仲見満月の研究室

元人文系のなかみ博士が研究業界の問題を考えたり、本や映画のレビューをしたりするブログ

PODと学術出版に関するニュース~「文系研究者向け出版支援サービス「アスパラ」...が展開開始」(hon.jp)~

<今回の内容>

  • 1.はじめに
  • 2.「文系研究者向け出版支援サービス「アスパラ」と、理系研究者向け出版支援サービス「近代科学社DIGITAL」が展開開始」(hon.jp DayWatch)の紹介
  • 3.最後に

1.はじめに

学術出版は、様々な事情と問題を抱えおります。特に、人文・社会系の学術分野においては、著者の研究業績を示す出版物として、その成果を残す形、少数ではあるだろうけれど読みたい人にどう届けるか、問題はきりがありません。そのあたりの話は、先週9月の初めにTogetterでまとめ、このブログの記事「学術研究や研究者養成のほうから見た「若手には過酷な論文集の出版事情~日本の学術出版…とその問題~」(Togetter) - 仲見満月の研究室」で書けなかったことを補い、お話を致しました。

 

それらの各記事でも触れ、少数の需要に適していると思われるプリントオンデマンド(POD)という出版方法がございます。先に触れたまとめ記事「若手には過酷な論文集の出版事情~日本の学術出版のシステムとその問題~【更新一旦終了】 - Togetter」の終盤では、大日本印刷DNP)および丸善&ジュンク堂グループが、オンライン書店honto.jpを通じて、PODに力を入れ、サービス拡大をしていくことをお伝えました*1。PODの概要と仕組、強みなどについては、上記のまとめ記事をご覧ください。

 

今週に入って、PODと学術出版の新しい動きについて、ニュースをキャッチしました。今回はそのニュースを紹介したいと思います。 

 

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*1:詳細は、件のまとめ記事の「【関連ニュース】プリントオンデマンドの話」をご覧ください。

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【告知】 #関西コミティア53 の同人誌9月新刊オマケと【仲見研オフ会】のこと('18.9.28、19:30更新)

(*'18.9.7の9:30公開、本記事はしばらく、上から3番目に表示)

 

<’18.9.9(日)の文フリ大阪にお邪魔する予定です>

  • 1.まえがき
  • 2.オマケのペーパー「研究室通信」Vol.6.5
  • 3.【仲見研オフ会】のこと('18.9.28、19:30更新)
  • 3.最後に 

1.まえがき

地球は全体で今年は、異常気象。日本では大雨、台風、地震による災害で、不安に包まれている地域が少なくありません。少しでも、みんなで安心して眠れる日が来ることを願っております。

 

さて、明日の9日(日)に、大阪の天満橋にあるOMMビルで開催の「第六回文学フリマ大阪 (2018/9/9) | 文学フリマ」にお邪魔する予定です。気になるサークルさんの本を買いに伺ったり、各地の文フリ関係者のことを調査して、来年以降の即売会を考えようと思っています。会場でご挨拶をさせて頂くことがあるかもしれませんが、その際は宜しくお願い致します。

 

OMMビルで9月末に別の即売会の開催が予定されています。それが、弊サークル仲見研(スペースD-27)で出展する、関西コミティア53です。詳細は次のページを見て頂くとして↓

naka3-3dsuki.hatenablog.com

今回は、初売り本オマケのペーパー、即売会撤収後のオフ会について、ご案内させて頂きます。

 

 

2.オマケのペーパー「研究室通信」Vol.6.5

この新刊『なかみ博士の気になる学術系ニュース』'18.10.秋号(FGO や『キングダム』の記事収録)は70ページと最大のボリューム!

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それでも、圧縮したほうなんですけど…。そんなに分厚いのに「オマケで何を話すんだ?」とツッコミが入りそうですので、そのあたり、Twitterの発言を中心に改めてします。

 

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#ツイキャス のラジオ【#なかみ博士 の気になる500のこと】~第4回「独立・在野の研究者」~

ここ2週間くらい、修士卒らしき方々、それからTwitterの私のタイムライン上で、

  • 「就職後も論文をジャーナルに発表して、研究活動を続けたいけど、そのなかで気をつけることを教えて欲しい」といった相談
  • いわゆる在野で研究活動を続けるというのは、どういうことか?どう評価されるのか?

といった話題を見かけました。そういえば、大学院によっては前期修了の時期であり、悩む人も増える時期だと気づく。そのせいか、そっちの進路方面の話題でも「何かしらの騒ぎ」があったようです(私は概要すら、存じませんが...)。

 

大学院までの研究と、離れたり、異なったりする業種で、研究機関と独立した形で、自力で研究をしていこう!という方々は、私の身近で少なくありません。彼らのことを、「独立・在野研究者」と括って、私は呼んでいます。これまで折に触れて書いてきたように、現在の日本では既存の研究機関から距離を取ったり、独立したりして、在野で研究活動をする方向に一部の分野では向かっていく、そういう機運を感じております。

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そういうわけで、本日14日のお昼ごろ、ツイキャスのラジオ【なかみ博士の気になる500のこと】の枠で、第4回「独立・在野の研究者」と題して、語りました。前編と後編の2回に分けて、録音公開しております。ツイキャスのアプリからでなく、下のリンクより、ブラウザでアクセスしてWeb上でお聞きくださることを、推奨いたします。

 

【第4回「独立・在野の研究者」前編(独立・在野研究者とは?) 】

 

【第4回「独立・在野の研究者」後編(在野で研究をする時の注意など)】

 

コメント欄で、関連する書籍、弊ブログの記事のリンクを入れています。必要に応じて、ご覧ください。 

 

この第4回の録音公開期間は、本日14日~9月18日の23時59分まで、と致します。その後、余裕があれば、弊ブログ群のいずれかで、文字起こし記事を書くかもしれません。どうか、ご了承ください。

 

以上、お知らせでした。

 

 

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