本
ここ一週間以上、学術論文の書き直し作業をしております。画像のように、プリントアウトした原稿に赤ペンや蛍光マーカーで書き込みをして、PCのワードファイルで書き換えていく。終わったら、またプリントアウトして手書きで書き込みをして、PCで書き換える…
大学図書館・公共図書館や書店から、データベースや学術情報サービス、電子書籍の利用、図書館で働く人やお仕事、それらに関するサービスのポイント、私的なエピソードまで、ひとつにまとめました。 <記事一覧> 1.大学図書館・公立図書館や書店等の諸々…
中高から大学、大学院を経て、何だかんだで勉強、研究、アルバイトや仕事で、私を魅了してやまない中華圏・中国の諸々について、まとめました。1~5あたりは、私の博士課程以降の研究と密接な関係にある話題で、そこらへんにご興味のある方は、紹介した本…
こんにちは、皆さま。録画した番組や映像をプレイヤーで見ながら、洗濯物をたたんでいたら、むせた瞬間、たたんだシャツと一緒に、必死に頭の中に入れたストーリーも飛んでいってしまいました。 私の日常体験はともかく、今回は、日本の私立大学トップツーが…
<今回の内容> 1.はじめに 2.『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』の社会主義国家に見える高等教育とそれに対する利益の見方の違い(2017.5.11_2336追記) 3.まとめ 4.参考記事:「アフリカから学ぶべき日本の教育無償化のダメな議論」(note.mu、2017.…
<甲賀の「忍術書」と人文科学について> 1.「「秘伝」忍術書見つかる…甲賀の「秘伝」忍術書見つかる」(ITmediaニュース/産経新聞)の概要と甲賀忍者のイメ-ジ 2.「渡辺家文書」から分かる甲賀忍者とフィクション作品の忍者もの 3.今回の「甲賀の「…
<今回の目次> 1.はじめに 2.映画版『夜は短し歩けよ乙女』全体の内容と感想コメント 2-1.春パート:夜の結婚パーティーと木屋町 2-2.夏パート:下鴨納涼古本まつり 2-3.秋パート:学園祭 2-4.冬パート:流行風邪をひいた人々の病床 3…
<長い中国の歴史と"Chinese Encyclopedia"計画の繋がりについて> 1.はじめに 2.「中国政府、中国版Wikipedia構築のため2万人を雇用へ。」について 2-1.ニュース記事の内容 2-2."Chinese Encyclopedia"計画と歴正史の成立過程および明清の国家…
<今回の目次> 1.5月の祝日と東アジアの国々 2.「タダでも中国には行きません 深刻な学生の中国離れ 一方通行の学生交流、このままでは情報格差が広がるばかり」(JBpressより) 2-1.ニュース記事の内容 2-2.2000年代後半以降の二度の中国訪問から…
2017年4月27日より、新聞各紙、ニュースで報道されました、京都市で起こった故・桑原武夫(フランス文学者、元京都大学人文科学研究所所長等を歴任)の蔵書廃棄問題をとおして、人文学者の死後の蔵書問題について、書いた一連の記事をまとめました。 naka3-3…
1.はじめに 2.はてなブックマークへのお返事+補足 その1.スキャンして、電子化していくという案 その2.蔵書は弟子や関係者で分けるという案 その3.寄贈書をめぐる図書館側と寄贈側の双方について 3.最後に(付記:「桑原武夫氏蔵書 無断廃棄って…
<今回の目次> 1.続報がありました~はしがき~ 2.「「先生の学問体系失った」 桑原武夫氏蔵書、無断廃棄」(京都新聞)の内容と無断廃棄の問題を考える 2-1.京都新聞の続報ニュース記事の内容(2017.4.29_1330追記) 2-2.続々報「桑原氏蔵書を6…
<本記事の目次> 1.はじめに 2.「桑原武夫蔵書 遺族に無断で1万冊廃棄 京都市が謝罪」の内容および桑原武夫と蔵書の問題 2-1.ニュース記事の冒頭 2-2.桑原武夫について 2-3.桑原武夫の蔵書と死後の人文学者の膨大な蔵書問題 3.自治体の…
4月3日の晩、はてなのポータルの「はてなブックマーク」の「学び」カテゴリーを見ていたところ、「とうとう、はてブに上がってくるまで、図書館の司書関係の労働問題の話題が迫って来たか」と、軽く衝撃が走りました。毎度、おなじみの「ますだ」記事↓ 「私…
1.バタイユとの出会いと今回の講座受講の経緯 2.第一回の内容と感想(2017.1.28(土)開催) 3.第二回の内容と感想(2017.2.19(日)開催) 4.この講座の周辺の話~バタイユについて学ぼう!~ 5.最後に 1.バタイユとの出会いと今回の講座受講の…
naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com <関連する目次> naka3-3dsuki.hatenablog.com
博論も書いた東洋学分野にも絡む学術ジャーナルの査読通過後の掲載料、その掲載論文をまとめた論文集など学術書の出版費用など、書ききれていなかったことを昨晩、ツイートしました。これまでの記事も入れ込みつつ、メモ的にまとめておこうと思います。 なお…
<本記事の目次> 1.はじめに 2.永田礼路「論文ハウマッチ」+論文とお金の少し真面目な話」 3.永田礼路『螺旋じかけの海』1巻のレビュー 1.はじめに 日課でTwitterのタイムラインを眺めていた昨日、ネイチャーとかセルとか、含む理系の学術ジャー…
<今回の目次> 1.はじめに~私の10代と周囲の社会人たちの経歴~ 2.著者の森井ユカについて~なぜ大学院に行こうとしたのか?~ 2-1.森井ユカの仕事 2-2.専門学校卒で大学院進学を目指す決断~大卒でなくとも院は受験可能!~ 2-3.著者の研究…
naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com
昨年末に整理していた記録の一つで、百人一首の背景物語とも言うべき作品のレビューが出てきましたので、こちらに公開致します。まだまだ暦の上では正月期間ですし、百人一首カルタをされるところも、あるかと思いますので、季節的にはちょうどいいかなと。 …
<今回の内容> 1.はじめに~実は院生の頃に就活してました~ 2.中沢孝夫『就活のまえに 良い仕事、良い職場とは?』の紹介 2-1.本書の内容など 2-2.感想 3.本書を振り返ってみて 1.はじめに~実は院生の頃に就活してました~ 昨年末のストレ…
↓の前編の続きになります。 naka3-3dsuki.hatenablog.com 著者・荒木優太氏の章のキーワードをピックアップしつつ、この本の中の在野研究者の生を、具体的に見ていきたいと思います。 更に、「在野研究者の心得」を著者自ら実践している例もあるようなので、…
段ボールの簡易コタツの上にPC載せるのが恒例になってきている、毎度おなじみ、ブログ管理人です。本日は、本ブログのあちらこちらにお名前を出させていただいていた、荒木優太氏の下のご著書をやっと読み終えたので、そのレビューを致します。 これからの…
naka3-3dsuki.hatenablog.com 上のリンク記事の補足として、イスラーム諸地域の近現代史を知るのに、高校生向けの授業で使った本を三冊、紹介します。 ①山井教雄『まんが パレスチナ問題』 ②梨木香歩『村田エフェンディ滞土録』 ③カレン・グレイ・ルエル,デ…
本書のレビューをお送りしています。 ゆげ塾『ゆげ塾の中国とアラブがわかる世界史』飛鳥新社、2015 前回は、本書前半の中国編でした。中国史の概説ではなく、中国の今の外交や内政の特徴を、歴史に求めて解説した筋立てでした↓ naka3-3dsuki.hatenablog.com…
先週は、大学院のアカハラ問題、院生兼非常勤講師の子どもの保育所入所問題など、研究者のハードな部分を取り上げてきました。ここで、一息、自分の研究領域に関する漫画のレビューをしようと思います。 <今回の内容> 1.世界史の仕事と参考書漫画 2.『ゆげ…
1.理系男子・津崎平匡さんの分析をしていなかった! 2.津崎平匡の生い立ちと経歴 2-1.生い立ち(出身地や縁のある土地)は? 2-2.どんな経歴? 2-3.本記事での津崎平匡の初期データ 3.『理系男子の"恋愛"トリセツ』で読み解く、津崎平匡 …
<今回の目次> 1.レビュー本の著者の紹介と取り上げる理由 2.本書の内容紹介:その1 2-1. 本書の目次と導入部(第1~3章)の概要 2-2. 中盤:アメリカ留学のすすめから留学準備の勉強実践(第4~6章) 1.レビュー本の著者の紹介と取り上げ…
インパクト、大きいです。本書の紙書籍版の帯です。下の記事「その1」のアイキャッチ画像が白く、地味に感じたので、その2は帯の方にしてみました。 naka3-3dsuki.hatenablog.com そういうわけで、今回は上のリンク記事に引き続き、岡崎匡史氏の『文系大学…