仲見満月の研究室

元人文系のなかみ博士が研究業界の問題を考えたり、本や映画のレビューをしたりするブログ

人文学・人文科学

【復刊リク応援】児童書で読むケルト戦士の物語~サトクリフ作品の #クー・フーリン と #フィン・マックール~('19.3.29、23時台の追記)【 #FGO 関連】

<サトクリフの神話・伝説の児童書を紹介> 1.はじめに 2.ケルト神話の「物語群」と二人の戦士の物語の違い 3.『ケルト神話 炎の戦士クーフリン』について 3-1.物語の序盤を中心にした内容紹介 3-2.本書に対する感想やコメント 4.『ケルト神…

【目次】#発達障害 と研究者や院生の人たちに関する記事まとめ

「もしかして、研究業界には、いろんな方向に発達障害の傾向を持っていた方々、少なからず存在するのでは?」の疑問のもと、その自覚のある仲見満月が書いた記事を、目次にまとめました。一部、外部のWEBメディアに掲載されたものを含んでいます。 1.発達…

文化論の視点で #借金玉『 #発達障害 の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』を読む('18.12.23、16時台にnote出張編のリンク追加)

<「内なる異邦人」の発見?!> 5.ライフハック編までのお話~はしがき~ 6. 文化論の視点で借金玉『発達障害 の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』を読む 第2章 全ての会社は「部族」である【人間関係】 ・「Hack10 「人間関係の価値基盤「見…

【再び告知】院試の受験対策の相談や申込の受付について

「大学院を受験したいんです!相談に乗ってもらえませんか?」 「院試の準備中で、願書と一緒に出す研究計画書や志望理由書を見て頂けませんか?」 TwitterのDM、メールフォームにて、ポツポツと、以上のようなお問い合わせ頂いています。弊ブログでは、主に…

【目次】児童書で読む人文学シリーズまとめ('19.4.2、2時台の更新)

2018年の秋、はてなブログのお題の「読書の秋」にのっかり、やってみた企画「児童書×人文学」のシリーズの記事をまとめました。これまでの記事テーマは、第一弾がギリシア神話、第二弾は平安時代の貴族女性の生活と恋愛でした。続く第三弾は、近代職業として…

手に取りやすい学術系レーベルの講談社学術文庫の紹介~グレンベック『北欧神話と伝説』を例に~

はじめに 講談社学術文庫のおすすめポイント 最後に はじめに 今週の半ば更新の「【'18.7.26_0055追記】ゲーム等による学術系の本の需要とその周辺の話~「女性やソシャゲユーザーは学術書を読まない? 「復刊ドットコム」インタビューに批判殺到→謝罪へ」(…

【告知】「研究室通信」Vol.2の『なかみ博士の気になる人文・社会系ニュース』準備中

先日、秋の同人誌即売会のサークル参加と新刊のお知らせを致しました↓ naka3-3dsuki.hatenablog.com 『気になる科学ニュース』新刊を準備中、無料配布のことを考えていたところ、今年の冬に出したフリーペーパーの「研究室通信」Vol.1の存在を思い出しました…

月にまつわる神話や信仰から宇宙科学まで話を世界中から集めた「大全」~ダイアナ・ブルートン『月世界大全』+藤井旭の本~

<今週のお題「読書の秋」> 1.はじめに 2.簡単なダイアナ・ブルートン『月世界大全』のレビュー 2-1.目次 2-2.本の内容と私の思い出 3.最後に 1.はじめに こんにちは、脚のリハビリの筋肉痛で、手だけ動かして執筆している仲見です。今週は…

【2017.8.28_1515追記】忍者に関わる仕事の社会人からの要望で「三重大院、入試科目に「忍者・忍術学」 来年2月から」(中日新聞 Web)

<入試科目の忍者・忍術学とは?> 1.はじめに 2.「三重大院、入試科目に「忍者・忍術学」 来年2月から」(中日新聞 Web)から分かる「忍者・忍術学」(2017.8.28_1515追記) 3.最後に 1.はじめに 今年の春、国立の三重大学が公募で、忍者文化を教え…

「無給」ポスドクや博士研究員とその周辺システムの「ふわっ」とした話~主に人文・社会系の場合~

<本記事は画像イメージほど「ふわっ」はとしておりません> 1.はじめに 2.「無給」ポスドクや博士研究員について 2-1.制度について 2-2.なり方 2-3.研究機関によって科研費等の応募資格、研究奨励金が付与される場合あり 2-4.研究生や…

『人文学は人生の岐路に立ったときに真価を発揮する』のその先へ~文学部って何の役に立つの? 阪大学部長の式辞が話題に 思いを聞く」( withnews、ウィズニュース)~

<今回の内容> 1.はじめに 2.「文学部って何の役に立つの? 阪大学部長の式辞が話題に 思いを聞く」( withnews、ウィズニュース)について 3.最後に 1.はじめに そろそろ、卒論生や修論生で前期卒業を目指す方々は、それぞれ卒論と修論の提出間近…

カルピスと三島海雲記念財団の学術研究活動助成制度~田中淳夫「カルピスの日に思い出す、二人の「カルピスの父」(Yahoo!ニュース)ほか~【'19.7.7、14時台の更新】

<「初恋」と夏のカルピスと人文科学部門のある研究助成制度> 1.はじめに~カルピスのあれこれ~ 2.田中淳夫「カルピスの日に思い出す、二人の「カルピスの父」( Yahoo!ニュース-個人)の紹介(2017.9.6_2155に人物関係図を修正) 3.三島海雲記念財団と…

【2017.6.2_0100更新:目次】日本語や日本の古典~近現代文学・歴史に関する諸々のまとめ

日本語関係から、日本の古典~近現代文学、そして日本史に関する、あれやこれやをまとめた目次です。 <記事のリスト> 1.日本語関係あれこれ ◆日本語教師の就労の現実 2.古典文学あれこれ 3.近現代文学あれこれ 4.歴史あれこれ 5.データべ-ス等…

【ニュース】「目指すは30万点!自由に利用可能な古典籍もある国内最大「新日本古典籍総合データベース」が試験公開」(Japaaanマガジン)

<豆腐料理の江戸時代版クックパッドも「源氏物語」もあるよ> 1.はじめに 2.「新日本古典籍総合データベース」について 2-1.「新日本古典籍総合データベース」の概要 2-2.「新日本古典籍総合データベース」の古典籍タイトルと試験公開版の仕組…

忍者文化による地域おこしと大学+中国と韓国の忍者に近い役職について~「三重大が忍者研究センターを開設 伊賀サテライトに新年度 /三重県 」(朝日新聞)ほか~

<今回は伊賀忍者の話> 1.はじめに 2.三重大学の国際忍者研究センターのこと 2-1.「三重大「国際忍者研究センター」開設!?教員公募にネットで驚きの声」(スポーツ報知) 2-2.「国際忍者研究センター」の開設と三重大学の関わる地域おこし 3.…

【2017.5.14_0140追記:ニュース】歴史学の成果を伝える難しさ~「歴史の複雑さ伝える 「応仁の乱」がベストセラー  呉座勇一さん(歴史学者)」(東京新聞)~

<今回の内容> 1.はじめに 2.「歴史の複雑さ伝える 「応仁の乱」がベストセラー 呉座勇一さん(歴史学者)」の記事について 2-1.呉座さんの著書タイトル 2-2.呉座さんが日本中世の研究を始めた契機と歴史観の多様さについて 2-3.以前の著書…

「忍者もの」のフィクション作品と人文科学~「「トカゲ丸焼き」で毒薬配合…甲賀の「秘伝」忍術書見つかる」(ITmediaニュース/産経新聞)~

<甲賀の「忍術書」と人文科学について> 1.「「秘伝」忍術書見つかる…甲賀の「秘伝」忍術書見つかる」(ITmediaニュース/産経新聞)の概要と甲賀忍者のイメ-ジ 2.「渡辺家文書」から分かる甲賀忍者とフィクション作品の忍者もの 3.今回の「甲賀の「…

続々・死後の人文学者の蔵書問題~頂いたコメントへの返信+補足+「桑原武夫氏蔵書 無断廃棄って何? 」まとめ~

1.はじめに 2.はてなブックマークへのお返事+補足 その1.スキャンして、電子化していくという案 その2.蔵書は弟子や関係者で分けるという案 その3.寄贈書をめぐる図書館側と寄贈側の双方について 3.最後に(付記:「桑原武夫氏蔵書 無断廃棄って…

【2017.4.29_1330追記】続・死後の人文学者の蔵書問題~「「先生の学問体系失った」 桑原武夫氏蔵書、無断廃棄」(京都新聞)を中心に~

<今回の目次> 1.続報がありました~はしがき~ 2.「「先生の学問体系失った」 桑原武夫氏蔵書、無断廃棄」(京都新聞)の内容と無断廃棄の問題を考える 2-1.京都新聞の続報ニュース記事の内容(2017.4.29_1330追記) 2-2.続々報「桑原氏蔵書を6…

【2017.4.28_2325追記】死後の人文学者の蔵書問題~「桑原武夫蔵書 遺族に無断で1万冊廃棄 京都市が謝罪」(毎日新聞より)から考える~

<本記事の目次> 1.はじめに 2.「桑原武夫蔵書 遺族に無断で1万冊廃棄 京都市が謝罪」の内容および桑原武夫と蔵書の問題 2-1.ニュース記事の冒頭 2-2.桑原武夫について 2-3.桑原武夫の蔵書と死後の人文学者の膨大な蔵書問題 3.自治体の…

【目次】人文学・人文科学の「価値」やそれに携わることについて

naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com <番外編> naka3-3dsuki.hatenablog.com

続・人文学の「価値」を「正面から問うこと」の一連の議論について

本記事は、次の記事の続編に当たります。 ①【追記】人文学の「価値」を「正面から問うこと」の一連の議論について naka3-3dsuki.hatenablog.com ①の記事について、4月15日あたりにKASUGA, Shoさんにお読みいただき、Twitter上で話し合いをさせて頂きました。…

【追記】人文学の「価値」を「正面から問うこと」の一連の議論について

<今回の記事内容> 1.はじめに~一連の議論の簡単な経緯~ 1-1.「人文学は何の役に立つのか?」(道徳的動物日記)からの出発 1-2.そもそも、この議論での人文学とは? 2.人文学の「価値」に対する仲見満月の私見 2-1.「人文学は何の役に立…

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