レビュー
〈目次〉 1.はじめに~どうやら語学オタクだった院生時代~ 2.自宅の本整理作業からみつけたスペイン語とフランス語の辞典 2-1.スペイン語の辞典レビュー 2-2.フランス語の辞典レビュー 2-3.ちょっとマイナー言語の辞典と今回のまとめ 3.その後の語学の話…
今回は、前編の続きになります↓ naka3-3dsuki.hatenablog.com 1.2巻の補足~「スッパ抜く」と忍者~ 2.更に上級編へ進む「祝!卒業編」の3巻 2-1.第2章:意外とできない「簡単な話し方」&第3章:敬語とマナーのおさらい 2-2.第6章:違いを楽しむ …
naka3-3dsuki.hatenablog.com これに続き、英語・スペイン語ガイド業が中心の志緒野マリ氏のエッセイ集を紹介致します。 志緒野マリ『旅が仕事 通訳ガイドの異文化ウォッチング』平凡社.1996年 著者は大学時代、心理学を専攻しながら京都でガイドを経験。自…
下の記事で紹介した元ロシア語通訳者・エッセイストほかの故・米原万里。彼女の本にたびたび登場してくる"シモネッタ"。誰かといえば、イタリア語通訳・翻訳家の田丸公美子のこと。 naka3-3dsuki.hatenablog.com この"シモネッタ"が書いていたエッセイについ…
〈今回の目次〉 0.はじめに 1.序盤 2.中盤 3.終盤 4.最後に 0.はじめに naka3-3dsuki.hatenablog.com ↑の2巻のレビュー最後で書いた、第三章「クールジャパンに憧れて」のところで、思い出した本が、6年前の記録にあったので、レビュー致します。本…
naka3-3dsuki.hatenablog.com 今回は、上の記事の続きで、言語教育学の日本語分野で大学院を目指していた後輩たちに向けて書いた、読書案内です。シリーズ化された本でもあるので、前編・後編と2回にわたって、紹介をさせて頂きます。 (以下、2009年11月12…
数日ぶりですね。シルバーウィークは皆さま、いかがおすごしだったでしょうか?私は読書の傍ら、ネットサーフィンを試みました。が、滞在先のネット接続がうまくいかず、電波を探して建物内を徘徊。その様子は、家族ほか、滞在客からしたら、危ない人に見え…
naka3-3dsuki.hatenablog.com ↑前回の続きになります。アナキズム研究が専門の政治学研究者である文系オーバードクターの著者・栗原康氏は、東日本大震災直前に合コンが縁で、小学校で保健の先生をしている女性と出会い、交際するようになります。お互いアラ…
〈今回の目次〉 0.はじめに 1.著者・栗原康および本書の概要について 1-1.著者の経歴と経済状況 1-2.本書の概要 2.栗原康の出会いと恋愛~「豚小屋に火を放て」の章より~ 2-1.出会いと交際開始 2-2.「主夫宣言」と不安の多い交際 0.はじめに …
1.はじめに~今回のテーマの背景~ 2.『街道をゆく40 台湾紀行』をもとに「理系と文系」を議論する 3.「台湾系」学生兵士および李登輝氏のその後は? 4.まとめ 1.はじめに~今回のテーマの背景~ このブログの沢山あるテーマには、主に文系の院志望…
大学、大学院は、そろそろ、夏季集中講義が始まるころでしょうか?あるいは、ゼミの課題で、卒業論文に関するレジュメやレポートの作成に追われている学生もいるでしょう。 今回は、課題レポート、卒業論文から修士論文の設計図から完成、そして博士論文の基…
naka3-3dsuki.hatenablog.com 上の前編から引き続いて、後編①の本記事では、SF好きが高じて学校教員をしつつ、SF書評ライターとして連載を持ち、さらに科学を楽しむカフェの運営まで携わるといった、アクティブな活動をしている理系女性を紹介したいと思いま…
〈今回の目次〉 1.はじめに~平安期から現代まで話題に事欠かない仁和寺から~ 2.『徒然草』に見える「四コマ文法」形式のストーリー~関西人のツッコミ、あるいは京都人のイケズ?~ 3.筆者の兼好法師について 4.まとめ 1.はじめに~平安期から現…
0.はじめに 1.本書に登場する「理系な女性10人」 2.#01科学と文化をつなぐプロデューサー:加藤牧菜さん 0.はじめに 24日更新の下の記事では、環境省自然環境局の女性官僚・尾頭ヒロミについて、修士卒以上で官僚となったと仮定し、それは彼女の劇中の…
〈今回の記事の目次〉 0.はじめに 1.尾頭ヒロミはどんな人? 2.似ている点その1:化粧が薄いように見える 3.似ている点その2:研究中や仕事中は真顔に見えるような顔つきで、きっぱりとした言い方が目立つ 4.まとめ 5.市川実日子さんインタビュ…
0.前置き 1.『みすけん!』の内容 2.サークル活動と院生 3.まとめ 0.前置き ある意味、大学生と切っても切れないのが、サークルや部活動。実は、院生の場合、卒業生または現役メンバーとして、定例会や練習に顔を出している人も一定数、いるということを書…
●シリーズ目次 naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com ●番外編:文系研究者編 naka3-3dsuki.hatenablog.com 各記事で出していますが、ほかにも大…
↓前回の記事です。 naka3-3dsuki.hatenablog.com 文系女子大生の著者・高世えり子氏による、理工学理系クンことN島氏の観察日記をもとに、理工学院生の特徴を見ていきたいと思います。 高世えり子『理系クン』(文春文庫)、2013年 前編では、専攻のこととな…
しばらく、院生や研究者はどんな生活してるんだろう?彼らはどんな人々?といった内容の記事を書いていました。が、教育に関して記録しておきたい本を読み終わったので、自分の意見をはさみつつ、レビュー記事を投稿致します。 **************…
〈今回の目次〉 0.前置き 1.『理系クン』の概要 2.N島氏に見る理工学男子の特徴 2-1.自分の専攻について語りだすと長くなる 2-2.独特なセンスによるプレゼント選び 3.前編の結び 0.前置き ここ数日、院生部屋での院生たちの生活を書きながら…
世界的に『テルマエロマエ』で有名となったヤマザキマリ氏。古代ローマの風呂設計技術師・ルシウスが主人公のこの漫画について、時代考証の協力者は、作者の夫・ベッピーノ氏だということを思い出しました。 (ちなみに、著者はイタリア語以外にも欧米の言語…
先日、病院に行って診療代、その後に行った薬局で薬代を払いながら、次のニュースが報道されていたことを知りました。 東京新聞:国保支援の圧縮検討 加入者負担増の恐れも 消費増税再延期のあおり:政治(TOKYO Web) 記事によれば、「自営業や無職の人らが加入…
学部時代のキャリア教育、就職活動、資格取得、そして働き方…。人生を振り返ったり、課題レポートを書いたり、履歴書や志望理由書を書いたり、そういう時に、ふと働き方と生活のバランスをどうしようかと考え、読み返した本がありました。それが、元朝日新聞…
(以下、2016.8.10の追記) ここ最近、過去の日記整理をしていて、海外や異文化のことを過去の私がどう捉えていたのか、振り返る作業をしておりました。 日常的に「異文化」と接するということ~自分の経験と大学院での日々~ - 仲見満月の研究室 【目次】<…
◆マレーシア旅行日記◆ ~いきさつや準備から行ってみての考察まで~ naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com ◆おまけ…
(ここから2016.8.5の追記) 最近、公開しているマレーシア旅行シリーズの日記です。今回は、ガイドブックの話。 <以下、2010.8.27の記録> ここ数日、荷物を解いたり、洗濯したりを繰り返していました。 帰ってきて、落ち着いたので、そろそろ、旅メモの整…
かれこれ、十数年前、私が東洋学を始めたとき、テキストとして買わされ使っていた本を今回、紹介します。今まで、中華圏に関する記事を書いてきたので、そもそもの原点回帰という意味で、です。 礪波護・岸本美緒・杉山正明編『中国歴史研究入門』名古屋大学…
◆朝鮮王朝時代の漢文 - 仲見満月の研究室 ◆ハングルにも旧字体がある?! - 仲見満月の研究室 先週、更新した上の2つの記事を読み返していて、ふと、朝鮮・韓国の歴史や文化を広範囲かつ、そこそこ深く掘り下げた新書を思い出したので、今回、取り上げます。…
どうも、連日、長々とした記事を書いている、ここの管理人の仲見満月です。コミュニケーションについて、私は話す・聞く、書く・読む。このどれについても、日ごろから難しく感じています。 家族に共通の知人を交えて遊びに行くとき、その場によって人の呼び…
naka3-3dsuki.hatenablog.com 先日、上の記事を書いていて、スペインが南イタリアを支配していたことから、トラスタマラ家スペインの女王フアナの伝記を読んだことを思い出しました。 ホセ・ルイス・オライソラ/宮崎真紀 訳『女王フアナ』(角川文庫)角川書…