【近況報告】博柴(はくしば)プロジェクト進行中と年明けの文学フリマ京都の話
こちらのエントリ記事で、デビューした、職位が博柴(はくしば)の仲見ケン君です:
ケン君を我が研究室の看板犬として起用する「博柴プロジェクト」。現在進行形で、着々とグッズ化を果たしております。例えば、年明け1月21日の第二回文学フリマ京都のノベルティに登場する予定です。制作途中のイラストの一部を、ちらっと切り取って、今回はお見せ致しますね↓
初お披露目の時は、スタンダード・カラーのブルーなアカデミックドレスでした。ですが、季節によって学位帽やアカデミック・ガウンの色が変わったり、企画によって服装が変化したり、これから、様々な衣裳に変化していくでしょう。
(公式キャラクターに関する設定として、犬好きな里親の仲見満月が、飼った初代柴系雑種犬イワンコ(仮名)に果たせなかったものとして、色んな服を二代目柴系飼い犬のケン君に施そうとしている。という思惑があります…)
ところで、年明けの文学フリマ京都の科学ニュースの新刊・冬号について、少しだけ、お知らせです。特集は「ノーベル賞と科学者たち」(仮)です。ちょうど、12月10日あたりから、授賞式が始まり、受賞者の動向をニュースで、ノベルティのイラストを描きながら、聞きました。冬号の内容は、
- 受賞者の賞金は、いくらなのか?増えたり、減ったりはあるのか?
- 受賞者にはその後、若手育成や継続的な資金調達のため、財団や基金を設立している人がいるけど、その運営はうまくいっているのか?
- 今回、話題となったノーベル医学・生理学賞をしそうな、準研究者の紹介
といった、ノーベル賞に関する、ざっくばらんな話題をチョイスしました。
加えて、秋号に続き、動物に関するニュースや、寒い季節に買って飲みたいホットドリンクにまつわる科学のお話を加えています。いろいろ、ぎゅっと詰め込んで、本文56ぺージほどの予定です。B5サイズ継続で、今回は詰め込み過ぎて、イベントの頒布予価700円でお高めとなりました。ということで、新刊の冬号をお買い頂いた方には、上記画像の全体を使った、博柴(はくしば)・ケン君のノベルティグッズをご用意しております。
また、既刊の科学ニュース、人文・社会系ニュースの秋号につきましては、
- Nakami-Lab’s Online Store - BOOTH(同人誌通販・ダウンロード)
- 仲見研 Online Books(※閉鎖しました)
の2つのネット通販ページで扱っているものについて、第二回文学フリマ京都で引き続き、頒布いたします。
文学フリマ京都のWEBカタログ編集ができるまで、もうちょっと、時間がかかりそうです。また、そちらが編集できるようになり次第、順次、弊ブログでもお品書き等、公開していこうと準備中です。しばらく、お待ち下さい。
おしまい。
【ニュース】「独大学、EU圏外留学生の「授業料免除」終了か 「無料」よりも「質」でアピール」(NewSphere)
<ドイツの大学についてのお話です>
- 1.はじめに
- 2.「独大学、EU圏外留学生の「授業料免除」終了か 「無料」よりも「質」でアピール」(NewSphere)を読む
- 3.最後に
1.はじめに
これまで、本ブログでは海外の様々な大学や大学院の学費や住まいの事情等について、取り上げてきました。台湾、オーストラリア、フランス…:
- 海外の大学院の話 その1~台湾の大学院の修士課程について~ - 仲見満月の研究室
- 海外の大学院の話 その2~台湾の大学院と就活を例に~ - 仲見満月の研究室
- オーストラリアと日本の大学状況の差に見る出世払い型の教育費支給システム~「安倍政権の「出世払い型教育国債」は低レベル大学を延命させる」(ダイアモンドオンライン)~ - 仲見満月の研究室
- 仏日の大学等の高等教育機関ほか、教育制度や文化の違い~「フランス人が驚く、日本の大学の日常風景3つ」( 東洋経済オンライン)~ - 仲見満月の研究室
今回は、私の先輩に当たる助教先生が研究をしていた、ドイツの大学制度に関する話題です。一時期、別のニュースでキャッチした時は、ドイツの大学は国内外、EU圏内外と関係なく、授業料が無料であり、レベルも高く、英語での授業が行われる大学には海外からの留学生がこぞって進学していたと聞きます。しかし、ドイツで学位を取得した後、基本的には出身地で就職することが推奨されるという制度。帰国後、例えばアメリカでは就職に苦労する卒業生や修了生がいるという話を目にしたことがありました。
そんな事情があってか、タイトルとおり、ドイツはEU圏外からの留学生に対し、授業料の徴収を始める方針に切り替えるようです。今回は、その方針転換の背景に何があるのか、ドイツ独特の教育や職業訓練に対する思想も交えて、ニュースを読んで、考えてみたいと思います:
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【本ブログ公式キャラクター】「博柴」(はくしば)・仲見ケン誕生
本日、同人誌の委託出展の袋詰作業をしていた際、年賀状のことが気になり、来年は戌年ということと、自分が柴犬系の犬種が好きだという部分を妄想してしまいました。袋詰め作業が一段落した後の出来事です。
さて、やはり年賀状は柴犬の絵がいいかな?どういったのがいいかな?と考えているうち、ある時、フォロワーさんが「このはてなブログにも、キャラクターいたら、印象に残りやすいですよね。仲見さん、柴犬がお好きなら、柴犬と博士号取得者をミックスしたマスコットなど、いかがでしょうか?」とDMを頂いたことを思い出しました。あと、Twitterでフォローしている「研究室の柴犬bot」みたいな存在が、ここにいて欲しいと思っておりました。
そんなことで頭が沸騰したところに、やって来たのが、次の「仲見ケン」君です:
博士の学位帽を頭にのせ、アカデミックドレスを着たイヌ。遺伝子の4分の3が柴犬、4分の1が北海道犬や日本スピッツなど、他の日本産の犬種のものです。ボールを投げても、キャッチして歩いて戻る途中で落としてしまったり、リードやハーネスのお散歩では帰りたくなくなると、踏ん張ってイヤイヤしたり、縄張りと認めた範囲では用を足さなかったり、だいたい「柴犬」の習性や特性を持っているイヌです。
設定プロフィールでは、仲見研究室と学会で交流のあったサトウさんのところの飼い犬で、もとの名前は「サトウケン」でした。フィールドワークが必須の分野で、ハードな研究調査によるためか、サトウさんは病気が長引き、入院と治療のため、仲見研究室でケン君を預かるようになります。やがて、サトウさんの闘病生活が始まり、サトウ家ではケン君の世話が難しくなったため、正式に仲見満月が里親となって、ケン君は仲見研究室にやって来ました。
仔犬もカワイイですが、個人的な経験で、小学生の時から飼っていた柴系雑種のイワンコ(仮名)の世話で、生後1年ちょっとの頃の若い犬が、元気で逞しい感じが好きでした。その願望を反映して、ケン君も1歳半。人間なら、20代後半から30代半ばくらいだったと思い、「ポスドク2年目相当」という設定を追加。
下絵を描き、弊ブログの読者でもある同人仲間にスマホで撮った画像を送ったところ、ケン君が「博柴」(はくしば)と呼ばれ、それを英語にすると「ポスドッグ(Post doctor dog)」だろうという話に発展。ならば、ケン君を我が研究室に迎えるにあたり、博士研究員=ポスドクのイヌ版の役職を「博柴」=「ポスドッグ」とし、存分に愛嬌と頭脳を駆使して、研究活動費を取って来てもらおう!ということにしました。
これから、主に同人イベントの方面で、「博柴」の仲見ケンが出てくると思います。どこかで見かけたら、「あ、博柴のケン君だ」と覚えてやってください。よろしくお願い致します。