが仰るように、

軽々な行動と判断は抑えるべきだと個人的には思います。
精神的に不安定又は,身の危険を感じる場合は距離を置くのが一番です。

 (アカハラ相談をする時のポイント~学内のハラスメント相談室に持ち込んだ際に注意したこと~ - Togetterまとめ)

という面が確かにあります。

 

ただ、相談した部署を巻き込まなくても、アカハラを受けた人、あるいはその周囲の人が可能であれば、弁護士のいるところに話をしに行って、とれる手段を尋ねるだけでも、精神的な支えになるとか、心持ちが違うかもしれません。具体的には、

法テラス|法律を知る 相談窓口を知る 道しるべ

弁護士ドットコム - 無料法律相談や弁護士、法律事務所の検索

といったとろこが挙げられます。アカハラ訴訟については前例が少なく、実際に裁判をしようとしても勝算が見込めないのか、応じてくれる弁護士がいないことが多いことをTwitterで目にしたことがありました。そうだとしても、一応、上記の場所に相談してみることで勇気づけれらたり、何かしらの手段が見つかる価値はあると、私は考えています。また、院生が獲得した助成金をめぐる問題~人力検索はてなの質問から~の「3-1.ブログ管理人からのアドバイス」に書いた危険に気をつけつつ、 慎重に動きましょう。弁護士に頼めば、大事にならないよう、外部に知られないように動いてくれるようです。

 

補足①・③と関連して、補足⑤の「ハラスメント相談室等の情報漏えいによる罰則はコンプライアンス室」に任されているとのことですので、このあたり、まとめその1のカマかけ方法をとる等、確認してみて下さい。

 

補足⑥の相談室側と相談者側の録音については、筆記記録では書き落としが出てしまうところまで、カバーするという点において、有効だと思われます。付け加えとして、「逆に相談室側が一方的に録音している場合こちらも録音しておくのもありでしょう」ということを水無月さんがツイートされていました。

 

togetterまとめ・その1の補足については、ここまで、です。

 

 

3.その2.「レコーダーでの録音のやり方~アカハラ対策として~」について

水無月さんのレコーダーでの録音方法とそのコツのツイートについて、まず箇条書きに致します。

  • ①:レコーダーを2つ持って行き、録音することを断らずに見えるところに1つ、見えないところにもう1つレコーダーを置いて録音する。
  • ②:1つ目に気づいてから態度が変わるなら、それもハラスメントの傍証になり、1つ目をとめられても2つ目には気づかれにくいという利点がある。
  • ③:また、録音時間の長いレコーダーを手に入れて朝研究室に入る前に録音を開始して夜研究室を離れる際に止めるというのも良い。
  • ④:③の内容は証拠集めと言うよりも、自分の精神的安定を保つといった側面が強い。
  • ⑤:レコーダについて書いてある記事をみつけたので置く。目的に沿った使用感についてなど参考になるかと。

レコーダーでの録音のやり方~アカハラ対策として~ - Togetterまとめより構成)

 

①のレコーダー2つは、思いつきませんでした。例えば、2台同時に録音スタートボタンを押しておいて、「もしそれを見咎められたらそのレコーダーを止めて、2つ目には触れずに最後まで録音する」と。この2台を使うテクニックは、②のご指摘のように、「2つ目には気づかれにくいという利点」があります。

 

③と④については、「常に録音しているという意識は心の支えになりますし、一日何も言われなければ夜にそのデータを消すことで何もなかったことを再確認でき」、「録音しているという意識(安心感)、無事だった一日の再確認と言った認識を持つ目的で行う」という精神を安定させるために録音するとうのも、頷けます。ハラスメントにさらされていると、精神的に委縮しがちで、心が不安定になってしまい、そこから疾患にかかかってしまうことがあります。弱った自分を支えるという意味でも、録音データをとっておく行動の意味を水無月さんが提示されたことは、重要ではないでしょうか。

 

 ⑤については、引用のはてなブログの記事のリンクを貼らせて頂きました↓

acahara.hatenablog.com

 

上記のacaharaさんの記事では、ICレコーダーについて、一目ではICレコーダーだと分かりにくい外見が大切、かつバッテリーの減りが少ないものとして、次のレコーダーが紹介されていました。リンクを貼ってきます。

 

録音と合わせて、私がやっておいたほうがいいと思ったのは、acaharaさんの記事でも書かれていたノートによる筆記記録。単にアカハラ内容に日時を入れ、日記にしておくだけでなく、その場にいた人の名前、時間帯や当事者たちが着ていた服等についても、細かく記録しておくことをおすすめします。具体的にどんな項目の記録をとったらいいのか、分からない場合は、togetterまとめ・その2の終わりの終盤に、

togetter.com

の3ページ目あたりの「働きながら自分でできる「自衛策」も」の項目に出ていた、

 

が参考になると思いました。このダイアリー自体は、正規雇用からアルバイトまで、働く人を想定して作られたようです。大学・大学院の現場では、無給労働や実験、TA・RA、ポスドク労働の記録にも使えるでしょう。文庫サイズで、ボールペンを差しておけば、白衣や上着のポケットからさっと取り出して、記入できそうです。

 

録音にしても、筆記記録にしても、振り返ってみれば、全部、学校でのいじめ対策として証拠を残す方法と同じではないかと思い当たりました。録音については、お子さんのランドセルや筆箱に盗聴器を仕掛けておく親御さんがいるニュースを夕方のローカル番組で見たことがあります。もし、盗聴器の先にレコーダーを繋いで記録をとっておけば、いじめの証拠となりそうです。

 

togetterその2のレコーダーと録音ほ方法については、以上です。

 

 

4.最後に

以上、水無月さんのアカハラ対策に関するtogetterまとめその1・その2の内容について、追加の説明をさせて頂きました。

 

再度、内容を読み返して気づいたのは、相談室への相談にしても、レコーダーを使った録音にしても、できるだけ細かな記録を残しておくことは、アカハラで委縮している自分の精神状態を悪化させず、安定させるという意味において、鍵になるということです。そして、味方となってくれる仲間を増やし、動くときは慎重に行動すること。これが重要です。

 

ちなみに、私がこのブログで更新や追記をした時、その年月日や時間を残しておくのは、実は成長期に起きた嫌がらせ対策として、細かく筆記記録をつけ始めたことの名残です。 嫌がらせは終わりましたが、本来の目的を通り越し、半ば記録魔という病的なところまで、来てしまっています。

 

何事もほどほどがよいでしょうが、記録魔の習性は、本ブログの執筆に役に立っている面があり、一概に悪いとは言えません。ですが、どうか皆さんは私のように嫌がらせ対策の手段が、病的な方向に行かないよう、早く、アカハラが終わりますように、お祈りしております。また、今回の水無月さんの2つのまとめ、お役に立てたら、まとめた者としても幸いです。

 

おしまい。

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