仲見満月の研究室

元人文系のなかみ博士が研究業界の問題を考えたり、本や映画のレビューをしたりするブログ

ポスドク

#院生 や #ポスドク の方向けのリラックス方法~身体を動かすこと、サークル等を中心に~

今週のお題「リラックス」 1.はじめに 2. 院生やポスドクの方向けリラックス方法 2-1.運動する~ストレッチと「無心ウォーキング」~ 2-2.ゼミや研究室といった研究以外のサークルや集まりに出てみる 3.最後に <本記事と関係するほかの記事>…

前向きになれない(なれなかった頃の)自分と某制度の研究員応募の思い出

<まだ自分が青い院生だった頃のこと> 1.まえがき 2.前向きになれない自分と某制度の研究員応募の思い出 3.最後に <関係のある記事> 1.まえがき 秋の彼岸の時期ですが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。早いところでは、今週から来週あたりに新…

見えにくい、籍を失ったオーバードクターの存在~九州大の箱崎キャンパスで起きた事件から~

<本記事のもくじ> 1.はじめに 2.籍を失ったオーバードクターの存在 3.むすび~関連記事もあります~ 1.はじめに 今月の7日、九州大学の箱崎キャンパスで火災が起き、同大学の元大学院生の男性(46歳)が遺体で発見されました。捜査が進むにつれて…

学術研究や研究者養成のほうから見た「若手には過酷な論文集の出版事情~日本の学術出版…とその問題~」(Togetter)

<まとめ記事に入れられなかったこと> 1.はじめに 2.まとめ記事「若手には過酷な論文集の出版事情~日本の学術出版のシステムとその問題~」の構成と本記事で書くこと 3.誰のための学術出版であるのか?~学術出版の形、伝える形のこと~ 4.助成金…

【'18.9.5_1816更新:おしらせ】Togetterまとめ「【随時更新】若手には過酷な論文集の出版事情~日本の学術出版のシステムとその問題~」の作成

8月から9月に入りました。私は少し更新をお休みして、月末の即売会の出店準備をしていたところ、ある編集者の方のツイートを中心に、学術出版の事情や問題の話がタイムラインに流れてきたのを発見!「研究室通信」の作成作業の途中に気づき、まとめてくださ…

職業研究者であれども「先生」にあらず?!~漫画『椎名くんの鳥獣百科』や『博士の白衣女子攻略論 』で見る研究者のステータスと敬称の話~

<分かりにくいけど、素朴な問題> 1.はじめに~大学教員に送るメール書式の問題を起点に~ 2.大学教員は職位(役職)名が必敬称になるとは限らない?~十月士也『椎名くんの鳥獣百科』他の漫画と現実の話~ 3.国公立、企業等の研究職員の場合~香日ゆ…

映画『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』を見る~イタリア発!塩っぱく苦い研究者の犯罪コメディ:その2~

<1つの映画として見たレビューです> 5.前回までの話 6.一般の観客として見た本作の感想や気になるところ 7.「研究員ギャング団」の関係者で気になること 8.全体のまとめ 5.前回までの話 本記事に入れた映画は、不景気で予算が打ち切られ、失業…

映画『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』を見る~イタリア発!塩っぱく苦い研究者の犯罪コメディ:その1~

<研究が活きたのは捜査協力の時!> 1.はじめに 2.作品の概要~制作背景やストーリー~ 3.研究者目線での見どころや感想 4.その1の終わりと続編について 1.はじめに Twitterのフォロワーの皆さんが、タイムラインで「見たよ!リアルな話が多いか…

ポスドクの悲喜こもごも「科学冒険《就職》ノンフィクション」~【読了メモ】『 #バッタを倒しにアフリカへ 』~

今年3月から足掛け3カ月、やっと読了した次の本: バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書) 作者: 前野ウルド浩太郎 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2017/05/17 メディア: 新書 この商品を含むブログ (31件) を見る のレビューをモーメントにまとめることが…

【'18.6.16_1515更新】Twitter説話「研究室の犬」by 仲見満月

先週8日、ツイートした一連のフィクション話をまとめておきます。 研究職につくため、何に気をつけて、就職のために、どこまで業績を作ればよいとか、研究会の手伝いをすればよいとか…。どうアピールすればよいとか、考えすぎて、疲れてしまったよね、パトラ…

【サイトと同時公開】研究発表をやむを得ずにキャンセルする時のことを考えてみた~学会や研究会等での話~

<ちょっと聞きづらいかもしれないこと> 1.はじめに 2.学会の全国大会をキャンセルする場合 3.研究会や読書会、部会等をキャンセルする場合 4.最後に 1.はじめに 仲見の住んでいる地方も、とうとう、梅雨に入ったようです。そのせいだろうと思い…

子ども食堂ならぬ「院生・ポスドク食堂」について考える~セーフティネットと情報交換の場として見た場合+少し活動の宣伝~

<本記事の内容> 1.はじめに 2.「院生・ポスドク食堂」というより「居酒屋ラボメシ」に行ってた頃の話 3.仲見が行っていた「居酒屋ラボメシ」の息苦しい点やデメリット等 4.再び、「院生・ポスドク食堂」をやってみる時のことを考えてみる 1.はじ…

東海地方の研究機関や地元の企業と組んだ「博士人材の就職支援へ 浜松市がマッチング事業」(中日新聞)

<理工系の研究機関の多い愛知県と接する自治体> 1.はじめに 2.「博士人材の就職支援へ 浜松市がマッチング事業」(中日新聞)から分かること 3.終わりに 1.はじめに 先々週末、巷でピョンチャンオリンピックが始まる頃、私の心を激しく揺さぶったニ…

学振の特別研究員の「各制限の緩和について」(日本学術振興会より)~仲見とその周辺の話を交えて~

<制限が一部、解かれる話> 1.はじめに 2.学振の特別研究員の「各制限の緩和について」~どう変わるのか?~ 2-1.学振の特別研究員の経済事情など 2-2.具体的に「各制限の緩和」によって、どう変わる? 2-3.「各制限の緩和」によって起こる…

ポール・J・シルヴィア『できる研究者の論文生産術』をしっかり読む

<書評します> 1.はじめに 1-1.あの本のレビューを改めて 1-2.本書の目次と全体 2.ポール・J・シルヴィア『できる研究者の論文生産術』をしっかり読む 2-1.序盤(第1~3章)の内容 2-2.中盤(第4~6章)の内容 2-3.終盤(第7・…

けっこう「 #博士学生はどう生きる? 不安な将来向け書籍・雑誌続々」出ています( #朝日新聞 デジタル)

<今回の内容> 1.はじめに 2.「博士学生はどう生きる? 不安な将来向け書籍・雑誌続々」(朝日新聞デジタル)に見る博士院生に向けた雑誌や本など 2-1.導入部 2-2.『博士世界』の創刊 2-3.書籍『博士になったらどう生きる?』(勉誠出版)の…

「無給」ポスドクや博士研究員とその周辺システムの「ふわっ」とした話~主に人文・社会系の場合~

<本記事は画像イメージほど「ふわっ」はとしておりません> 1.はじめに 2.「無給」ポスドクや博士研究員について 2-1.制度について 2-2.なり方 2-3.研究機関によって科研費等の応募資格、研究奨励金が付与される場合あり 2-4.研究生や…

【ニュース】「ポストドクターから大学教員への道険しく、文部科学省調べ」(大学ジャーナルオンライン)~主に就職問題~

<今回の内容> 1.はじめに 2.「ポストドクターから大学教員への道険しく、文部科学省調べ」( 大学ジャーナルオンライン)の内容について 3.今回の大学ジャーナルオンラインの報道等に対するネットでの反応 3-1.吉川英光の指摘について 3-2.吉…

【告知】2017年の夏コミ新刊『月刊ポスドク 2017年8月号』に寄稿しました~主に『月刊ポスドク』紹介~

<今回の内容> 1.はじめに 2.『月刊ポスドク』とは~既刊の2016年8月(第5)~12(第6)号の紹介~ 2-1.2016年8月号(第5号)「非常勤講師特集」 2-2.2016年12月号(第6号)「海外特集」 3.新刊2017年8月(第7)号「特集 古今東西研究費」と寄稿記事…

【目次】研究育機関の労働問題や現状および国や省庁等の大学等に対する政策方針とその周辺

naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.comnaka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hatenablog.com naka3-3dsuki.hat…

『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』は「ブラック」な研究業界にも言える

<今回の内容> 1.はじめに 2.本書の内容と「ブラック」な研究業界のこと 2-1.「第3章 がんばらない勇気」 2-2.「第4章 自分の人生を生きるために」 2-3.「第5章 世界は広いんです」 2-4.「最終章 自分を犠牲にしてがんばりすぎちゃう人…

3月初旬の研究者とその周辺の「認識」に関する私のツイートまとめ~アカポス就職難・博士号の有無・行動の許容範囲ほか~

0.はじめに 今月25日、アカデミックポストの就職難について、次の記事を書きました。 naka3-3dsuki.hatenablog.com その内容を書くうちに、3月初めごろ、アカポスゲットのしにくさ、博士号の有無による研究者の評価、そして研究者=変人らしいという世間的…

続・博士卒のアカデミックポスト就職の現実~「ポスドク問題/「出口」対策が弱すぎる」(河北新報オンラインより)を起点に~

本記事は、下の就職の現実を書いたエントリ記事の続編に当たります。 naka3-3dsuki.hatenablog.com 不安なニュースばかりを取り上げてしまい、申し訳ありませんが、大学院生や院卒者の就職に関することが本ブログのメインの一つであり、避けることができませ…

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