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仲見満月の研究室

元人文学系、現・文理総合学系の「真っ白」博士が大学院とその周辺問題を考える

こんな百人一首漫画が欲しかった!~杉田圭『超訳百人一首 うた恋い。』シリーズ~

昨年末に整理していた記録の一つで、百人一首の背景物語とも言うべき作品のレビューが出てきましたので、こちらに公開致します。まだまだ暦の上では正月期間ですし、百人一首カルタをされるところも、あるかと思いますので、季節的にはちょうどいいかなと。 …

上流身分の人々を「四コマ文法」で皮肉った古典随筆作品~兼好法師『徒然草』~

〈今回の目次〉 1.はじめに~平安期から現代まで話題に事欠かない仁和寺から~ 2.『徒然草』に見える「四コマ文法」形式のストーリー~関西人のツッコミ、あるいは京都人のイケズ?~ 3.筆者の兼好法師について 4.まとめ 1.はじめに~平安期から現…

大橋崇行『ライトノベルから見た少女/少年小説史』

昨日、読了したばかり、ホヤホヤの本です。レビュー致します(常体で)↓ ライトノベルから見た少女/少年小説史: 現代日本の物語文化を見直すために posted with ヨメレバ 大橋 崇行 笠間書院 2014-10-15 Amazonで購入 Kindleで購入 楽天ブックスで購入 楽天k…

中国古典小説の英語版ー『金瓶梅』の場合-

先日書いた下の記事で取り上げた、中国古典小説『金瓶梅』に関する話です。 naka3-3dsuki.hatenablog.com 『源氏物語』の英訳で有名な東洋学者のアーサー・ウェイリーですが、この方、 中国の白話小説『金瓶梅』の英訳も手掛けております。 (*ウェイリーに…

角川ソフィア文庫「ビギナーズ・クラシックス日本の古典」

ついでに、もういっちょレビューします。(*2011年春ごろの日記です) 『大鏡』ほか『源氏物語』や『枕草子』など、日本の古典を読みやすい形で編集した角川ソフィア文庫のシリーズ。 作品の舞台となった当時の土地や地域の地図、登場人物の相関図、年表な…

中国の代表「奇書」の『三国志演義』・『西遊記』を解説

中国文学では、おなじみ井波律子氏による中国白話(口語)小説の案内書。 naka3-3dsuki.hatenablog.com ↑の記事の下巻では『水滸伝』・『金瓶梅』・『紅楼夢』を紹介。研究の関係上、先に下巻を読みました。 今回は、その上巻で世界的に中国を代表する「奇書…

スキャンダラスな平安朝歴史物語~『大鏡』~

大学院の授業で、百人一首の詠み人たちは、どんな人生を送っていたのか?興味が湧き、高校時代の古文ノートを捲っていたところ、「『大鏡』があるじゃん!平安時代を知るには、これが手っ取り早いぞ!」と購入(*2011年3月時点の話)。 武田友宏編『大鏡』…

日々の東洋学

Twitterで呟いたこと、整理して、まとめました。 大学院を離れてから、数年が経ちました。定期的な学術イベント、ゼミや読書会に出ることが減り、生活に占める東洋学の割合も下がる一方です。 そんな日々のなか、東洋学関係の文献は、最近だとネット検索や知…

平凡社東洋文庫のオンデマンド

今回は、東洋学をしている方には馴染み深い、平凡社の東洋文庫のお話です。 *写真はイメージですが、東洋文庫の装丁は右手前の緑の本に近いです。 日本をはじめ、朝鮮半島、中国大陸からインドまで、ジャンルは古典文学書から旅行記まで、アジア古今東西の…

孔子学院の京劇公演

*これも3~4年前の記事です。 先日、日本の各大学の孔子学院を上海戲劇学院が京劇公演で回るというので、一番近い大学に予約して、見に行ってきたときの話。 最近、大学院の授業で様々な崑曲(崑曲)の脚本(?)を講読していて、その勉強も兼ねて、という…

中国の明清白話小説への誘い 『水滸伝』『金瓶梅』『紅楼夢』

白話小説版の『源氏物語』風俗小説!? 『金瓶梅』の記事で紹介した本書。 ぴったりした記事タイトルが見つからず、最後に「誘い(いざない)」と付けてみました。けれど、内容を振り返ってみて「誘いっていうレベルの話やないやん!」とツッコミを入れたくなり…

白話小説版の『源氏物語』風俗小説!? 『金瓶梅』

小野忍・千田九一『金瓶梅(一)』(岩波文庫赤 14-1)岩波書店.1973 『水滸伝』『三国志演義』『西遊記』とともに中国四大奇書と並び称される。『水滸伝』のスピンオフであることは有名。 中国文学史上、語り物から生まれた白話小説が「書かれた小説」へと転換…

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