仲見満月の研究室

元人文学系、現・文理総合学系の「真っ白」博士が大学院とその周辺問題を考える

異文化

仏日の大学等の高等教育機関ほか、教育制度や文化の違い~「フランス人が驚く、日本の大学の日常風景3つ」( 東洋経済オンライン)~

<今回の内容> 1.はじめに~フランスと日本の教育制度や文化の違い~ 2.「フランス人が驚く、日本の大学の日常風景3つ | 学校・受験 」( 東洋経済オンライン)を読む 2-1.フランスの教育機関は厳しく、生徒や学生は居眠りどころではない 2-2.フラ…

【2017.7.16_1409追記】現代中国の人々が死を悼む「かたち」と海洋葬から考えたこと~劉暁波氏の逝去に寄せて~

<本記事の内容> 1.はじめに~ある人権活動家のこと~ 2.現代中国の人々が死を悼む「かたち」と政治 2-1.共産党政府が墓を造らせなかった理由 2-2.周恩来の死と「四五天安門事件」の前例 3.中国の人々が死を悼む「かたち」と海洋葬について 3…

闘蟋や文玩胡桃といった中国の生活文化趣味と「新疆のクルミ」の思い出

<中国の士大夫の生活文化趣味の紹介> 1.はじめに 2.「闘蟋」について 3. 「文玩胡桃」のこと 4.食用胡桃の思い出 5.最後に 1.はじめに メンヘラ.jp編集長のわかり手さん、および副編集長さんに、最近送った読者投稿の件でいろいろと問い合わせ…

【目次】中華圏・中国の言語や風習、古典~近現代文学や伝統芸能、歴史に関する諸々のまとめ

中高から大学、大学院を経て、何だかんだで勉強、研究、アルバイトや仕事で、私を魅了してやまない中華圏・中国の諸々について、まとめました。1~5あたりは、私の博士課程以降の研究と密接な関係にある話題で、そこらへんにご興味のある方は、紹介した本…

続・「文章フィルタリング研究」案件に関する私的メモ~情報学の研究と文化人類学的な調査手続きに関する話 Part2~

<続・「文章フィルタリング研究」案件に関する私的メモの内容> 1.はじめに~前回までのお話と今回の内容あらまし~ 2.今回の研究テーマは情報学と文化人類学や社会学の境界に位置する 2-1.文化人類学や社会学の参与調査から見た今回の案件 2-2…

【2017.5.28_1710更新】情報学の研究と文化人類学的な調査手続きに関する話 Part1~「文章フィルタリング研究」案件に関する私的メモ~

<本記事の目次> 1.はじめに 2.「立命館pixiv」案件について~とある「文章のフィルタリング研究」案件のこと~ 2-1.事の発端と背景について(5月25日の日中まで、2017.5.27_1745追記あり) 2-2.この案件に関する各web上の反応やニュース記事お…

日本人音大留学生によるドイツ音大の大学教員採用の裏側レポ~齋藤友亨「ドイツの音大の教授は公開オーディションによって決められる」~

<今回の内容> 1.はじめに 2.齋藤さんによるドイツ音大の大学教員の採用・選考の解説 2-1.ドイツの音大教員のステータス 2-2.ドイツの音大教授の求人発表と候補者の絞り込み 2-3.ここが違うドイツ音大「オーディションの審査員には現教授はは…

【2017.2.16更新:目次】東アジアの年中行事に関する記事まとめ

自分の専門が東アジアの生活文化史なので、研究に関するテーマの記事をまとめてみました。 naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com ●番外編 春節+その直前に起こった集中授業の出来事 naka3-3dsuki.hatenabl…

スペイン語とフランス語を齧った人の辞典レビュー

〈目次〉 1.はじめに~どうやら語学オタクだった院生時代~ 2.自宅の本整理作業からみつけたスペイン語とフランス語の辞典 2-1.スペイン語の辞典レビュー 2-2.フランス語の辞典レビュー 2-3.ちょっとマイナー言語の辞典と今回のまとめ 3.その後の語学の話…

ザーサイの国とキムチの国へ初めて行った時の話 ~東アジアとの関わり始めと人文科学系の効用~

〈今回の目次〉 1.近況報告と前書き 2.東アジアの各地に行くようになったきっかけ 2-1.中学時代の中国の華北訪問 2-2.高校時代の韓国南東部の訪問 3.ザーサイとキムチの国へ行ってからの後日談 1.近況報告と前書き Twitterのほうで、いろいろと叫んでおりま…

日本語教師を目指す人への本紹介③~蛇蔵&海野凪子『日本人の知らない日本語』シリーズ:後編その1(主に3巻)~

今回は、前編の続きになります↓ naka3-3dsuki.hatenablog.com 1.2巻の補足~「スッパ抜く」と忍者~ 2.更に上級編へ進む「祝!卒業編」の3巻 2-1.第2章:意外とできない「簡単な話し方」&第3章:敬語とマナーのおさらい 2-2.第6章:違いを楽しむ …

通訳さん、お仕事ですよ②~英語・スペイン語通訳者・志緒野マリの場合~

naka3-3dsuki.hatenablog.com これに続き、英語・スペイン語ガイド業が中心の志緒野マリ氏のエッセイ集を紹介致します。 志緒野マリ『旅が仕事 通訳ガイドの異文化ウォッチング』平凡社.1996年 著者は大学時代、心理学を専攻しながら京都でガイドを経験。自…

通訳さん、お仕事ですよ①~イタリア語通訳者・田丸公美子の場合~

下の記事で紹介した元ロシア語通訳者・エッセイストほかの故・米原万里。彼女の本にたびたび登場してくる"シモネッタ"。誰かといえば、イタリア語通訳・翻訳家の田丸公美子のこと。 naka3-3dsuki.hatenablog.com この"シモネッタ"が書いていたエッセイについ…

『ル・オタク』で考える文化的摩擦~清谷信一『ル・オタク フランスおたく物語』~

〈今回の目次〉 0.はじめに 1.序盤 2.中盤 3.終盤 4.最後に 0.はじめに naka3-3dsuki.hatenablog.com ↑の2巻のレビュー最後で書いた、第三章「クールジャパンに憧れて」のところで、思い出した本が、6年前の記録にあったので、レビュー致します。本…

日本語教師を目指す人への本紹介②~蛇蔵&海野凪子『日本人の知らない日本語』シリーズ:前編~

naka3-3dsuki.hatenablog.com 今回は、上の記事の続きで、言語教育学の日本語分野で大学院を目指していた後輩たちに向けて書いた、読書案内です。シリーズ化された本でもあるので、前編・後編と2回にわたって、紹介をさせて頂きます。 (以下、2009年11月12…

日本語教師を目指す人への本紹介①~米原万里『言葉を育てる 米原万里対談集』で考える様々なこと~

数日ぶりですね。シルバーウィークは皆さま、いかがおすごしだったでしょうか?私は読書の傍ら、ネットサーフィンを試みました。が、滞在先のネット接続がうまくいかず、電波を探して建物内を徘徊。その様子は、家族ほか、滞在客からしたら、危ない人に見え…

日常的に「異文化」と接するということ~自分の経験と大学院での日々~

(ここから2016.8.6の追記) ここ一週間ほど、マレーシア旅行の日記を更新していました。院生時代の日記を引き続き、整理していたところ、自分がいた大学院の部局の当時がよくわかる日記が出てきました。日常的に、特に多かった中国や韓国の留学生と接してい…

Korea is Wonderland!~野崎充彦『コリアの不思議世界 朝鮮文化史27話』~

◆朝鮮王朝時代の漢文 - 仲見満月の研究室 ◆ハングルにも旧字体がある?! - 仲見満月の研究室 先週、更新した上の2つの記事を読み返していて、ふと、朝鮮・韓国の歴史や文化を広範囲かつ、そこそこ深く掘り下げた新書を思い出したので、今回、取り上げます。…

大航海時代と搾取される南イタリアと~池上俊一『パスタでたどるイタリア史』~

季節に関係なく、なぜか私は週一回以上、麺類を食べたくなります。ラーメン類とパスタ類は特に群を抜き、一週間のうち、両方を一回以上食べたこともあったと思います。そんな食べ物について、今回はパスタを通じて見たとある国の歴史をまとめた本を1つ、紹介…

冬と花火と中国の呪術的なこと~夏花火の日本で異文化を叫ぶ~

テレビやタウン誌で、とうとう、花火大会の特集が組まれる時期となりました。とある番組によれば、世界中の花火が中国にある工場で作られているそうです。いわば中国は、世界のありとあらゆる花火の技術が集まっているとのこと。 この話を聞いて、ふと、中国…

朝鮮王朝時代の漢文

*これは、修士課程のころのお話です。 ある日、昼のゼミ発表で「やっと発進した感じだね~」と先生に言われ、苦笑いしかできなかった私でした…。 それはさておき、ここ何ヶ月か、朝鮮王朝末期の文献を、朝鮮・韓国哲学のゼミにお邪魔して、読んでいます。文…

ハングルにも旧字体がある?!

これも、大学院時代の話です。 ある日の夕方、研究室を出ようとしたところ、ご近所の研究室の韓国人の友人Lさんが「この資料、難しい漢字があって読めないんです!何の漢字ですか?」と、新聞記事のコピーらしき束を持って、私のところにやってきました。 ワ…

中国・台湾と日本の飲み物持ち歩き文化の違い

3年ほど前、とある東洋学分野の研究会の会合での話です。私の所属大学が会場だったため、私は雑用を手伝っていました。その時、気づいた「見えにくいカルチャーギャップ」が今回のテーマです。 中国、台湾、それぞれから公演にいらした先生たちに、中国語で…

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