仲見満月の研究室

元人文系のなかみ博士が研究業界の問題を考えたり、本や映画のレビューをしたりするブログ

考察

【追記】人文学の「価値」を「正面から問うこと」の一連の議論について

<今回の記事内容> 1.はじめに~一連の議論の簡単な経緯~ 1-1.「人文学は何の役に立つのか?」(道徳的動物日記)からの出発 1-2.そもそも、この議論での人文学とは? 2.人文学の「価値」に対する仲見満月の私見 2-1.「人文学は何の役に立…

学部「卒業」と大学院「修了」に関するアレコレ~卒業と修了の違いは?+「学位記」と式典の服装の話~

今週のお題「卒業」 たまには、はてなブログのお題で書いてみようと思い、確認すると、ちょうど今週のお題が「卒業」でした。 時期的には、そろそろ学部の卒業生には和服の紋付き、袴などのレンタルを申し込んだり、着付けやヘアセットをしてくれる人や美容…

『理系男子の"恋愛"トリセツ』で考えるドラマ「逃げ恥」津崎平匡のこと~『逃げるは恥だが役に立つ』中の院卒者の生き方③~

1.理系男子・津崎平匡さんの分析をしていなかった! 2.津崎平匡の生い立ちと経歴 2-1.生い立ち(出身地や縁のある土地)は? 2-2.どんな経歴? 2-3.本記事での津崎平匡の初期データ 3.『理系男子の"恋愛"トリセツ』で読み解く、津崎平匡 …

院卒者の「契約的結婚」~『逃げるは恥だが役に立つ』中の院卒者の生き方②~

〈今回の目次〉 1.『逃げるは恥だが役に立つ』の導入と本記事のテーマ 2.現実世界の「契約的結婚」とは? 2-1.結婚して夫が妻の実家の婿養子となるパターン 2-2.結婚して妻が夫の実家の跡継ぎとなるパターンはあるのか? 3.まとめ 1.『逃げ…

院生の助成金申請書類の作成過程~院生獲得の助成金使用問題の補足~

naka3-3dsuki.hatenablog.com 上の投稿に関して、一日、院生の個人申請による獲得助成金を申請者以外が使った、つまり、不正使用した場合、どうなるのか?じっくり考えました。

院生が獲得した助成金をめぐる問題~人力検索はてなの質問から~

1.はじめに 2.質問内容について 3.質問の問題とポイント 3-1.ブログ管理人からのアドバイス 3-2.この質問の問題のポイント 3-3.今回の問題と質問者の将来について 4. 最後に 1.はじめに 9月22日の「人力検索はてな」に投稿された質問で、…

「私とその周辺」の理系/文系のイメージ~2016年9月初めのセルフまとめ~

〈今回の目次〉 1.はじめに 2.ブログ記事まとめ 3.Twitterまとめ 4.最後に 1.はじめに 2016年9月初めごろ、「理系/文系って、何ぞや?」、この二つを「分けて考える必要はあるのか?」、「あるならば、その基準や定義は何か?」といった、大雑把な…

ポケモンGOの前身・イングレスと地域アートから博物館や美術館の可能性を考える~藤田直哉「イングレスと地域アート 『饗宴のあと』についてのノート」~

<お時間に余裕のない時は、0-2からどうぞ!) 〈今回の記事の目次〉 〈今回の記事の目次〉 0.前置き 0-1.ポケモンGO、始めました 0-2.藤田直哉さんの「ノート」について 1.「イングレスと地域アート 『饗宴のあと』についてのノート」概要 …

冬と花火と中国の呪術的なこと~夏花火の日本で異文化を叫ぶ~

テレビやタウン誌で、とうとう、花火大会の特集が組まれる時期となりました。とある番組によれば、世界中の花火が中国にある工場で作られているそうです。いわば中国は、世界のありとあらゆる花火の技術が集まっているとのこと。 この話を聞いて、ふと、中国…

【2017.6.2_0143追記】中国古典小説の英語版~『金瓶梅』の場合~

先日書いた下の記事で取り上げた、中国古典小説『金瓶梅』に関する話です。 naka3-3dsuki.hatenablog.com 『源氏物語』の英訳で有名な東洋学者のアーサー・ウェイリーですが、この方、中国の白話小説『金瓶梅』の英訳も手掛けております。 なお、ウェイリー…

やはり就職は厳しい文系大学院生~修士の院卒者の場合~

昨日、Twitterを徘徊していたら、下の記事を発見し、取り上げることに致しました。 ちなみに、この記事を執筆しているのは翌日の午前中です。家族の出勤を見送ったあと、洗濯機を回して洗った衣類を干しましょう!次に、就職活動でサイトで採用選考にエント…

中国・台湾と日本の飲み物持ち歩き文化の違い

3年ほど前、とある東洋学分野の研究会の会合での話です。私の所属大学が会場だったため、私は雑用を手伝っていました。その時、気づいた「見えにくいカルチャーギャップ」が今回のテーマです。 中国、台湾、それぞれから公演にいらした先生たちに、中国語で…

↓いいね!だったら、ポチッとお願いします。

にほんブログ村 大学生日記ブログ 博士課程大学院生へ
にほんブログ村