仲見満月の研究室

元人文系のなかみ博士が研究業界の問題を考えたり、本や映画のレビューをしたりするブログ

ブログで取り上げた本の2017年人気ランキング・トップ8:その2~第3位から第1位まで~

<2017年の人気の本トップ3>

  •  4.はじめに
  • 5.取り上げた本で2017年のトップ3(2017.1.1~12.31) 
  • 6.トップ3の結び 

 4.はじめに

間に約一日、はさみました。前回の記事↓

naka3-3dsuki.hatenablog.com

では、2017年のAmazonアソシエイトでの売り上げをもとに、弊ブログで取り上げた本のランキングで、上位8位から4位を取り上げて、振り返りました。なお、トップ10ではなく、トップ8の理由は、上位10位に同一の本が紙書籍と電子書籍で2種類×2冊、ランクインしているため、重複した紙と電子を1冊とカウントした結果です。

 

後編に当たる本記事では、上位3冊を取り上げて振り返るとともに、関連の映像作品や紹介記事も合わせて、リンクしたいと思います。

 

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【2018.1.13_1520追記】高卒認定資格で大学進学しようか悩む俳優の方へ~「42歳が大学受験を考えてブチ当たった2つの問題。」(かあいがもん「お父さんの日記」)~

<俳優の方の進路の悩みに勝手に答えてみた>

  • 1.はじめに
  • 2.「42歳が大学受験を考えてブチ当たった2つの問題。」を考える
    •  2-1.四年制の私大に通う諸々合計700万円の自己投資と「遊んでばかり」問題
    •  2-2.「大学に入る為にどれぐらいの時間を費やす」のか?と世界大学ランキングにおける日本の大学の低さの問題(2018.1.13_1520追記)
    •  2-3.社会人が大学や大学院に行く理由~「若返る」こと、および「趣味」~
  • 3.まとめ~大学受験する前に、お試しで大学の授業を体験しては?~

1.はじめに

最近、センター試験が近いことを引き合いに、

古典は教養以上に「必須」なことも~「日本よ、この期に及んで「古文・漢文」が必要だというのか」(はてな匿名ダイアリー)のこと~| - 仲見満月の研究室

の記事ほか、大学入試に関するネタで書いてきました、執筆管理人の仲見満月です。

 

実は、昨年の夏ぐらいから、はてなブログで話題となっておりました、俳優の河相我聞さんの

 ●かあいがもん「お父さんの日記」

に読者登録して、定期更新時には読むようにしておりました。特に、河相さんが「次男(15歳)が高校進学したくないと言い出したので、「高校ぐらいは」と、言おうにも、中卒で楽しく生きてる親では全く説得力が無い」という理由で、高卒認定試験の受験にチャレンジし、受験勉強や合格に関する記事については、注目しておりました。理由は、社会人や退職した方が学部生や院生として、大学・大学院に行くためには、どんな資格や書類等が必要なのか、入学したらどういう事が起こるのか、ということをテーマに、弊ブログで書いてきたからです。

(例えば、

 

河相さんのことは、サスペンスや刑事もののドラマ、クイズバラエティ(懐かしいところでは「マジカル頭脳パワー」あたり?)の番組を、10代から院生時代にテレビでお見かけしていたこともあって、個人的には割とドラマで演じる役柄とバラエティ番組での人物像の差に驚いたものでした。上記はてなブログは、バラエティでのキャラクターが全開になって、面白く、また考えさせられる内容が多いと感じました。

(先の引用部分の「中卒で楽しく生きてる親では全く説得力が無い」という太字の部分で、読む私の笑いを誘う一方、きちんと高卒認定試験に備えて勉強され、合格なさった報告をされているところは、河相さんの筋の通ったところが見られます)

 

なお、そのようにユーモアに富んだブログ『お父さんの日記』は、宝島社から出版されております↓

 
お父さんの日記 

現在、仲見家では「断捨離」キャンペーンが展開されており、なかなか、紙書籍を増やせない事情があります。でも、『お父さんの日記』は読みたいのです。早めに電子書籍版を(同じ価格でも買います)出して頂けるのを、心よりお待ちしております。

 

長い前置きはさておいて、今回、取り上げますのは、高卒認定の資格を得た河相さんの大学受験に関するお悩みのことです:

www.otousan-diary.com

 

昨年には、お笑いタレントのロンドンブーツ1号2号田村淳さんが、青山学院大学を受験されると発表され、今週末のセンター試験に備えられて追い上げ勉強なさっている様子をTwitter中心に、報告されておられました。田村淳さんは40代半ばで、42歳の河相さんと同年代になります。田村淳さんが青山学院大学を受験なさる理由は、出演されているテレビやネット番組を視聴していないため、不明です。しかし、Twitterの動画から、かなり勉強をされていることは窺えました。

 

40代からご年配の芸能人の方が大学受験に挑戦し、合格なさって通学を決意されるには、やはり思い切るまでに様々な葛藤や、一時的に仕事を休止なさって、みっちり学ばれ、卒論や卒業試験をパスして、芸能界に復帰する際には新たな仕事をもらえるのか、といった、悩みがあると思われます。田村淳さんはお仕事と学業を両立なさるのか、休業されるのか、それはわかりませんが、どちらにしても、受験するだけで大きな決断だといってよいでしょう。

 

そういった事情があるので、河相さんが大学受験をするか、するなら何を学び、研究するのか。はたまた、どこの大学を受けて、学費はいくらかかるのか。子どもの学費でなく、自分の学費を自分にかけるのは、適切なのか。また、若い人たちとやっていけるのか、真面目に授業に出られるのか。様々な心配事をブログ記事に書かれ、最後には、

大学の学費の一部を仮想通貨にブチ込みながら勉強しつつ、もう来年までもう少し悩もうかと思います。

(42歳が大学受験を考えてブチ当たった2つの問題。 - かあいがもん「お父さんの日記」)

と言葉を結ばれていました。

 

成長期に河相さんの出演番組を見ていた私として、「それなら、拝読したブログ記事をもとに、河相さんが大学受験を考えてブチ当たった問題について、おせっかいだけど、考えてみよう」と、思って本記事を書くことに致しました。へなちょこながら、大学院で博士号を頂くまでの経験と、学部時代は入試広報課の学生スタッフとしてバイトしていた時の仕事を思い出しつつ、新たに調べたことも示し、勝手に河相さんのお悩みに回答をここで書かせて頂きます。高卒認定の資格を取得後、大学を受験するか、お悩みの河相さんと同年代や退職後の方にも、多少、参考になるかもしれません。

 

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ブログで取り上げた本の2017年人気ランキング・トップ8:その1~第8位から第4位まで~

<2017年の人気の本トップ8の第4位まで>

  • 1.はじめに
  •  2.取り上げた本で2017年のトップ8(2017.1.1~12.31)
    •  第8位:『論文・レポートの基本』(石黒 圭、日本実業出版社)
    •  第7位:『高学歴ワーキングプア~「フリーター生産工場」としての大学院~』(水月昭道光文社新書)
    •  第6位:『あくびカレッジ』(こづかあきとも/高田ゆうき、クロフネミックス)
    •  第5位: 『社会科学系のための「優秀論文」作成術―プロの学術論文から卒論まで』(川崎 剛、勁草書房
    •  第4位:『人文・社会科学系大学院生のキャリアを切り拓く: <研究と就職>をつなぐ実践』(佐藤 裕・青木 深・三浦 美樹・一橋大学学生支援センター、大月書店)
  • 3.第8位から第4位までの結び 

1.はじめに

来週の文学フリマ京都の準備をしていたら、更新が滞っておりました:

naka3-3dsuki.hatenablog.com

 

年末年始も、バタバタしていたため、今まで弊ブログで取り上げてきた本に関して、昨年一年間、Amazonアソシエイトを通じて購入されたのか、振り返ることができておりませんでした。売り上げを調べることによって、読者の方々が、どういった情報を求めていらっしゃるのか、知ることができると思い、年明けて十日ほど経ちましたが、ランキングを発表させて頂くことに致しました。

 

なお、ランキングを8位までにしたのは、同じ本が電子書籍と紙書籍のどちらも10位にランクインしている関係のため、両方のバージョンを一つとしてカウントした結果、トップ8とすることになった、という背景があります。

 

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