仲見満月の研究室

元人文系のなかみ博士が研究業界の問題を考えたり、本や映画のレビューをしたりするブログ

コインランドリーと洗濯の話~寝泊りで論文を書いていた院生時代の思い出~

  • 1.はじめに
  • 2.コインランドリーと洗濯の話~寝泊りで論文を書いていた院生時代の思い出~
  • 3.2019年の現在、寝泊りする上で便利だと思う日用品について~まとめ~

1.はじめに

ここ研究室ブログでは、執筆管理者の私こと仲見満月の院生時代の思い出を中心に、研究者のライフハック的なテーマの記事を書いてきました。例えば、以下のようなものです↓

naka3-3dsuki.hatenablog.com

naka3-3dsuki.hatenablog.com

naka3-3dsuki.hatenablog.com

 

本日、洗濯物を干しながら、院生時代、研究室や所属先の宿舎(みたいなところ)に寝泊まりしつつ、論文を書いていた時のコインランドリー通いの記憶がよみがえってきました。物書きのリハビリがてら、少し、振り返ってみようと思います。最後のほうに、ライフハック的なことも加えました。

 

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2.コインランドリーと洗濯の話~寝泊りで論文を書いていた院生時代の思い出~

本記事では、研究室(ここでは、主に院生部屋を指す)や所属先の宿舎(みたいなところ)に、寝泊まりして博論を書いていた時の話をいたします。その中でも、院生部屋は、

院生部屋の個々人の机があるスペースに衝立と本棚を置いて入口を作り、部屋全体の入口側の半分に大きな机とパイプ椅子を並べて、ゼミスペースにしていたところもありました。つまり、院生たちのプライベートスぺースと、ゼミ以外のメンバーが来た時にも対応できるようにする接客スペースを確保

院生部屋に宿泊する話 - 仲見満月の研究室

したような、「夜を徹して作業するため、院生部屋に宿泊する学生がいるので、プライベートスペース」を確保したタイプの空間を指します。院生部屋には、個々人の机や棚に、「宿泊セット」として、

基本的なものとして、大学近くの銭湯に行くための洗面器にシャンプーや洗顔石鹸とボディソープとタオルのセット、靴下や下着に着替えといった衣類。人によっては、コスメ用品、寝袋も持ち込んでいた人もいます。

 (院生部屋に宿泊する話 - 仲見満月の研究室

 

さて、靴下や下着といった衣類を置き、研究室やその近くの宿舎に寝泊りすをする場合、洗濯が少しでもできると、衛生面で私は快適でした。泊まり込みで論文を書いていた時期は、隔日のペースでコインランドリーに通い、洗濯乾燥機かけた後、衣類を整理して畳み、衣装用のボックスやスーツケースにしまう作業が、研究作業の間にはさまってくると。

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【読了メモ】 #上阪徹『職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法』~仕事環境や人間関係の整え方、本のPR方法も~

<「ブックライター」について知る>

  • 1.はじめに
  • 2.上阪徹『職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法』を読む~本書の内容に関するコメント
    •  2―1.全体の概観とブックライターの大まかな説明
    •  2―2.仕事をスムーズに進めるための基礎知識と具体的なポイント~主に第1~6章について~
    •  2-3.主に文献を扱う人文系の論文や学術的な本を書く視点からのコメント
  • 3.さいごに

1.はじめに

久しぶりの更新になります。新しくここにやって来た読者の方簡単に自己紹介をしますと、私は大学院で人文系のテーマで研究論文を書いていたことがあり、好奇心が強いほうだと自覚しております。特に、行ったことはあるけれど知らない場所の裏側とか、体験したこのないジャンルの職業の日常には、とても興味をそそられます。

 

そんな私は、このブログを始めてから、いっそうドキュメンタリー映画や様々なジャンルで活躍する方々の手記を読むようになりました。ここの研究室ブログで紹介したものの一部は例えば、世界的なミュージアムの日々の仕事特別展の裏側を追った映画コミックエッセイ西アフリカはモーリタニアのバッタ研究所に赴任が決まった若き昆虫博士の「科学冒険《就職》ノンフィクション」な手記など。そのほか、伝記的な作品も見ます。自分のいたことのない世界を知るというのは、なかなか、面白くてやめられません。

 

そうした自分の知らない仕事や人物について取材を重ね、本を書いて紹介する職業があるのをご存知でしょうか? その1つが「ブックライター」であり、主にノンフィクション分野で経営者や芸能人、スポーツ選手などにインタビューを行い、諸々の統計データや業界の資料を集めて、それらをもとに彼らは本を執筆。分かりやすいところでは、雑誌やWebメディアのインタビューで、記事や最後に「構成/○○」とクレジットに名前が出ていることがあって、単行本の「あとがき」や謝辞に、構成や執筆した人として名前が出ている人がブックライターです。取材を受ける人が著者となるケースでは、その人に代わって執筆する形態について「ゴーストライター」と呼ばれることもあるとか。

 

今回は、そんなブックライターという職業について、私があちことでお名前を聞き、売れっ子とされる上阪徹さんの本(以下、本書)を読了したので、取り上げます↓

職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法

職業、ブックライター。 毎月1冊10万字書く私の方法

 

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このブログは、研究活動を行う大学教員やポスドク、大学院生の方々を情報発信で応援することがきっかけで、始めました。ブログの記事には、論文の書き方やスケジュールの立て方といったブックガイドも含んでいます。以前、上阪さんの『超スピード文章術』を取り上げたこともありました:

naka3-3dsuki.hatenablog.com

そういった観点を交えながら、ブックライターという職業を通じて、本記事では、ノンフィクション作品を書く視点から本書のレビューをしていきたいと思います。

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◆お礼と告知◆ #ノウハウカイ の振り返りと今後の仲見研の同人誌頒布のこと

<本記事の内容>

  • 1.ノウハウカイの振り返りとお礼
  • 2.サークル「仲見研」の今後の同人誌頒布のこと
    •  2-1.ノウハウカイで頒布した既刊について
      •   <Tecber底辺亭様へのアクセス>
    •  2-2.COMIC ZINでの委託終了のこと
    •  2-3.今後の即売会へのサークル参加予定
  • 3.最後に

1.ノウハウカイの振り返りとお礼

遅くなりましたが、今月3日に大阪梅田で開催された、ライティング技術のライトニングトーク&同人誌即売会のイベント「ノウハウカイ」に参加された皆さま、大変、お疲れさまでした!特に、企画主の花房なゆた様、 当日は主にコーディネーターをされた藤佳あやら様、そして場を提供して下さったTecbar底辺亭様(※詳細な場所は後述)、ライトニングトークの発表において含蓄に富んだお話をして下さった発表者の方々。この場を借りて、改めて、お礼申し上げます。技術同人誌の執筆工程からMicrosoft Wordの細かなテクニック、更に、同人活動の異なるジャンルに属する人たちとの交流の実態まで、様々なお話を聞くことができて、「やっぱり、世界は広いんだ。生きていてよかった!」と感じる日でした。

 

当日の詳しい発表内容については、私も含めた参加者の方々がTwitterで「#ノウハウカイ」のタグ付きツイートをされています。気になる方は、検索してみてください。

 

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